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12.6 - 11.7 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.0 - 11.3 - 11.8 - 12.4
先週に比べてもかなり時計が掛かる馬場に移行していたとみるのが良さそう。近年の京都は、開催序盤や後半とかにあまりかかわらず、雨が降ったり時計がかかった方が比較的前内有利になる傾向が強いので覚えておきたいところ。平均ペースからL3最速戦となっていて、本来なら差し馬も来ることが出来る展開だったが、直線までにそこそこ縦長になったのも大きい。
1着トレイルブレイザーは好スタートから全くの馬なりで先行争いに加わるぐらいの勢い。スイートマトルーフが強引に行ったので、馬なりでそのまま3番手に下がる形。道中は前の2頭を見ながら少し意識的に下げて、それでも短期の3番手を進める。3角手前で外目からつかず離れず、徐々に押し上げていく感じ。3角で中目から馬なりで一気に押し上げていき、4角先頭に立って1馬身半ほどで直線。序盤で一気に突き放すと、後方からの馬が伸びきれない。L1でも手応え以上にしっかりと粘り切ると最後は余裕たっぷりの圧勝。展開面では平均ペースでタフな競馬に持ち込めたのは良かったが、アル共で見せたパフォーマンスはやっぱり本物だったかなと。かなり強い競馬です。普通にGIでも戦える器だと思いますね。ロブロイ産駒の本格派ということで、やはり中長距離で地力を問われる展開になってくれば相当なポテンシャルを秘めていると思います。ペルーサにしてもサンテミリオンにしても、ロブロイは器用さは欠けるが本格派タイプが多い。この馬もこの持続力は大きな武器ですね。上り勝負になりやすい軽い馬場だと取りこぼしても、こういう厳しい競馬になれば台頭してくるという点でも今後注意が必要。4角でワンテンポ早く仕掛けた武も好騎乗なんだけど、結局武って後ろからいつ仕掛けるのかが分からないってのが本当にミソだと思うんだよね。全盛期の武が岩田と違って人気馬でもそうそう裏切らないのは、ほとんど手を動かすことなく、馬を動かせることが出来たからだと思う。今回なんか、3コーナーでも馬なりなのに、すーっと一気に上がっていった。これは武しかできない芸当で、後ろから仕掛けどころが読めない分、ワンテンポ遅れる。今回なんてまさにそんな感じだったと思う。それと、ここんところ、折り合いに苦労するということが以前に比べて減ったように感じる。最近の好調というか戻ってきたというのはこの辺が大きいかな。
2着ダークシャドウはまずまずのスタートから変に下げることなく馬なりで好位、トレイルブレイザーの後ろから進めるような感じとなる。2角過ぎで、トレイルからさらに離されて、中団に吸収される。3角までには更に差を広げられて3角。3角では内目から仕掛けだして徐々にスピードに乗っていき、4角で中目に持ち出して4番手4馬身差ほどで直線。序盤で追い出されると、しっかり好位集団からは抜け出してくるが伸びきれない。L1で外ヒルノダムールはきっちり離したが、前のトレイルには届かない完敗の2着となった。う~ん、まあなんとも言えないかな。ダークシャドウとしてはあのレコード秋天の後ということで、反動も懸念があっただろうし、目標はまだ先だろうから、とりあえず2着なら合格点というところでしょうかね。ただ、やっぱ軽い馬場の方が合ってるんじゃないか穴。勝負所ですっと反応したけど直線で伸びなかった。11.3-11.8-12.4と本来ならダークシャドウにはもってこいの厳しいラップなんだけど、そこで前と脚色同じになるってタイプの馬ではないはず。重い馬場があれなのか、それとも距離が影響したのか、休み明けで体調が微妙だったのか、まだわからないけど。まあでも2200mはとりあえず守備範囲かな。ベストではないと思う。相手関係考えれば悲観する内容ではない。福永もまあ無難には乗ったかな。でも勝てる騎乗じゃないね。アイデアがない。
