レースレベル「３」･･･人気の幸が出遅れて後続を引っ張り上げたレースなど本来平均評価もできないのだが、１～３着のジョッキーが武豊・岩田・藤田である事は“相応にまともな技量ある騎手が好走した結果”と評せるので平均の「３」とする。

○…スミデロキャニオン
今回はマクった所までで終わってしまったが、自分から仕掛けて行った時の脚色は大いに見所があったので次走狙い馬に指名する。

Ｘ…デウスウルト
次走が格上げ戦になる事もあるが、今回の勝因は多分に幸の墓穴に負う所が大きいと思われるので次走危険馬と判断。

※出遅れで片付けたらいけません！
スタートで行き脚が付かなかったのは分かるが、私にはそれほど幸がスタートで出遅れた(ミスした)ようには見えなかった。それより藤田の方がよりよいスタートを切って逃げ手を打ったように見えた。
問題なのは、逃げ手を取られた幸が早々に番手以下に控えて先行競馬を馬に課してしまった事。
もしも藤田が暴走逃げであったら幸の控えた事は間違いではないのだが、逃げた藤田が３着に残っているからには「幸の判断ミス(ペース体感力のなさ)が出た」としか評せないだろう。
つまり、今回の騎乗は“ベテランの幸でさえ体内時計がない(ペースが読めてない)”と言う事であり、なぜ彼が騎乗数の割に大きなレースを勝てないのかを裏付ける騎乗になったと言う事。
「今回の騎乗を単なる出遅れとして片付けてはいけないだろう」と私には思えてならない･･･土曜の準オープンと侮るなかれ。騎手の特徴は目立たないレースにこそ現れるものである！
(しかし藤田に残られたのは「戴けない傑作」だったかと…苦笑)

10/11 17:01　回顧アクセス：983