11.8 - 10.4 - 10.9 - 11.6 - 11.9 - 12.1


同日２歳未勝利で1:08.8、新馬で1:09.5、３歳未勝利で1:08.9という内容なので、時計自体は平凡と言わざるを得ない。ラストは極端に落としてはいないとはいえ、レースレベル自体はそれほど高くは無いだろう。今後を冷静に見守りたいが、少なくともハイレベルでは無いだろう。


１着ブラウンワイルドは父ワイルドアゲイン母ブラウンシャイン（父ヤマニンゼファー）産駒。五分のスタートからかなり押していくが追走できず、中団からの競馬。３角手前でも前が壁になってポジションを徐々に下げていく。３～４角で外から一気に押し上げていって直線。直線では鋭く伸びて、５～６馬身あった差を一気に縮めて、ハナ差差し切っての１着。見ていても序盤にスピード負けしていたり、1200ｍの馬では無いように見える。それでもラスト鋭く良い脚を使って来れて、この相手では地力で差し切ったと言う感じ。もう少し距離が長い方が実力を発揮できそうではありますね。ここは低調な時計に終わったので、次走人気するようなら頭からは買いたくないですが、良い脚を持っているので安定した走りは見せられると思います。


２着シゲルキョクチョウは好スタートから押して二の脚良くハナを取り切る。３～４角でも最内を立ち回って直線。直線で追走に脚を使った先行馬を突き放して抜け出す。セーフティリードかとも思ったが外から凄い勢いでブラウンワイルドが突っ込んできてハナ差差し切られての２着。前半３Ｆは33.1とハイペースだったが、ラスト３Ｆで少し落としてしまった。良いスピードやゲートセンスはあるし、このレースの先行勢では抜けて強かったけど、時計的にはそれほど強調できるほどのものではないように感じる。いずれにせよ安定勢力にはなると思うので、連軸候補とした方が良さそうかな。


３着スギノエンデバーはやや出負けして中団の競馬。二の脚はまずまず。３～４角を最内で立ち回って直線。上手く馬群を割ると、外のブラウンワイルドに負けない伸びで突っ込んできた。それでもシゲルには半馬身及ばずに３着となった。出負けした分、スムーズに内に入り込めて、ロスなく競馬出来たし、上位２頭とは少し差があるように感じますね。距離延長して人気になるようなら控えめにしたいところ。


４着トキノゲンジは出遅れて後方から終始追走気味で競馬。３～４角で最をつき、直線入り口で中目に持ち出す。直線ではそこそこ伸びてはいたものの、前半の位置取りが悪すぎたし、前の差し馬２頭と脚色を比較してもそこまでの伸びでは無く、離れた４着となった。今回はハイペースで前が何頭か潰れたところを差しこんできた、それも３～４角ロスなく立ち回って、という展開面での恩恵があったので、上位とは明らかな差がありますね。


５着テイエムターゲットは五分のスタートから二の脚良く楽に先行集団につける。向こう正面で前が壁になったのにスピードがありすぎて掛る。それを御せない騎手。３角でもまだ掛っていて３～４角中目を追走して直線。直線では伸びを欠いて大きくばてはしないものの上位と差をつけられての５着となった。まあ完全に騎手の腕で負けたと言って良いでしょうねえ。終始掛り気味、それもテン３Ｆが33.1のペースで掛ってしまっているので。こういう馬はやはり和田や哲三、祐一のようなスピード馬をうまく扱える騎手に乗り替わった方が良いと思いますね。このレースを見る限りスピードは十分あるように思えるので。


15着ドレッドノートは五分のスタートから押されて楽に先行し、番手の外で競馬。３～４角でも内目を馬なりで追走し、直線入り口でゴーサイン。しかし直線入り口で早々に伸びを欠き、勝負圏内から脱落すると、鞍上は追うのを止めてスーッと下がっていった。着順ほど悪くは無いと思いますね。４角までは全然レースの流れに乗れていたし、むしろ勝ちに行く競馬をしています。そこからの伸びが無かったのはハイペースすぎたのと、まだそこまでの地力は無かったと言うことでしょう。自己条件なら楽に主導権を取れると思いますし、相手次第では十分勝負になるように思いますが。


17着ジンクアッシュはまずまずのスタートから押されていくも追走に苦労して徐々にポジションを下げていく。終始押され気味で３～４角中目を通すも追走できず、直線でも伸びずの殿負け。正直スピードが全く足りませんでした。前走の1200でも緩いペースだったし、ラスト２Ｆ目が11.2ともう短距離戦のレースでは無かったので、単純にスピード負けです。1200は確実に短いですね。レースレベルの関係もあるとは思いますが、1600ｍぐらいを試してみてほしいですね。阪神マイルとかなら変わってくるかも。


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09/09 17:35　回顧アクセス：4876