差し馬の敗因としてよく語られるのが、
なしくずしに脚を使わされて・・・
というものなのだが。
現象的には、
やや早めにペースアップして、
やや速めの脚を持続しようとしたところそれがしきれずにばててしまう、
といった感じだろうか。

ただ、スパっと切れるタイプじゃない馬は、こういう競馬が適していることもあるのだろうし。
ということは差し馬の中でもすぱっとタイプの馬限定の敗因ということになるのだろうか。

そもそも、すぱっとタイプの差し馬なのか、長く脚を持続できるタイプの馬なのかの見分けも自分としてはよくわからない。
その上、実際の鞍上が、どちらだと見抜いているかというのはもっとわからないし。
実際のレースでどれくらいのペースになって、それを鞍上がどれくらいだと判断していて、どう追い出すかもさっぱりわからない。

なので競馬は本当に難しいなと思う。


よく、穴党の予想家は、
そんな馬を抜擢できてすごい！と評価されることがあるが。
実はそんなことはなく、人気馬を的確に指名できる予想家のほうがすごいと思うことがある。

というのは、
穴馬を指名するには、
その馬の良いところ1点だけを見つけて、
それがうまくはまれば・・・と予想すればよいだけなのに対して。

人気馬を指名するには、
その馬で本当に大丈夫なのか、
リスクを徹底的に洗い出して検証するという
ストイックな作業を強いられると思うから。


こちらのほうがよほど時間がかかる大変な作業だと思う。


私自身のことでいうと、
自分としては穴狙いばかりしたいという認識はない。
なのに結局いつも人気のない馬の指名になってしまいがちなのは、
そっちのほうが楽なうえに、楽しいから、というのがあり、
結果的にそうなってしまっているということがあるように思う。

08/11 18:58　回顧アクセス：5367