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今週のメインレースは、第13回ジャパンカップダートである。
第13回ジャパンカップダートは、各世代のダートのトップクラスが出走することもあり、中心馬不在の混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第13回ジャパンカップダートに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
JBCクラシック組からは、1着のワンダーアキュート(和田竜二)、2着のシビルウォー(内田博幸)、3着のトランセンド(藤田伸二)、4着のソリタリーキング(花中俊)及び5着のテスタマッタ(岩田康誠)が第13回ジャパンカップダートに出走する。
ワンダーアキュートのJBCクラシックの勝利という結果は、逃げ争いをした2頭の直後のインの3番手という絶好の展開に恵まれたものでもあり、5馬身という着差ほどの圧倒的な能力差があるわけではない。
ただしワンダーアキュートは、去年のジャパンカップダートにおいても、コースロスのない競馬に少し恵まれたにせよ、スタート出遅れにも関わらず2着を確保しており、また阪神1800mは得意な舞台でもある。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、ワンダーアキュートに絶対的な評価までは禁物だが、高い評価を与えて当然と競馬理論では判断している。
一方、シビルウォーのJBCクラシックの2着という結果は、小回りの川崎競馬場にもかかわらず出遅れて大外をまくってのものであり、着差ほどの能力差はない。
ただしシビルウォーは、中央競馬開催での重賞では好走歴がないように、地方競馬の深いダートの方が適性が高い。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、中央競馬開催での実績のないシビルウォーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
トランセンドのJBCクラシックの3着という結果は、休み明けでマグニフィカにハナを叩かれる厳しい競馬によるものであり、悲観すべき内容ではない。
なおトランセンドは、逃げを打てなかったフェブラリーステークスでは惨敗しているものの、逃げを打てた去年の第13回ジャパンカップダートなどでは強い競馬をしている。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想において、トランセンドが好走できるか否かは、マイペースで逃げを打てる展開になるかどうかで判断すべきである。
ソリタリーキングのJBCクラシックの4着という結果は、上位3頭から大きく離されており、力負けといった内容であった。
しかし一方、ソリタリーキングは、京都で行われた東海ステークスにおいて、シビルウォー及びワンダーアキュートを破っており、中央場所ならば逆転も可能と見ることもできる。
ただし、ソリタリーキングの東海ステークスの勝利という結果は、追い込みが届きにくい重馬場で好位のインを追走する絶好の展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想のおいては、ソリタリーキングが好走するためには東海ステークスのように展開の助けが必要と判断すべきである。
みやこステークス組からは、1着のローマンレジェンド(デムーロ)、2着のニホンピロアワーズ(酒井学)、3着のホッコータルマエ(幸英明)、6着のグレープブランデー(ルメール)、8着のナイスミーチュー及び10着のハタノヴァンクール(四位洋文)が第13回ジャパンカップダートに出走する。
ローマンレジェンドのみやこステークスの勝利という結果は、イン有利の馬場で中団のインを追走する展開に恵まれたものではあるが、直線の半ばまで前が開かずに仕掛けが遅れてのものでもあり、着差以上に強い内容であった。
またローマンレジェンドは、6連勝中の成績が示すように、能力的にも底を見せていない。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想においても、ローマンレジェンドには高い評価を与えるべきである。
ただしローマンレジェンドは、3キロの斤量差を貰っていたエルムステークスにおいてエスポワールシチーを交わすのに苦労しており、第13回ジャパンカップダートの強いメンバーでは絶対的な評価までは禁物とも競馬理論では判断している。
ニホンピロアワーズのみやこステークスの2着という結果は、58キロの斤量を背負って自ら早めに勝ちに行く競馬によるものであり、見所のあるレース内容であった。
よって、第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、ニホンピロアワーズにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ホッコータルマエのみやこステークスの3着という結果は、インの3番手の絶好位を追走してのものであり、レース内容としては着順ほどの価値なない。
よって、第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、ホッコータルマエに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
グレープブランデー、ナイスミーチュー及びハタノヴァンクールは、みやこステークスの見所のない結果を見る限り、第13回ジャパンカップダートの競馬予想での高い評価は不要である。
ただしハタノヴァンクールは、休み明けのみやこステークスを度外視すれば、レベルの高い3歳世代のダート戦線では最強と見ることもできる。 よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、春の実績を考慮して、ハタノヴァンクールの巻き返しには注意を払うべきである。
武蔵野ステークス組からは、1着のイジゲン(ムーア)、3着のダノンカモン、5着のストローハット(福永祐一)、6着のナムラタイタン(熊沢重文)及び7着のトリップが第13回ジャパンカップダートに出走する。
イジゲンの武蔵野ステークスの勝利という結果は、スタートで大きく出遅れて終始大外を回らされてのものであり、着差以上の圧倒的な能力差を見せつけた。
よって、第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、イジゲンに高い評価を与えて当然である。
ただしイジゲンは、スタートに難がある上に、気難しくて能力を発揮できないこともあるので、過剰な人気の場合には押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手と競馬理論では判断している。
ダノンカモン、ストローハット、ナムラタイタン及びトリップは、武蔵野ステークスの結果を見る限り、第13回ジャパンカップダートにおいてイジゲンを逆転するのは難しい。
南部杯組からは、エスポワールシチー(武豊)が第13回ジャパンカップダートに出走する。
エスポワールシチーの南部杯の勝利という結果は、弱いメンバー構成に恵まれたとはいえども、力の違いを見せつける強い内容であった。
またエスポワールシチーは、3年前の第13回ジャパンカップダート馬であり、実績的には一番上と見ることもできる。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想においても、先行力が生きる展開になるようであれば、エスポワールシチーに高い評価を与えるべきである。
ただし第13回ジャパンカップダートは、南部杯よりも急激にメンバーが強化するので、エスポワールシチーが好走するためにはイン有利の馬場で好位のインを追走するなど、ある程度の展開の助けが必要である。
一方、天皇賞・秋組からは、トゥザグローリー(ウィリアムズ)が第13回ジャパンカップダートに出走する。
トゥザグローリーは、 有馬記念2年連続3着などレベルの高い芝のG1戦線でも好走歴があり、ダート適性次第では第13回ジャパンカップダートでも通用して当然である。
そこで問題となるのはトゥザグローリーのダート適性だが、走ってみなければ分からないものの、大型の馬体や走法を見る限り、ダートがいい方向に出る可能性の方が高そうである。
よって第13回ジャパンカップダートの競馬予想においては、初ダートのトゥザグローリーにもそれなりの注意を払うべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第13回ジャパンカップダートに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第13回ジャパンカップダートの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第13回ジャパンカップダートの予想をお楽しみに。
以下のURLから2012年以前のジャパンカップダートの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/japancupdirt
ジャパンカップダートのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/ 11/27 16:28
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