3着ヒルノダムールはまずまずのスタートから、これも馬なりで徐々に下げて後方から競馬。そのまま特に大きな動きがないまま3角へ。3角でも外目からじわっと追走、ダークを目標に、4角で仕掛けて5馬身差ほどで直線。序盤にダークシャドウに併せて外からジリジリ伸びてきてしっかり3番手に。L1で伸びを欠くと、そのままなだれ込んで3着完敗。ん~ちょっと物足りない競馬かな。まあ1kg重いのは確かなんだけど。外々回して勝てるほどではないのかもしれないね。天皇賞もちょっとレベル的に疑問符がつく競馬だったし、動かなかった分と内を回した分最後まで粘れたとも言えるので、格下相手に強気の競馬で勝つって馬ではないのでしょう。まあ、もともと冬場はあまり得意ではないような印象だし、去年もこんな感じだったから、あまり気にしなくても良いかな。トレイルブレイザーが強いと考えればダークシャドウとこの差なら悪くはない。ん~でもやっぱイマイチなんだよなあ。
4着トーセンラーは五分のスタートからダッシュで見劣り後方からの競馬に。道中の流れの中で無理なくじわっと押し上げていく感じで中団に取り付く。3角で最内からダークシャドウに併せてポジションを押し上げる。4角で下がってくるリッツィースターが少し邪魔になり、窮屈になってここで仕掛けて5~6番手5馬身ほどで直線。序盤で追われるがここで伸びがなく、ヒルノやダークに置いて行かれそうになる。L1で意外とジリジリ抵抗してヒルノとは差のない脚を使っていたが、逆転までは行かずに4着に終わった。まあ、4角でちょっとスムーズさを欠いたのは脚色からも痛かったかなとは思うけど、大勢に影響はなかったかな。3着はあったかもしれんけど。今回は平均ペースで引っ張られてしまって、持ち味の切れ味勝負に持ち込めなかったのが痛かったですね。ダークやヒルノを物差しにすれば決して悪いわけじゃないけど、少なくともこういう競馬では底を見せたかなと。セントライトや今回のような平均ペースの時計勝負ではGIでどうこう言える馬ではないと思う。ディープ産駒の底というか、やっぱペース上がるとパフォ落ちるよねって感じ。現4歳世代が層が薄い理由はこの辺にありそう。ペースが緩いところでディープ産駒が勝ちまくるけど、ペースが上がった古馬戦になると途端に勝てなくなって、恵まれての2~3着が多くなる。メッキがはがれてくるなあ。ディープ産駒で本当に活躍できる馬はスピードが勝った馬だと思うな。この馬は良くてGIIまでの馬だと思う。京都以外で買う気しないなあ。
5着ロードオブザリングはやや出負けしてダッシュがつかずに最後方からの競馬になる。何とか内に潜り込んで、1~2角のコーナーワークで中団後方にはつけてきた。向こう正面でも最内から抑えにかかる各馬を尻目にじわじわっと押し上げていき単独4番手に。3角手前ではトレイルの直後につける。3角で最内馬なりで追走、4角で少し押しながらじわっと追走、3番手3馬身差ほどで直線。序盤で脚色見劣るもジリジリ伸びずばてず。L1では差し上位3頭の脚色には完全に見劣っての5着。完敗ですね。この条件ではまだまだ苦しいと思います。まあ、格上挑戦、相手関係を考えればそこまで悲観することはないですかね。要所で良い脚を使えていないので、自己条件で勝ちきれるかどうかとなるとまた別問題ですが。
6着ウインバリアシオンはまずまずのスタートから無理せずに後方からの競馬に。そのまま各馬を前に行かせて最後方からの競馬に。道中も最後方からの競馬となるが、鞍上の手が少し動いていて、どちらかというと追走に苦労しているような印象で3角へ向かう。3角で内目から押して追走する。4角でも内を通しているが、出口で捌ききれずにブレーキをかけるような感じで後方で直線。序盤で後ろをちらちら見ながら追われる。最後もある程度追われるが、ジリジリと伸びる程度で終わった。う~~ん、まあ追ってたとは思うけど、後ろを気にしながらという感じで本気では追われていない。4角でブレーキをかけた時に何かあったか、何かあったのでブレーキをかけたのか。どちらかはわからないけど、問題はこのへんでしょうかね。いずれにせよ、今回は参考外で良いのかもしれないが、敢えてわかっている範囲でいうなら、やっぱり中距離寄りのスピードが問われると追走に苦労してしまうのかなと。今回も敢えて後方からだったとは思うけど、少し手を動かされながらも、追走に苦労していた印象なのは確かで、こういう競馬になっちゃうと苦しいかな。もう少し距離は欲しいと思いますね。
競馬をやって何が悪いもよろしくお願いしますm(_ _)m
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