| ◎単勝 9番
220円的中 |
★傾向分析★
テン3.5F-中盤6F(前半3F-後半3F)-上がり3Fにて分析してます。
2006年 タイム 2'31"9 (良) 1FAve=12.15 3FAve=36.46
テン41.3(3F換算35.40)-中盤75.2(前半37.5-後半37.7)-上がり35.4 『中弛み』
1着ディープインパクト・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 11-10
2着ポップロック・・・エリシオ×サンデーサイレンス=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔7-c〕 4-4
3着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 2-2
2007年 タイム 2'33"6 (稍重) 1FAve=12.29 3FAve=36.86
テン41.4(3F換算35.49)-中盤75.8(前半39.0-後半36.8)-上がり36.4 『前傾・中弛み』
1着マツリダゴッホ・・・サンデーサイレンス×Bel Bolide=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔18〕 3-1
2着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 1-1
3着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 8-4
2008年 タイム 2'31"5 (良) 1FAve=12.12 3FAve=36.36
テン41.2(3F換算35.31)-中盤73.9(前半38.1-後半35.8)-上がり36.4 『前傾・中弛み』
1着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 1-1
2着アドマイヤモナーク・・・ドリームウェル×トニービン=サドラーズウェルズ×グレイソヴリン 〔1-l〕 14-14
3着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-r〕 5-7
2009年 タイム 2'30"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン40.3(3F換算34.54)-中盤73.7(前半36.8-後半36.9)-上がり36.0 『前傾・中弛み』
1着ドリームジャ-ニー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 8-12
2着ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 4-3
3着エアシェイディ・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-r〕 15-12
2010年 タイム 2'32"6 (良) 1FAve=12.21 3FAve=36.62
テン42.6(3F換算36.51)-中盤75.4(前半39.6-後半35.8)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着ヴィクトワールピサ・・・ネオユニヴァース×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕 2-2
2着ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 9-8
3着トゥザグローリー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 3-2
流れは『加速』『前傾』『一貫』と様々だが、比較的『中弛み』になることが多く複合ラップが多い。また小回り中山コースということもあり、展開的には逃げ・先行が好走しやすい傾向と考える。特に4コーナー5番手以内が理想です。
差しが届くこともありますが、その多くは内枠でのもの。外を回すのではまず届かないと考えます。
また『中弛み』の場合は、サンデーサイレンス系の好走が多く、特注は菊花賞好走の3歳馬(=01年1着マンハッタンカフェ、03年2着リンカーン、05年2着ディープインパクトなど)。特に菊花賞から直行した場合の好走が多いと考え、有利なステップと考えます。
サンデーサイレンスは有馬記念好走馬を多数輩出していて、圧倒的に強いGⅠと思いますが、好走馬の多くは母父がスタミナ型。宝塚記念好走や天皇賞春好走の4歳馬の場合は適性が高く、好走しやすいようです(=サンデーサイレンスの血が入っていなくても、入っていればなお良い)。
スタミナ型が好走するため、グレイソヴリン系・ロベルト系・ノーザンダンサー系の好走馬もいます。また同系で上位を独占しやすい傾向もあり、ブラッドバイアスの影響を受けやすいレースと考えます(=似た適性の馬が一緒に好走する)。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔8〕が複数好走馬を出しています。
