方の予想通りにカレンブラックヒルが逃げましたね。
いつも通りにラップをみてみましょう。

12.9 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 12.3 - 11.4 - 11.3 - 11.9

ほぼ傾向通りのラップに落ち着いていますが、

前半1000ｍ　60.7秒　　後半1000ｍ　59.0

となっており、この前半1000ｍは過去8年間で最も遅い前半1000ｍラップとなりました。
後半の59.0秒は過去の傾向通りのタイム内には収まっています。
前半は天皇賞（秋）にしては少しスローペースだったのかもしれません、それとこれは私の主観ですがこの日の東京競馬場の芝状態は内から四頭ほどまでが伸びて、それより外は厳しいように思いました。

気になった馬について書いていきます。
フェノーメノ
大外からの追い込みで展開と馬場の不利を受けた形になったと思いますが、それにしても負け過ぎが気になります。パドックがすごく良かっただけに、次走以降も狙っていきたい。

ジェンティルドンナ
直線は進路が狭くなるところもあったが、展開と馬場が向いたように思える。
次回はＪＣ三連覇がかかっているが、今日の好走をどこまで評価するかは疑問。

イスラボニータ
ラスト200ｍまでは、いつものイスラボニータの勝ちパターンだった。そこから、競り負けたのは古馬の壁（ラスト200ｍの踏ん張り）ではないだろうか。個人的には2000ｍまでと思っているだけに今後のレースでは買うかは疑問。

スピルバーグ
有力馬が休み明けのなか、ホームグランドの東京競馬場で勝利。
切れ味が優り、前走の毎日王冠とは違い進路の取り方もうまかった。
しかし、この天皇賞（秋）を勝ったから次も買えるとは限らない。

エピファネイア
馬体は大阪杯に比べてふっくらしてきたと思うが、気性面が全然成長していない。
今後も今日のようなパドックでは食指は動かない。


全馬着順をみて頂くとわかるのですが、1着のスピルバーグから17着のトーセンジョーダンまで1.0秒以内に収まっているタイム差です。18着のアスカクリチャンは4.2秒と大きく1着馬から離されてはいますが、仮に枠順が違っていたら結果がガラリと変わるように思います。
おそらくＪＣに行く馬が多いこの天皇賞（秋）は実力通りに決まったとはいえず、凱旋門帰りのジャスタウェイ、ハープスターも出走予定のＪＣは更に難解になりそうです。

11/02 22:50　回顧アクセス：3855