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今回は全く予想が立てられずに困り切った挙句に相当考えてみました。久しぶりですよ、こんなに考えたのは。その結果、大長編になってしまいました。
まず、大前提としては、クロフネサプライズ推しなワタシですが、クロフネサプライズを本命にしていいのかが最初の論点です。そのためには、桜花賞を再度、回顧します。
12.4 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.7 1:35.0 アユサン
12.6 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 10.7 - 12.2 1:34.9 クロフネサプライズ
桜花賞とチューリップ賞のラップタイム比較です。スタートから3ハロンがが遅く、上がり2ハロンが速いのがチューリップ賞の特徴でしょう。中盤の3ハロンは同じくらいです。
チューリップ賞は、クロフネサプライズは逃げることに拘りなく、内側の馬の様子を見ての序盤でした。ただ、誰も行かないので、自身が逃げた。その結果生まれたスタートの3ハロンのスローな流れです。これだけゆったりと序盤を走れれば、これくらいのあがりは使えますよということ。ただ、クロフネサプライズはその程度の逃げ馬なのかというとそうでもない。
12.4 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.7 1:35.0 2013 アユサン
12.4 - 10.5 - 11.2 - 11.8 - 11.9 - 12.2 - 11.5 - 12.7 1.34.2 2012 ローブティサージュ(クロフネサプライズ)
今度は桜花賞と昨年の阪神JFのラップタイム比較です。2、3ハロン目は阪神JFのの方が、さらに、速いラップです。その後も桜花賞よりやや速めに流れ6ハロン目で少し息を入れて、最後の2ハロンは同じ。
つまり、後続の末脚が鈍るくらいの速いペースで、自身は何とか押し切るというレースもできるから、桜花賞でも人気になっており、それが期待されたのだ。しかし、桜花賞のペースは中途半端なペースで後ろの馬に差されてしまったのだ。
12.4 - 10.5 - 11.2 - 11.8 - 11.9 - 12.2 - 11.5 - 12.7 1.34.2 2012 ローブティサージュ(クロフネサプライズ)
12.4 - 11.0 - 11.4 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.7 1:35.0 2013 アユサン
今度は阪神JFと桜花賞を比較してみます。2ハロン目が阪神JFが速いのと、その後の流れが平均的に少し速い。序盤、桜花賞の方が楽していると見える。しかし、実際には、スタートが悪く、二の脚も今一つで3ハロン目あたりで前に出るためにかなり脚を使わされクロフネサプライズとしては、相当キツかった。それだけに、最後まで末脚が持たなかった。
これが改めて、桜花賞をクロフネサプライズを中心に見ての回顧結果です。
他の馬も少し見ておくと、まず、4角で外を回された馬には縁がなかった。メイショウマンボあたりはかなり外を回り末脚を失った。逆に、4角はできるだけ内を回ろうとしたのがレッドオーヴァル。直線に出てから外に進路を変えた。これは騎手の判断力と腕の差がでたか。
あと、逃げたサマリーズのバテ方が半端なく、その影響を最小限に押さえながら内でレースできた馬が上位へ来れた。サマリーズの失速を避けようとしたローブティサージュが外へ進路を取らざるを得なくなし、ローブティサージュにアユサンは体をぶつけられた。ローブティサージュは小柄なのでこの影響が大きくでたが、アユサンはこれくらいでへこたれない根性があった。また、クラウンロゼはサマリーズの真後ろにいて、かなり影響があった。で、焦ったジョッキーがローブティサージュの開けてくれた進路を一気に突っ込み、さらに、サマリーズを交わして、内の空いたコースへ一気に突っ込み末脚を失う。アユサンの勝負根性はなかなか。ローブティサージュとクラウンロゼは運もあるが、騎手の判断力がベストではなかった。
プリンセスジャックはチューリップ賞で唯一、先行して失速した馬。先行したら、味がないという判断で直線に賭ける競馬。最後に外に出して伸びようかとした進路がレッドオーヴァルとかぶる。ただ、レッドオーヴァルが先にその進路を取った分、そのコースを追いかけるだけになった。これは騎手の腕か、馬の反応の差かどちらか。
で、やっと、オークスの話に入る。
12.4 - 11.0 - 11.4 - 1:35.0 2013 アユサン
12.6 - 10.9 - 11.6 - 2.23.6 2012 ジェンティルドンナ
12.9 - 11.2 - 11.8 - 2.25.7 2011 エリンコート
12.2 - 10.9 - 12.3 - 2.29.9 2010 アパパネ