特注は、No.〔4〕の牝系で、テイエムオペラオー、メイショウドトウ、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、エアシェイディなど古馬で強さを発揮している前走好走馬の好走が多いです。特に古馬での本格化モード時は逆らうべからず。
No.〔1〕の牝系は、アメリカンボス、リンカーン、アドマイヤモナークなどで前走敗退からでも好走する場合あり。本来クラシック春シーズンに完成することが多い牝系ですが、父や母父が欧州型のスタミナ型だと好走する場合あり。
No.〔2〕の牝系は、ゼンノロブロイ、ディープインパクトなどで前年の有馬記念好走やJC好走歴ありの場合の時に好走しやすい。
No.〔8〕の牝系は、シンボリクリスエス、コイントス、ドリームジャーニーなど中長距離で実績を残している馬の好走が多い。
分枝記号は、b、c、d記号の好走が多い。
b記号は、前走の勢いや鮮度の高さを活かして好走しやすい特性が、活きていると思います。
c記号は、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向で、中山芝コースの荒れ馬場に向くのだと思います。
d記号は、前走好走だと連続好走しやすい特性があり、勢いが非常に重要。
それから有馬記念で大切なことは、馬に余力が残っているか!?ということ。好走馬は秋2~3戦目の馬が多く、前走人気を背負いながら敗退している馬の反撃なども期待できます。前走人気以上に激走した馬は人気になりつつも余力の点では不安が残ります、過信禁物。
それから中山芝2500mは、コーナーを多く回るためコーナーリング適性(=中山コース適性)が必要なことと、天皇賞春・宝塚記念・菊花賞・JCなど長距離よりの適性を持った馬が好走しやすいことからスタミナ(=2500m以上を好走出来るタイプか、2200mのスペシャリスト)が必要と思います。スペシャリスト向きなので、リピーターの好走も多し(=02年1着→03年1着シンボリクリスエス、02年2着→04年2着タップダンスシチー、03年2着→05年3着リンカーン、03年3着→04年1着ゼンノロブロイ、05年2着→06年1着ディープインパクト、06年3着→07年3着ダイワメジャー、07年2着→08年1着ダイワスカーレット、08年3着→09年3着エアシェイディ、09年2着→10年2着ブエナビスタなど)。
★予想★
有馬記念のポイントは、
①コース形態や流れから、前につけられる馬を重視。特に4コーナー5番手以内の位置取りが重要。
②サンデーサイレンス系が強いレース。ややスタミナ寄りの適性は必要。
③No.〔1〕〔2〕〔4〕〔8〕の牝系の好走が多い。分枝記号はb、c、d。
④余力重視のステップかどうかを考えること。
⑤コーナーリングとスタミナが問われる適性で、リピーターが好走しやすいレース。
◎オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕
前走菊花賞1着(=京都芝3000m)。11年3冠馬。中山芝コースは(0-1-0-0)で、芝2500mは初。前走菊花賞好走からのステップ馬は、このレースでの好走が多く非常に信頼できる軸馬として期待出来る傾向がある(=菊花賞→有馬記念:01年1着→1着マンハッタンカフェ、03年2着→2着リンカーン、03年4着→3着ゼンノロブロイ、05年1着→2着ディープインパクトなど)。菊花賞から間隔をあけて疲れを抜いた上で、距離短縮となることや古馬との初対戦の鮮度が期待できることで好走の多いステップと考える。また菊花賞2着馬ウインバリアシオンが次走JC5着(=東京芝2400m:0.5秒差)と好走。レコードタイム並みの菊花賞からの厳しいローテーションでのステップだったことを考えると評価して良い内容で、そのウインバリアシオンが0.5秒差で5着好走ならば、菊花賞1着(=2着ウインバリアシオンに0.4秒差)の本馬なら、有馬記念でも十分好走可能と考える。また全兄ドリームジャーニーは09年有馬記念1着馬で、中山芝コースは(3-3-1-4)と得意としていた馬。本馬にもその中山芝巧者の下地があると考え、さらに改良されて東京芝コースなどにも対応できる馬と考えて評価する。ドリームジャーニーMk-Ⅱ兼プチディープインパクトのイメージ。
ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳~3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
○トーセンジョーダン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔9-a〕
