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★傾向分析★
2004年 タイム 2'00"5 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.15
テン36.5-中盤49.2(3F換算36.90)-上がり34.8 『加速・中弛み』
1着コスモバルク・・・ザグレブ×トウショウボーイ=ヌレイエフ×プリンスリーギフト 〔5-d〕 2-2
2着メイショウボーラー・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔10〕 1-1
3着メテオバースト・・・サンデーサイレンス×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔18〕 3-3
2005年 タイム 2'02"2 (良) 1FAve=12.22 3FAve=36.66
テン37.4-中盤49.9(3F換算37.43)-上がり34.9 『加速・中弛み』
1着ディープインパクト・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 7-3
2着アドマイヤジャパン・・・サンデーサイレンス×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 3-3
3着マイネルレコルト・・・チーフベアハート×タイテエム=ダンチヒ×ハイペリオン 〔16〕 2-2
2006年 タイム 2'01"5 (良) 1FAve=12.15 3FAve=36.45
テン36.2-中盤49.7(3F換算37.28)-上がり35.6 『加速・中弛み』
1着アドマイヤムーン・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔7-f〕 8-8
2着グロリアスウィーク・・・スペシャルウィーク×フレンチグローリー=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔14-c〕 6-4
3着ディープエアー・・・タイキシャトル×El Gran Senor=ヘイロー×ノーザンダンサー 〔1-t〕 8-8
2007年 タイム 2'00"5 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.15
テン34.5-中盤50.8(3F換算38.10)-上がり35.2 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤオーラ・・・アグネスタキオン×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 6-5
2着ココナッツパンチ・・・マンハッタンカフェ×Groom Dancer=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔4-r〕 11-10
3着ドリームジャーニー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 9-9
2008年 タイム 2'01"8 (良) 1FAve=12.18 3FAve=36.54
テン36.1-中盤50.5(3F換算37.88)-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着マイネルチャールズ・・・ブライアンズタイム×Zabeel=ロベルト×ターントゥ 〔6-b〕 1-2
2着ブラックシェル・・・クロフネ×ウイニングチケット=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔3-l〕 7-7
3着タケミカヅチ・・・ゴールドアリュール×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔13-c〕 3-3
2009年 タイム 2'03"5 (やや重) 1FAve=12.35 3FAve=37.05
テン35.9-中盤51.8(3F換算38.85)-上がり35.8 『中弛み』
1着ロジユニヴァース・・・ネオユニヴァース×Cape Cross=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔B3〕 1-1
2着ミッキーペトラ・・・シンボリクリスエス×ヘクタープロテクター=ロベルト×ミスプロ 〔2-f〕 1-1
3着モエレエキスパート・・・マジックマイルズ×エリシオ=ミスプロ×ノーザンダンサー 〔4〕 4-6
2010年 タイム 2'06"1 (重) 1FAve=12.61 3FAve=37.83
テン37.1-中盤52.2(3F換算39.15)-上がり36.8 『中弛み』
1着ヴィクトワールピサ・・・ネオユニヴァース×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕 7-9
2着エイシンアポロン・・・Giant's Causeway×Sadler's Wells=ストームバード×サドラーズウェルズ 〔1-l〕 4-4
3着ダイワファルコン・・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔4-d〕 11-13
中盤が弛む『中弛み』が流れの基本。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
しかし好走馬の位置取りを考えると先行・差しが多いことがわかる。逃げ・追込は厳しい傾向。
テン→上がりで速くなる『加速』の流れの時には、(ラップ差が大きければ大きいほど)先行した馬が好走。
テン→上がりと遅くなる『前傾』の流れの時には、差しが決まる。
オプションとしての流れ(『加速』か『前傾』)で、好走できる位置取りがあると考える。
血統の傾向は、サンデーサイレンスのための重賞という感じです。特に大系統ターントゥ系×大系統ノーザンダンサー系が好走馬のほとんど。
また好走している馬はすでにオープンや重賞実績のある馬がほとんど。特に1着馬になる馬は前走で1着の馬(=2000年以降例外は2002年のバランスオブゲームのみ、ただし朝日杯4着や重賞勝ちの実績はあり)。勢いと実績のレースということと考えます。
また皐月賞は厳しい流れになりやすいが、弥生賞は中盤弛むためマイラーでも好走(=03年エイシンチャンプ、04年メイショウボーラー、05年マイネルレコルト、07年ドリームジャーニー)が可能(=ただし時計の速い皐月賞はマイラーが好走する)。特にマイラーの先行馬が好走多いように感じます。
ステップの傾向は、前走朝日杯FS好走馬はここでもよく好走する(=03年1着エイシンチャンプ、04年2着メイショウボーラー、05年3着マイネルレコルト、07年3着ドリームジャーニー、10年2着エイシンアポロンなど)。
