逃げたテイエムダイパワー。快調に逃げて押し切った。適切なレースと騎手選び。陣営の作戦勝ちとも言える。それでもこのコースで現級勝ちの有るディープ産駒のカナロアを完封するのだから大したもの。

2着はカナロア。約1年ぶりのレース。間に転厩もあったが、しっかりと仕上がっていたか。1人気馬をしっかりとマークして、直線はそれに迫った。最後までよく食い下がっている。この馬も強い。

3着はポセイドンバローズ。前半は掛かるぐらいの行きっぷりの良さを見せて、3Cの反応も良い。4Cをロスなく回して直線も内。全くロス無く綺麗な競馬が出来た。上位2頭には及ばなかったが、この馬もいい競馬をしている。勝てなかったが、このクラスを勝てる力はある。ただ本格化前のハーツ産駒にありがちな、3着を繰り返す馬にもなりそう。

ヴァリアシオンは人気2頭を追いかける競馬。3Cから行きっぷりは苦しそうだったのだが、直線は再度盛り返すようなところもあった。よく頑張っているが、上位3頭は力の差を感じた。

カレンバッドボーイは外々をダラダラと追走するメリハリのない競馬。大外枠の影響は少なからずあったが、無策の競馬ではあった。ただいつも人気になるが、そもそもそんな強い馬でもない。

アドマイヤカーリンは悪くない位置に付けたが、見せ場がなく印象残らない競馬ぶりだった。アドマイヤモナークの下でもあることを考えると、この距離は短いし時計も速かったか。

05/10 22:19　回顧アクセス：1003