このレースにしても最終レースにしても馬場が最終週の福島っぽかったですよね。中山の馬場を使ってもこうなるんですね。時期的なものなのかな？主要競馬場であんなに外を回る競馬は久々にみたなぁ。
今回のレースはまるで福島でのラジオＮＩＫＫＥＩ賞みたいな決まり手で、先行争いを終始中団の外から進めたイタリアンレッドのまくりのような抜け出し勝ち。ストロングガルーダとサニーサンデーのときのラジオＮＩＫＫＥＩ賞みたいな感じでした。
福島競馬場は来春の開催を目指すそうです。中山の馬場に福島の念は見てとれました。死んでません。必ずや。


１着　イタリアンレッド
やはり前走は消化不良だったようでうっぷんを晴らした感。
向こう正面ではちょっと持っていかれてましたけど、全体のペースアップが早かったのでちょうどよかったのかもしれません。ちょっと抜け出しが早い感じもしたけどその辺は中舘クオリティでしょうか。
クイーンＳよりも得意の小倉の小倉記念でサマー２０００のチャンピオンを狙ってくるとは思います。今度もハンデ戦。ハンデとメンバー次第では牝馬のチャンピオンが誕生するかも。


２着　タッチミーノット
乗り慣れているジョッキーですからよくわかっていて、３コーナーで追い通し。勝負どころで手応えが悪いのはいつものことで、あの追い通しは乗り慣れていれば必然。ジョッキーはよくやっています。
明らかに広いコース向きであることを改めて露呈しましたが、新潟の外回りだと直線が長すぎて仕掛けが難しいというジレンマとの戦いですね。東京２０００ｍが合っている思いますが重賞は天皇賞しかありませんのでねぇ・・・


３着　アニメイトバイオ
らしい３着の感。馬場の悪い内を走らされながらも最後は自力で３着。さすがは牝馬クラシックを盛り上げた１頭という感じ。
勝ち馬、２着馬ともに外のいいところを走れたという点を考慮すると健闘の部類。当然牝馬同士ならの期待はあるがどこへ行っても斤量をもらいますのでね。なかなか厳しいです。


４着　シャドウゲイト
キャプテントゥーレを徹底マークで直線入り口で捕える。レースが早めに動く苦しい展開でこそ粘りを発揮する馬なのでこの着順にはそれほど驚かないけど立派だと思います。
９歳馬にまだこれだけやられているのだからね・・・情けないですよ、他は。ディープインパクト世代ですからなぁ。


５着　ドモナラズ
終いに徹して掲示板確保。この馬の好走もまるで福島競馬場で行われているみたいに思えた要因の一つ。柴田大知の名前もどんどん売れて行きますね。


他

１２着　キャプテントゥーレ
「敗因は荒れた馬場でしょう」だってさ。宝塚記念を回避してここに臨んだわけですから、そういった馬場になることも想定しなくてはいけないと思うのですがね。
このぐらいのメンバーなら斤量次第で勝負になると考えるのが甘いですよね。関東は完全に舐められてるね。ま、結局関西馬が勝ったわけですが。
シャドウゲイト以下に早めにプレッシャーをかけられたのも大きいでしょう。いかに今まで楽な競馬をしてきたかということ。斤量面を考えても持ち前のスピードで積極的に逃げることはできないんでしょうから、サマー２０００シリーズでは厳しいでしょう。サマー２０００が終わって手薄になる朝日ＣＣでまた大威張りすればいいのでしょうよ。

07/11 01:11　回顧アクセス：7092