秋の開幕で良馬場ときたら、逃げ馬が圧倒的有利。そんな馬場で前のハクサンムーンに迫ったロードカナロアに不安はない。ワタシが不安だったのは安田記念後ということで、1200のスピードに出負けし、中団あたりでレースをする形になり、前残りというのがあります。しかし、あっさり好位で前の見える位置につけた時点で不安はなくなりました。次は確勝と言ってもいいかもしれませんが、唯一の不安はハクサンムーンが思ったよりも強いこと。

本来ハクサンムーンは、圧倒的に有利な条件でレースをしているので、この差なら次は逆転と考えるのが普通でしょう。しかし、今回は自らにハンデを与えたかのごとく、スタートで１馬身くらいの出遅れ。それでも、逃げ馬がいなかったことで強引にハナへいくと、直線では後続をグイグイと離していき、最後はロードカナロアの追撃すら凌いでしまった。斤量、馬場コンディションとハクサンムーンに有利な条件だったことは間違いないのですが、次、内枠で好スタートが切れれば、同じ結果になる可能性を感じさせる内容でした。

逆に３着でも全く内容のなかったのがドリームバレンチノ。ロードカナロアの直後でピッタリマークしていましたが、反応も末脚もカナロアとは違いました。本来はこんな馬ではないはずですが、今季は何か調教の方向性を間違えてしまったかもしれません。地力の３着ですが、前２頭とは力の違いを感じさせられました。

次、また、２頭のマッチレースが見られると思うとワクワクします。フラワーパークとエイシンワシントンでしたっけ。あんなレースになるんじゃないでしょうか。

09/09 09:15　回顧アクセス：3508