また同コース・同距離の重賞の京成杯好走馬も好走しやすいように思います(=01年ボーンキング、02年ローマンエンパイア、05年2着アドマイヤジャパン、08年1着マイネルチャールズなど)。
近年の新しいステップとしては、ラジオNIKKEI杯2歳S好走馬も好走しやすい(=09年1着ロジユニヴァース、10年1着ヴィクトワールピサなど)。
★予想★
◎オールアズワン・・・ネオユニヴァース×ナリタブライアン=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-a〕
前走ラジオNIKKEI杯2歳S2着(=阪神芝2000m:0.0秒差)。ラジオNIKKEI杯2歳S好走馬は弥生賞でも好走が多く、また01年札幌2歳S1着馬でもあり、札幌2歳SとラジオNIKKEI賞2歳Sを両方好走した馬は、06年1着アドマイヤムーンや09年1着ロジユニヴァースなど近年でも好走馬は多い。重賞好走しているように能力は高く、適性も合うと考えて好走に期待し評価する。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、09年ダービー1着馬ロジユニヴァースを輩出しているダービー好走血統。しかし基本的には中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。弥生賞では09年1着ロジユニヴァース、10年1着ヴィクトワールピサと2年連続好走していて適性は合う。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多い。本馬はこれまで札幌芝コースや暮れの阪神芝コースのためか35秒台前後の上がりだが、この能力も秘めていそう。母父ナリタブライアンはロベルト系で、スタミナ勝負となる競馬や力の要る芝に強く、一気にまくりきってしまう脚も備えている。使われながら力をつけ、頭角を現すのは3歳以降で、1800m以上の中長距離で真価を発揮する。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多く連続好走も多い。しかし突然燃えてきてしまうような可能性もあるのがこの牝系。3歳時は燃え尽きることは少ないが、古馬になると油断禁物。また距離が延びて本領発揮型の産駒が多く、叩き良化型でもある。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
○デボネア・・・アグネスタキオン×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔4-k〕
前走京成杯2着(=中山芝2000m:0.0秒差)。中山芝コースだけでなく札幌芝コースや小倉芝コースなど、小回りコースを器用さで押し切るタイプのレースに強い馬で適性は合う。
アグネスタキオン産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。母父Singspielはサドラーズウェルズ系で、一瞬のキレよりも全体的なスピードを持ち味とし、底力を問われる淀みない流れになるほど強さをみせる。格上挑戦でも侮れず、重賞挑戦などで厳しい展開になると能力が発揮される。500kgを超える大型馬のためか、瞬時に加速し速い上がりは使えていないのでキレよりも持続した流れ向きと考え、小回りコースでスタミナとパワーを活かす競馬が向いていると考える。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力がある。スタミナを活かしての好走が得意でもあり、皐月賞での好走も多い牝系。皐月賞と同じコースの本レースにも向くはず。分枝記号kは、かなり時計の掛かる馬場でのみ力を発揮する。冬場のダートや最終週の重馬場等が合う。
▲ターゲットマシン・・・ディープインパクト×Titus Livius=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔22-d〕
前走寒竹賞1着(=中山芝2000m)。近親キングカメハメハ。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、現時点ではまだスタミナ型なのかスピード型なのか判断がつきにくいが、本馬は全4走とも出走馬中3位以内の上がりを繰り出し、また33秒台の上がりを使い好走したこともあるため、スピード型のタイプ(=アグネスタキオン産駒のようなタイプ)と考えられる。馬体重も480kg前後と大型馬ではなく、おそらく流れに合わせて加速ができる器用なタイプと考える。母父Titus LiviusはMachiavellianを経たミスプロ系で、持続する流れに強い特性を持ち、その上でキレる末脚を繰り出す。一瞬の脚に優れた短距離・マイラー血統なのだが、抑えが利けば中距離もこなす。先週の中山記念でも母父Machiavellianのヴィクトワールピサが圧勝していて馬場は合うと思うし、同じようにアーリントンCでも母父Machiavellainのノーザンリバーも好走していて、活火山状態の系統と考えて期待する。
No.〔22〕の牝系は、タフでスピードとスタミナに優れた牝系。分枝記号dの〔22-d〕にはアグネスデジタルやキングカメハメハなどがいて、距離に融通性のある特徴がある。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。
△プレイ・・・ロックオブジブラルタル×サンデーサイレンス=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔7-f〕
前走つばき賞2着(=京都芝1800m:0.2秒差)。前々走京成杯3着(=中山芝2000m:0.4秒差)。全7戦(1-4-1-1)と詰めは甘いが相手によらず好走するタイプ。
ロックオブジブラルタル産駒はダンチヒ系で、本格化は3歳以降だが晩成血統というわけではなく、素質のある馬は早い時期に片鱗を窺わせる。芝向きの先行堅実型で、前走の着順が信頼でき大敗からの大駆けは少ない。相手なりに走り、昇給してもいきなり通用することも多い。父母父ビーマイゲストの影響のようで、一気に走れる短距離かスタミナを活かせる中距離が得意。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
No.〔7〕の牝系は、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。 03/05 16:58
軍神マルス
予想歴13年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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