クラレントが重賞6勝目を挙げた京成杯AHを回顧していきたい。

　まず、勝ったクラレント。

　個人的に気がかりだったのは、田辺の負傷とハンデだけだったので、納得の勝利。

　確固たる逃げ先行馬がいない中で、自ら動いていける、操作性の高い本場には向く展開となった。

　近年、成績の落ちているダンスインザダークを一頭で支えている。
　これは母のエリモピクシーが大きく、兄弟にはサトノルパン、レッドアリオン、リディルと揃っているのだから、やはり母系の力か。


　2着はブレイズアトレイル。

　ダイワメジャーに母父エルコンドルパサーのファミナンは極軽系3号族。

　3号族というと、スピード・瞬発力に溢れるファミナンなので、こういった速い上がりが求められるようなレースには強い。

　その結果、近走の善戦マンから、32.8の上がりを繰り出して2着という結果となった。

　よって、好位抜け出しというよりはこのレースや米子Sのように二けたの番手から溜めてドンが良いと思う。


　3着はミトラ。

　新潟大得意なシンボリクリスエス×サンデーという血統なので、前走の関屋記念は印を付けたが、今回は注意くらいに留めた。

　ファミナンはブレイズアトレイルと同じ3号族なので、2，3着には瞬発力を活かせる3号族が2頭突っ込んできた結果となった。


　個人的な反省としては、先行する馬がいなくて、こういうレースになるのは読めたのだから、瞬発力のあるファミナンを相手に入れておくべきだった。

　血統を展開に活かしていかないと意味がない、反省。

09/14 21:01　回顧アクセス：3552