12.4 - 11.3 - 12.3 - 2.26.1 2009 ブエナビスタ
12.5 - 10.6 - 12.8 - 2.28.8 2008 トールポピー
12.8 - 11.2 - 12.0 - 1.48.0 2013 ティアーモ
これは近年のオークスと今年の桜花賞、君子蘭賞のスタート3ハロンのラップタイム比較です。スタート2ハロンで言えば、今年の桜花賞と例年のオークスではあまり変わらないが、オークスの方が3ハロン目から少し落ち着く感じがでる。今年、逃げそうなティアーモの前走 君子蘭賞のスタート3ハロンから見ても、おそらく、今年も例年の同じようなスタートとなるでしょう。そうすると、クロフネサプライズとしては、スタートと二の脚が鍵です。
そして、ここから12秒台の中盤から遅いと13秒台のペースで流れます。
- 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.4 - 12.3 - 12.2 - 2.23.6 2012 ジェンティルドンナ
- 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 12.5 - 2.25.7 2011 エリンコート
- 12.4 - 12.8 - 13.1 - 13.3 - 13.5 - 13.5 - 2.29.9 2010 アパパネ
- 12.5 - 12.5 - 12.5 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 2.26.1 2009 ブエナビスタ
- 12.8 - 12.7 - 12.9 - 13.0 - 12.9 - 12.9 - 2.28.8 2008 トールポピー
これが近年のオークスの中盤のラップタイム比較ですが、ここには馬場状態などがよく表れます。馬場の悪かった2010, 2008 には13秒台のラップがあります。それ以外はせいぜい、12秒台後半まで。今年は、昨日、大雨でしたが、今日から当日までは晴れるので絶好の良馬場でしょうから、13秒台のラップはないでしょう。昨年はかなり速いペースで、息が入らずに先行勢は(人気薄で力不足だったとも言えますが、)全く残れずでしたが、例年は12秒台中盤から後半くらいのラップで息を入れにかかっています。今年は、クロフネサプライズ然り、サクラプレジール然りで、人気馬が番手あたりにいることもあり、過剰なハイペースにはさせないんじゃないでしょうか。むしろ、スローペースの可能性があります。2011年はピュアブリーゼ、2009年はヴィーヴァヴォドカが後続を離して逃げています。なので、好位馬群はもう少し遅いタイムになります。なので、ティアーモが単騎はそこそこのペースで行く可能性はありますが、サクラプレジールとクロフネサプライズとしてはスローにしたいでしょう。あとは、馬が掛からないで行ってくれるか否か。
今年は、2011年のエリンコートが勝ったレース、もしくは、2009年のブエナビスタの勝ったレースのような展開と予想します。ただ、ブエナビスタのような馬はいない。エリンコートもレッドディザイア(ブエナビスタの2着)も馬群を抜けてきています。桜花賞のアユサンのように。そういう根性というか、精神的な我慢強さをもった馬こそが最有力候補とみます。
随分長くなりました。そろそろ、締めます。
本命はローブティサージュ。桜花賞では4角がスムーズに行かずロスがありました。それでいて5着は立派。チューリップ賞も後ろから行ったこの馬には出番はなかったので仕方ない。敗因がしっかりある。そして、今回は鞍乗強化で復活の優勝でしょう。
対抗にはアユサン。前走と同じ競馬ができれば上位は確実。丸山騎手に戻り同じ競馬ができるかどうか。でも、ここは2着か3着で悔し涙。その悔しさを秋に・・・ってストーリーな気がする。
単穴にはクラウンロゼ。前走の内で揉まれた経験を行かせれば、人気落ちで狙ってみたい。三浦騎手には、焦らず、ドーンと構えて乗って欲しい。勝つか負けるか丁半博打的な乗りで腹をくくってくれ。
あとは、先行粘りこみを狙うクロフネサプライズ、連下なら大外一気もあるかもしれないレッドオーヴァルとメイショウマンボ、この中にブエナビスタ級がいるのだとすれば候補は唯一デニムアンドルビー。
◎ ローブティサージュ
◯ アユサン
▲ クラウンロゼ
△ クロフネサプライズ
△ レッドオーヴァル
△ メイショウマンボ
△ デニムアンドルビー
馬券的には本命からの流しを中心に、対抗からも少々。基本は馬連だけど、オッズを見ながら馬単とワイドも。 05/17 12:55
minom3
予想歴23年 回収率% | 人気馬から穴馬数頭へ流す、もしくは、穴馬から人気馬数頭へ流すのが基本スタンス。もちろん、◎からですよ。
けど、なぜか、▲の連対率が高く、そこを軸にした方がいいんじゃないかとよく言われる。 総拍手獲得数:984 | |
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