土曜日の青葉賞は良馬場で行われました。ラップはテン３Ｆ36.2秒で、中盤は12.8～13.3秒が４回続き、ラスト３Ｆは34.3秒の上がり勝負となる典型的な中弛みスローペースとなっています。バイアスはデフォルトなので、内を通るほうが多少有利。

　レーヴミストラルは２着に0.1秒差と、ゴール地点でのインパクトはそれほどではありませんが、３角12番手の後方からレースを進め、４角では内から６頭目を通るロスの大きい競馬でしたので、メンバー中の指数は１位。算出された指数５９．３は皐月賞に混ぜてもドゥラメンテ、リアルスティールに続く３位となります。元々、1/5の未勝利戦（2000m）で指数６２．７を計測しており、ドゥラメンテの皐月賞の指数（６２．５）を超えていたわけで、ここまでの３連勝は順当です。後方からの競馬しかできないのはマイナスで、メンバーレベルの高くなった高速馬場勝負で勝ち切るイメージはありませんが、ダービーでも馬券圏に入れる力はあると考えています。

　２着タンタアレグリアも、未勝利戦時からＯＰクラスに近い指数を出していた馬で、ようやくダービーへの切符を掴みました（結局、未勝利戦時での大勝負は控えましたが、祝福したいですね）。中団で競馬ができる脚質は長所ですが、展開次第で一発を狙えるわけでもなく（大跳びなので、逃げ先行脚質であれば面白さもあるのですが）、今回、レーヴミストラルに完敗（内枠で４角ロスも２頭分は有利）しており、ダービーでは力不足と思います。

　ラップが中弛み超スローに近い形態となっており、決め手がない馬や一瞬の脚しか使えない馬は指数を落としています。ブラックバゴは追い出しが遅れましたが、最後の100mで止まっていますので、もう少し直線の短いコースが良いですね。ティルナノーグは大外を回りながら上がり最速でまとめていますが７着まで。出遅れ癖が治らないと今後も展開待ちになります。

　次走狙い馬は、今回は最後方からノーチャンスの競馬となり、条件が変われば見限れないカカドゥ。次走危険馬は特になし（タンタアレグリアもダービーで人気にはならないだろうから）。

05/03 20:25　回顧アクセス：2018