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本命はエイシンフラッシュ
菊花賞を筋肉痛で取り消したが、その後の調整は順調。
1週前追い切り、最終追い切り共にダービーの時と変わらない動きを見せた。
中間の頓挫を度外視すれば、菊花賞を使わず疲労が残っていない点は、
ローズキングダムの追い切りを見ると、むしろプラスとも思える。
----------以下ダービーの予想からの引用----------
母父プラティニ(父ズルムー)はドイツを代表する父系の
「アルヒミスト系」出身。
レガシーワールドの勝った1993年のジャパンCで来日し、
14番人気という全くの人気薄ながら0.3差4着と好走。
その2年後同父系のドイツ馬ランドがジャパンCを制覇。
この父系、実は東京芝2400mとの相性がかなり良いのだ。
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上記で述べているようにジャパンCの舞台は血統的にベスト。
欲を言えばもう少し内枠が欲しかったが、ブエナビスタの枠に比べれば十分。
瞬発力勝負でも強いことをダービーで証明しているが、
血統的にはタフな流れの方がむしろ強さを発揮する印象。
自分から動いていける馬なので、内田Jには勝ち行く競馬を期待したい。
対抗ブエナビスタ
前走は休み明けながら国内の有力古馬を軽く一蹴。
これで東京コースは3戦3勝で府中ぶりを見せ付けた格好。
追えるスミヨンJとも手が合った印象。
距離が伸びてどうかとも言われているが、
血統的にも有馬記念の内容からも十分守備範囲内。
同馬も牝系にドイツ血統(シュヴァルツゴルトのSライン)を持っている。
後ろからの競馬にはこだわらないタイプで、ロス無く立ち回れる内枠の方が良かったが、
16番枠は減点。
3番手はナカヤマフェスタ
前走凱旋門賞は大方の予想を良い意味で裏切る好走劇。
タフなレースを使った後だけに、遠征帰りの疲労が心配されたが、
1週前追い切りの動きを見る限り状態面で問題は無さそう。
東京コースは3-0-0-1と特異なレースだったダービー4着以外では崩れておらず、
重賞勝ちもある得意のコース。
今年に入ってからのレースぶりを見る限り、完全に本格化した印象で、
古馬勢でブエナビスタの相手になるのは、宝塚記念で直接対決を制した同馬のみか。
----------ここからは連下評価----------
ローズキングダム
菊花賞はスローに泣かされ届かずの2着も力は十分に示す内容だった。
菊花賞後のローテーションに関しては流動的だったが、
結局ジャパンCということになった。
追い切りは坂路で2週続けて13秒台と輸送を考慮してもやや物足りない印象で、
菊花賞を使った影響が若干残っているのかもしれない。
末脚の活かせる東京コースは重賞勝ちがあり、ダービーで2着しているように得意。
ある程度前で競馬できる馬で展開的には向きそうで、
状態云々と言われていたダービーの再現もあるか。
ジャガーメイル
前走は直線で狭い内に入って他馬に不利を与えるも、
自身も不利のある苦しい競馬で参考外。
2000mも若干短かった。
東京の2400mは3戦3勝と負け無しの相性の良い舞台。
鞍上はエリザベス女王杯、そしてWSJSを制したムーアJに乗り替わり。
乗り替わりが続く点は良いとは言えないが、騎手に関して文句は無い。
後ろからの馬で展開は向かないだろうが、
33秒台前半の脚も使えるので、得意のコースで巻き返したい。
ペルーサ
前走は出遅れて大外を通って上がり最速で2着。
古馬一線級相手でもその能力が通用すること証明したが、
この出遅れ癖はちょっとやそっとでは治りそうにない。
内が伸びる馬場だったが、ゴチャついた内を通らなかったことで
逆にスムーズな競馬ができたのも好走要因だろう。
前走から更に距離が伸びる点は出遅れ癖を考えるとプラスだが、
G1の独特な雰囲気の中でのスタンド前発走はむしろ心配。
スロー濃厚なメンバ構成で展開的には不向き。
地力は認めるので、外を通って差して届かずの3着候補。
シンゲン
人気になった前走はややもの足りない印象で、昨年時程の勢いを感じなかった。
追い切り内容は天皇賞時よりも若干良さそう。
母方の祖母が短距離馬ニフティニースということで、距離に関して不安視される向きもあるが、
自身は東京2400mで圧勝経験があり距離で嫌うのは早計。
最近は中段からの競馬が多いが、以前は先行しておりスロー濃厚なここで
先行策を取ってくる可能性は十分に有る。
穴なら。
----------ここからは掲示板評価----------
オウケンブルースリ
前走内容は休み明けを考えれば十分力を示した格好だったが、故障で天皇賞を断念。
そこから立て直して、今回はやっと出走にこぎつけたという印象で、
