～兄弟に肩を並べて～

【LV3=平均レベル】
・海外遠征組とダノンシャーク、ミッキーアイル以外が揃ったこともあり、注目度の高い一戦。戦前の評価はMCSで最先着したフィエロが一本かぶり。あくまでも次戦がメインのフィエロに、他馬がどう戦うか、という一戦。
・勝ったのはレッドアリオン。外目からの先行策。逃げるサンライズメジャーを最後に交わしての１着。これが初重賞制覇。ここに来てレースぶりが安定。2着は逃げたサンライズメジャー。3着に乗りヘグったフィエロ。ちなみに開幕週のレースだが、何故かこのレースはよく外枠の馬が来る。

◆1着はレッドアリオン。
　スタート上々。テンから気合を付けて前へ。内枠の各馬の様子を伺いながら位置調整。外の3,4番手を追走。それほど掛かることなく落ち着いて追走。直線には2番手集団の一角として入ってくる。先に抜けだしたサンライズメジャーを目標に襲いかかっていく。残り100mで脚色が同じになったように見え、交わせないかと思ったが最後は何とか捉えきった。
　今日は枠も策も馬場も展開も、全てが噛み合った。発馬での遅れが無くなって戦績が安定してきた。ただタキオン得意の京都マイルから、普通の東京マイルへ。本番は評価は下げざるをえないか。

◆2着はサンライズメジャー。
　スタート一息。スピードに乗って内からじわっと先行。他に行く馬もなかったのでハナに立つ。折り合いもついて後続に1馬身差。4Cでも手応え十分。直線には先頭で入り、一旦後続を引き離す。そのまま押し切れそうな感じだったのだが、最後の最後で差されて2着。
　内枠ということあり、今日は前へ。テイエムタイホーやら行かなかったことを見て、ハナへ。道中はペースを落としてスローの流れへ。その流れも手伝って今日は残れた。鞍上のファインプレー。ただこの競馬が次に向けての評価を逆に難しくした印象。ダイワメジャー産駒だけに、京都マイルよりは東京マイル向きなので軽視は出来ないが…。

◆3着はフィエロ。
　スタート一息。中団かのインを追走。行きたがるのを抑えての追走。4Cでも手応えはあったが、前は壁気味。直線は最内に潜り込もうとしたが、僚馬のフルーキーがモタれ気味に切り込んできて進路がなくなる。何とか譲ってもらったが、それでも前にテイエムタイホーがいた。追い出させたのは残り200mから。内から鋭く伸びたものの、先に抜けだした2頭を捉えられずに3着まで。誰がどう見ても乗りヘグり。
　今日は普段よりも一つ後ろの位置。ロスなく回って来たが直線は3回くらい詰まる。この辺りがこの馬の力を信じていないというかテン乗りの弊害なんだと思う。多分普通に乗ったら勝っていたレース。力の衰え等は感じられず評価を下げる必要はない。

◆エキストラエンド
　スタート五分。テンから出していき今日は普段よりもだいぶ前に付ける。前の7番手に。行きっぷりは上々。4Cでも手応えあり。直線は前が開き、ロス無く追い出し入る。外からは一旦3番手に上がったが、そこからちょっとモタつく。内から来たフィエロに交わされて4着。
　いつもよりも前の位置で競馬。競馬ぶりは問題なかった。この乗り替わりは良かったように思える。ただ脚のもたつきがあるというか、軽さがない。この辺りが母系の重さなのかも。ここのキレの足りなさが、G1で足りないのであろう。本番は雨が降らない限りは多分いらない。

◆フルーキー
　スタート五分。中団からの競馬。行きっぷりは普通。4Cではインで手応えあり。直線はテイエムタイホーの内へ潜り込もうとするが、これに失敗。再び外に立て直す形。直線は上がり勝負になったが、完全に切れ負け。5着で入線。後ろにいたフィエロに交わされるのだから、切れ味不足だろう。
　道中はほぼロスがない。直線は最内に突っ込んだが前のテイエムタイホーも内に進路を取ったことにより失敗。ただ致命的、というほどではない。G1クラスを相手にすると切れ味不足のこの馬なので、痛いのは痛かったが。サンデー系じゃないので、時計勝負も上がり勝負も限界がある。力はあるが、マイルで一線級を相手にするとやはり見劣りはある。本質的には1800mの馬ではないか。

◆ディアデラマドレ
　スタートで大きく出遅れ。腹をくくって最後方から。道中は3馬身離された最後方を追走。4Cでも最後方で馬群に取り付くのにも苦労。直線は大外に出されるとすごい伸び脚を見せたが、7着まで。
　出遅れなければ、という意見も出そうだが出遅れなかったら最後の脚が鈍っただけのように思える。頑張っても掲示板の下のほうだろう。本質的にキンカメ産駒は京都マイルは向かない。ただ東京に変われば話は別でヴィクトリアマイルなら出番もあるだろう。

◆テイエムタイホー
　スタートで出遅れ。テンからそれほど出す気がない。促すことはせずに結局3番手から。インのポケットを追走。２番手で直線に入り、直線は最内へ。ただ追い比べになっての伸びが案外。伸び切れないまま後続にあっさりと交わされた。
　時計の速いマイル戦は初体験。惨敗も止む無しか。負けるにしても、この枠に入ったからにはせめて逃げて欲しかったというのは馬券ファンの本音だろう。


勝ち負け（仮）※個人ブログ
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