ヘソ曲がりというか、一筋縄ではいかない、やっぱりちょっとどこかクセのある人間で、またそれを競馬の予想にも反映させたいクセのある人間を演じたい私なので、結果の着順とはまるで違う回顧を載せられたら、それが魅力的なんだろうなぁなんて思ったのですが、これは素直に認めざるを得ない結果だったんだろうなと思います。

　レース全体のパフォーマンスとしては、これは３歳馬のＧ１としてはもう申し分ない。このレースの馬たちはまた違ったレースでまた違った相手と戦っていくことになるんだろうけれども、やっぱり菊花賞を戦った馬は強い、後にはそんな風に振り返ることになるんだと思います。何となく中庸に終わったように見える馬たちも今回は相手の問題。今回、私はバンデとエピファネイアに重い印をつけ、２頭軸を銘打ったわけですが、バンデとエピファネイアのパフォーマンスが高すぎた。予想以上の中身でした。古馬相手でも十二分に、というか、古馬相手でも有力どころの最右翼になるはずです。
　この２頭に限らず、【次走狙い】馬は溢れるくらいに存在していますが、２頭しか載せられないフォーマットの都合と自身の予想の印を合わせてこの２頭を【狙】としておきます。

　ただ、ポカを踏んだ面々はやはり評価は下げざるを得ないでしょう。マジェスティハーツは飛ぶこともあり得ると予想を書いておきましたが、本当にポカを踏んでしまった一頭です。
　マジェスティハーツはこの２走で急速に頭角を示してきた馬。その成長力はやはりオッズにも表れて期待もされましたが、急速に頭角を示してきたということは、これはひっくり返せば地力がまだ不安定である証拠。よって、ポカを示唆したわけでした。
　余談ですが、森一馬Ｊが強みを握らせたこの馬、大舞台では大御所ジョッキーに乗り替わってしまうのは当然といえば当然なのかもしれませんが、若手の涙の飲むところなのでしょうか、武豊Ｊに乗り替わった森Ｊがかわいそうなような気がしないでもありません。

10/20 21:58　回顧アクセス：4676