前走JC2着(=東京芝2400m:0.0秒差)。中山芝コースは(3-0-0-1)で、芝2500m戦は(1-0-0-1)と好走が多い(=10年有馬記念5着馬でもある)。今年は秋シーズンに天皇賞秋1着→JC2着と古馬王道ローテーションを好走していて、後は本馬に余力があるか!?という点のみが不安点。血統面から侮れない底力を秘めていると考えて、今回も好走可能と考えて評価する。
ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は中山芝コースや函館芝コースなど小回りコースでも好走していて本質は小回りの持続型向きと思うが、速い上がりも繰り出せるので広いコースで末脚を活かすことも可能なタイプ。緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすい。ジャングルポケット産駒は菊花賞でも好走しているし、スタミナの豊富な馬が多くステイヤータイプも輩出する。母父ノーザンテーストはノーザンテースト系で、丈夫な体とミラクルな成長能力を有している。2歳や3歳時にも好走する仕上がりの早さはあるが、古馬にて本格化しさらにもう一段階進化する。また現在の充実ぶりはこの母父の成長力によるところが大きいと考えて、侮らないように注意したい。特に有馬記念ではこの母父の成長能力で覚醒したと思われる馬の好走が近年では多く(=06年3着→07年3着ダイワメジャー、07年2着→08年1着ダイワスカーレット、08年3着→09年3着エアシェイディなど)、距離の融通性も持ち合わせる傾向があるので、要注目。とにかく母父ノーザンテーストの底力に期待する。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系だが、3歳秋~古馬になり本格化する。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
▲アーネストリー・・・グラスワンダー×トニービン=ロベルト×グレイソヴリン 〔3-n〕
前走天皇賞秋14着(=中山芝2000m:2.5秒差)。11年宝塚記念1着馬で、芝2200m戦(0-2-0-2)や芝2500m戦(1-0-1-0)と非根幹距離での好走が多い馬。中山芝コースは(1-0-0-1)。脚質的にも先行押し切り型で、溜めてキレるタイプというよりは持続した流れで突き放すタイプであるため、どちらかといえば宝塚記念や有馬記念向きの小回りコースに向くタイプ。前走天皇賞秋は、その適性の差と展開的にも厳しい流れでの凡走で、逆に言えば余力を残してのステップとなるため好走に期待する(=近年は天皇賞秋からのステップ馬の好走が多く、前走惨敗でも好走が期待できる傾向。天皇賞秋→有馬記念:02年1着→1着シンボリクリスエス、04年10着→3着シルクフェイマス、07年15着→1着マツリダゴッホ、08年2着→1着ダイワスカーレット、08年5着→3着エアシェイディ、09年6着→1着ドリームジャーニーなど)。この点に期待して評価する。
グラスワンダー産駒はロベルト系なのだが、グラスワンダー産駒には母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。本馬は「ロベルト型」の特性をもち、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向く。またグラスワンダー産駒は、2歳戦から走るタイプもいるが、叩き上げで一気に上り詰めるタイプが存在する(=08年JC1着スクリーンヒーローなど)。本馬は叩き上げタイプ。スピードが豊かで、軽快な先行マイラーは時計勝負を苦にせず、ハイペースでの二枚腰が持ち味。このタイプは内枠や小回りの成績が良い。また中距離型は成長力に富み、若い時期はジリ脚で詰め甘だった馬が、切れ味を身に付けて上昇し力強さを感じさせる。母父トニービンはグレイソヴリン系でスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富で、東京コースなど広いコースでの好走が多い牝系。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
△ブエナビスタ・・・スペシャルウィーク×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕
前走JC1着(=東京芝2400m)。09年・10年有馬記念2着馬で、中山芝コースは(0-2-0-0)で、芝2500m戦は(0-2-0-0)。前走JCはこれまで海外からも一流馬が参戦してくることもあり、近年連覇する馬がいない傾向でしたが、本馬は09年1着降着にて実質連覇を達成。能力の衰えが少ないことを証明しました。前走から考えると「競走馬が最高の能力を維持できる期間は短い」ということが基本の「老馬の法則」が崩された感じですが、前年好走馬が翌年同じレースで同じように好走することは難しいという内容ならば、着順を上げることが難しいということととらえることが可能で、09年2着→10年2着と有馬記念では連続2着ならば、今年も1着になることは難しく良くて2着と考えて連下候補と評価する。
スペャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は33秒台~34秒台の末脚を連発していて性能の良いエンジンを積んでいる様子。母父Caerleonは、種牡馬の持ち味を活かしつつ持続するスピードや豊富な成長力を伝える能力に優れている。現在は差し一辺倒ではなく、先行して押し切れる自在性も兼ね備え、イメージとしてはダイワスカーレットMk-Ⅱ。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する成長力があり、また叩き良化型のステイヤー特性がある。そのため距離延長で本領発揮のタイプが多い牝系。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
△ヴィクトワールピサ・・・ネオユニヴァース×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕
前走JC13着(=東京芝2400m:1.6秒差)。前走はDWC1着(=アラブ首長国D2000m)からの約8か月の休み明けでの出走で、いつもなら先行して強い競馬をする馬が終始見せ場なく惨敗。やはり世界からも一流馬が集まるJCで、半年以上の休み明けは厳しかったと考える。しかし一度叩いたことで状態は上がると考えられ、本馬は10年有馬記念1着馬。中山芝コース(4-0-0-0)で、芝2500m戦(1-0-0-0)と抜群の相性のコースで反撃が可能と期待し、また有馬記念はリピーターの好走が多い傾向からも期待する。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、09年ダービー1着馬ロジユニヴァースを輩出しているダービー好走血統。しかし基本的には中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多く(=アンライバルド、ミクロコスモスなど)、本馬もこれまで34秒台前半の上がりを連発している。この点もネオユニヴァース産駒は要注目で、速い上がりを使えるタイプには大物が多い。母父Machiavellianは持続する流れに強い特性を持ち、その上でキレる末脚を繰り出す。一瞬の脚に優れた短距離・マイラー血統なのだが、抑えが利けば中距離もこなす。この点からも小回りコースの中距離の持続した流れには向くと考える。
No.〔8〕の牝系は、古馬で真価を発揮するタイプが多い。3歳秋シーズンは成長力が豊富。人気よりも伏兵の方が好走しやすいタイプなので(=それでも上位人気での好走が多い)、断然人気ではやや信頼は落ちる点がある。ただ本格化後は詰め甘な部分は改善され、信頼性は上がる。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。前走1.6秒差の13着という結果から、分枝記号特性が活かせる状態か!?という点で評価を下げて連下候補としました。
△エイシンフラッシュ・・・King's Best×Platini=ミスプロ×ハンプトン 〔8-a〕
前走JC8着(=東京芝2000m:0.7秒差)。前々走天皇賞秋6着(=東京芝2000m:0.7秒差)で、先行馬壊滅の厳しい流れを前にて踏ん張った内容。前走はその反動が出たのか、今一つな結果に。ただその分余力を残せたと考えて、自在性のある本馬なら内枠を活かして好走可能と考える。中山芝コースは(1-0-1-1)で、芝2500m戦は(0-0-0-1)。11年は善戦するが突き抜けられない戦績のため、今回も2・3着候補として連下候補と評価する。
King's Best産駒はキングマンボ系で、全体的なスピードを武器に距離は問わず淀みないペース向きの自力勝負血統。キングマンボ系なので2歳戦から走れる仕上がりの早さを持ち合わせるが、3歳春クラシックシーズンまでは詰めの甘い点がある。ダービーの時期は実が入る時期でもあり、それ以降に本格化を始め成長力は十分。キングマンボ系は、レコード決着のようなスピード競馬にも対応可能な上、道悪馬場も得意な進化系。距離の融通性も持ち合わせている。母父Platiniはハンプトン系で、重厚なドイツ血統でのスタミナ型のタイプ。ハンプトン系はスタミナの鬼。肉体的にも精神的にもタフで、2400mに強いが、マイラーも排出。使われながら成長し、一度強くなるとその能力を維持して安定する。
No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが人気を背負うと少し信頼性に欠ける点がある。小回りコースよりは広いコース向き。3歳春シーズンよりも秋シーズンに期待が出来る成長力を秘めた牝系で古馬にて本格化する。また叩き良化型が多い。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。 12/24 01:14
軍神マルス
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