遠い遠いドバイではデムーロ騎手鞍上のヴィクトワールピサを世界の頂点に立ちました。喪章をつけた腕を何度も叩いて示しては天に祈っていました。
次の日の朝が早いのに興奮して寝られなかったのは言うまでもないし、２着に粘ったトランセンドも大健闘。ただ芝に実績のないトランセンドが２着でピサが１着っていう馬場の正体を掴むには何十年もかかるかもしれませんね。
向こう正面でヴィクトワールピサが２番手まで上がりました。トランセンドはずっとカメラ目線で走っていましたが外から来られてから集中していましたね。これもデムーロのファインプレーなのかもしれない。
正直ピサは無茶苦茶な競馬だったけど、どんな競馬もできるようになったのはあの人のおかげであるということは陣営にはわかっていただきたいなと思います。

話が逸れてしまいましたけど、日本のＧ１もイタリア人が制しました。来年も必ず来ますと宣言してくれた頼もしい若者が日本を元気にしてくれました。


１着　キンシャサノキセキ
前でも後ろでも競馬ができる強みを生かしました。外国人ジョッキーとも手の合う馬ですね。もういい加減にこの馬の時代を終わらせたいという思惑しか見えないオッズでビックリしましたが、まだまだやれますね。


２着　サンカルロ
１２００ｍになるとやっぱり後ろから。ウエスタンビーナスが故障してしまって後ろの馬はかわいそうでしたが、直線では狭い間をこじ開けての２着。スムーズだったら・・・いやしかしそれも競馬ですから。
１２００ｍには完全に特化しないが１６００ｍではちょと長い。う～むなかなかＧ１というのは厳しいですな。京王杯ＳＣ、阪神Ｃでは鼻息が荒いね。
しかしラジオＮＩＫＫＥＩ実況担当の人、いくらワンカラットの馬券を持ってたとはいえ、この馬のことワンカルロは失礼だよ。


３着　アーバニティ
よく頑張ったと思います。今回はちょっと前目での競馬をして最後まで伸びていました。後ろは故障馬の影響があったから結果的に前に行ったことはよかったんでしょうけど、本来はもっと後ろから終いを生かす馬。姉も３着した舞台ですから人気がなさすぎたと言えばそうですよね。


４着　ビービーガルダン
３、５、６着馬が内から来ましたがこの馬は外から。被されるとよくない馬だったから枠もよかったと思いますが、外から被されなければまだまだ出番はありそうと思わせましたし、差しもできるとなれば幅は広がりますかね。
いわゆる年齢的にズブくなってきている可能性があって、この競馬ができるならマイルが良かったりして。ただどこへ行っても斤量の壁がありそうで・・・


５着　レッドスパーダ
この展開でこの枠ならもっとやれていなければなりません。スプリント適性はないです。番組的にはここがちょうどよかったんでしょうけどね。「１２００ｍを使ったことでマイル持たなくなりました」が怖いですね。


９着　エーシンフォワード
普通に回ってきてしまいましたね。枠が内だったらもうちょっと何とかしたんでしょうけど。


１０着　ジョーカプチーノ
まず１番人気だったというのが驚き。騎手云々もそうだけど枠が悪すぎるでしょう。かっ飛ばして逃げるならまだしも揉まれながら抜け出すことがイメージできないもんね。
不利があったとはいえ負けすぎです。結果的に自分でペースを握るか外を気持ちよく回るとかしないと苦しいのでしょう。


１１着降着　ダッシャーゴーゴー
川田は悪くないとは言わないけどプラス体重とはね。前走よりは締まっているようには見えましたけどね。あの調整の上手ではない調教師が遠いあの国で２着になってしまう時代ですから、世の中というのはわからないものだなとつくづく思いますが、その調教師がいない方が逆に仕上がっちゃったりして・・・とかちょっと思って馬券を押さえてしまいそうになった自分が情けないです。


１４着　サマーウインド
レース前に「芝はどうかな？」だって。どうせ合わない条件に行くなら招待されるのが遅いと言って断念したドバイに行って負けた方がかっこよかったと思いますけど、どうなんでしょう？結果論ですかね？

03/27 23:31　回顧アクセス：5495