状態面に大いに不安が残る。
昨年のジャパンCはほぼ勝ったという内容で、
このレースに対する適正は高そう。
鞍上が昨年のジャパンCで同馬を下したルメールJに乗り替わるという点は興味深い。
メイショウベルーガ
前走は得意の京都回りで大外を回ってきっちり結果を出した。
あの競馬で勝てないところが同馬の実力ということだろう。
坂のある東京コースは平坦京都の外回りよりは若干パフォーマンスが落ちるが、
広いコース向きの馬でコース自体に大きな問題は無さそう。
メイチの前走から中1週で体調面はピークとは言えないが、
十分走れる態勢にはありそう。
ただ、いかにも展開不向きで、牡馬の一線級相手に末脚勝負となると、やはり1枚落ちる。
シュリスデゼーグル
父イーブントップは日本にゆかりのあるトウルビヨン系。
母父はボールドルーラー系で血統的には日本の馬場でも大丈夫そう。
香港ヴァーズでジャガーメイルと半馬身差の実績がある。
実力はジャガーメイル級と考えたい。
大外枠に入った点は大きな減点で、ジャガーメイルより上の評価はできない。
----------ここからは着外評価----------
ヴィクトワールピサ
前々走、前走は道中で馬群が密集する欧州競馬でスムーズな競馬できず、
十分実力を発揮できなかった印象。
ロス無く立ち回れる内枠はプラスだが、ダービーの内容から
東京のような広いコースよりも中山のような小回りコースのほうが得意な印象。
追い切りはラストこそ伸びているが、2歳馬に先着されているようではいただけない。
ここで負けてもらって、有馬記念で狙いたい馬。
マリヌス
父はヌメラスは欧州馬らしくなくミスプロ系。
母父パノラミックはレインボウクエスト産駒で大舞台に強いブラッシンググルーム系。
母母父のカルドゥンは東京コースと相性の良いグレイソヴリン系。
血統的には日本の芝もこなして不思議ではない。
凱旋門賞では6着とヴィクトワールピサには先着している。
馬場の渋ったドヴィール大賞、凱旋門賞で評価以上に走った点を考えると、
たんに重馬場巧者である可能性が高そうで、日本の高速馬場は合わないと考えたい。
外枠の17番枠に入った点も減点材料。
ジョシュアツリー
カナディアン国際の勝ち馬でボーナス支給の対象馬。
ジャパンCにあまり興味の無いエイダン・オブライエン厩舎で、
追い切りでも速い時計を出しており、勝負に来ている印象はある。
父モンジューは日本の馬場ではいかにも重い印象。
母父は日本にゆかりのあるグランドロッジだが、
母母父はシャーリーハイツで牝系も重いという印象は拭えない。
そもそも今年のカナディアン国際はメンバー的にレースレベルが低く、
前走勝ちも評価に値しない。
ヴァワライシ
父がネヴァーベンド系のデイラミ、母父はサドラー系だがマイラー寄りのバラシア。
母母父はダンチヒ系のグリーンデザート。
若干重いが日本の馬場もこなせないことはない血統構成。
速い時計に対応できるイタリア馬だが、G1勝ちは重馬場でのもの。
来日が遅れたことで調整過程も順調とは言い難く、内枠とはいえ手が出ない。
モアズウェルズ
サドラーズウェルズの直仔で母父は短距離種牡馬のウォーニング。
母母父はジョシュアツリーと同じくシャーリーハイツ。
血統面では母父がウォーニングがスピードを補強している印象だが、
やはり全体的には重たい血統構成。
スウェーデンでの重賞勝ち、低調なカナディアン国際での2着という実績も見劣る。
ティモス
父はサドラー系のショロコフ。
母父はドイツ血統でアルヒミスト系のズルムー。
母母父は東京コースと相性の良いグレイソヴリン系のネボス。
父はどうしても重い印象だが、牝系の血統はジャパンCへの適正を大いに感じさせる。
フォワ賞でナカヤマフェスタと0.3秒差の3着がある。
ただ、重賞勝ちはなく実績的にはいかにも苦しい。
凱旋門賞の後に1戦挟んでいるあたり、勝負気配も全く感じない。
ダンディーノ
父はデインヒル系のダンシリ、母父はジェネラスでいかにも北海道で走りそうな血統構成。
重賞勝ちはなく実績的に無謀な挑戦と言わざるを得ない。
おっと!もう1頭忘れてましたね。。。
フィフティープルーフ
父ウイスキーウィズダムはワイルドアゲイン産駒。
母父ホラティウスはネヴァーベンド系。
ワイルドアゲインのスピードを牝系が補強している印象。
日本の馬場の高速馬場でもこなせないことは無い血統構成。
低調なカナディアン国際で5着では実績的に苦しい。 11/27 23:40
シーバス
予想歴12年 回収率88% | 血統、馬場、展開、調教などを総合的に判断して馬券を組み立てます。
ただしパドックは分かりません。 総拍手獲得数:1450 | |
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