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★傾向分析★
2004年 タイム 2'10"1 (良) 1FAve=11.83 3FAve=35.48
テン35.0-中盤59.7(3F換算35.82)-上がり35.4 『前傾・一貫』
1着コスモバルク・・・ザグレブ×トウショウボーイ=ヌレイエフ×プリンスリーギフト 〔5-d〕 1-1
2着ホオキパウェーブ・・・カーネギー×Mr. Prospector=サドラーズウェルズ×ミスプロ 〔5-g〕 8-3
3着トゥルーリーズン・・・Silver Deputy×Strawberry Road=ヴァイスリージェント×ニジンスキー 〔1-s〕 2-2
2005年 タイム 2'11"8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.95
テン35.5-中盤61.1-上がり35.2 『中弛み』
1着キングストレイル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 7-5
2着フサイチアウステル・・・Stormin Fever×Green Dancer=ストームバード×ニジンスキー 〔4-r〕 3-3
3着ピサノパテック・・・サンデーサイレンス×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔10-d〕 3-2
2006年 タイム 2'13"1 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン35.5-中盤61.3(3F換算36.78)-上がり36.3 『前傾・中弛み』
1着トーセンシャナオー・・・サンデーサイレンス×トウショウボーイ=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔10-a〕 2-3
2着トウショウシロッコ・・・アドマイヤベガ×ニッポーテイオー=サンデーサイレンス×リファール 〔23-b〕 9-3
3着ミストラルクルーズ・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-n〕 14-8
2007年 タイム 2'12"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン34.3-中盤62.1(3F換算37.26)-上がり35.6 『前傾・中弛み』
1着ロックドゥカンブ・・・Red Ransom×Fairy King=ロベルト×ノーザンダンサー 〔11〕 5-4
2着ゴールデンダリア・・・フジキセキ×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔2-c〕 13-14
3着スクリーンヒーロー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔1-x〕 2-2
2008年 タイム 2'14"6 (やや重) 1FAve=12.24 3FAve=36.71
テン36.0-中盤62.9(3F換算37.74)-上がり35.7 『中弛み』
1着ダイワワイルドボア・・・アグネスタキオン×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔4-r〕 7-3
2着マイネルチャールズ・・・ブライアンズタイム×Zabeel=ロベルト×ターントゥ 〔6-b〕 3-1
3着ノットアローン・・・アグネスタキオン×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔B3〕 4-3
2009年 タイム 2'12"0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン35.7-中盤60.4(3F換算36.24)-上がり35.9 『一貫』
1着ナカヤマフェスタ・・・ステイゴールド×タイトスポット=サンデーサイレンス×リボー 〔3-h〕 7-3
2着セイクリッドバレー・・・タニノギムレット×フジキセキ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔21〕 5-6
3着フォゲッタブル・・・ダンスインザダーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔8-f〕 9-8
2010年 タイム 2'10"9 (良) 1FAve=11.90 3FAve=35.70
テン34.8-中盤59.1(3F換算35.46)-上がり37.0 『前傾』
1着クォークスター・・・アグネスタキオン×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-d〕 16-10
2着ヤマニンエルブ・・・サッカボーイ×ティンバーカントリー=ファイントップ×ミスプロ 〔1-w〕 1-1
3着アロマカフェ・・・マンハッタンカフェ×ハートレイク=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔7-c〕 5-4
流れは『前傾』になりやすく、また中盤弛む『中弛み』になりやすい傾向。テンの速さを中盤緩めることで距離を持たせるレースという感じと考える。
好走馬の多くは、4コーナー5番手以内が多く、開催前半でまだ前が止まらない傾向と考える。
血統の傾向は、ターントゥ系(=サンデーサイレンス系やロベルト系など)×大系統ノーザンダンサー系(=リファール系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系など)の配合馬の好走が多い。同コースのオールカマーはノーザンダンサー系が非常に強い傾向なので、大系統ノーザンダンサー系が好走するのは納得です。ただ3歳戦でもあるため、サンデーサイレンス系の器用さというか軽さが活きやすいため好走馬が多いのでは?と考える。
またラップ上持続型の流れになりやすいため、ロングスパートでスタミナが要るから欧州型のノーザンダンサー系に向くと考える。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕〔5〕が複数好走馬を出しています。これらの牝系はクラシックに好走馬を多く出しやすい牝系でもあり、成長力と完成度が高い牝系。クラシックトライアルなので、この傾向は納得かもしれません。
分枝記号はd記号が好走馬多し。前走好走馬なら勢い持続しやすく好走しやすい特性が活きているのだと思います。
ステップの傾向は、ラジオNIKKEI賞を先行して好走した馬がここでも好成績。欧州型の馬場で小回りコースの福島コースを先行して好走できる適性が嵌りやすいということと考える。
また近年好走が多いのは、前走新潟芝2000mや2200mで古馬相手に好走した1000万条件戦好走馬(=08年阿賀野川特別3着→1着ダイワワイルドボア、09年信濃川特別1着→2着セイクリッドバレー、09年阿賀野川特別2着→3着フォゲッタブル、10年阿賀野川特別1着→2着ヤマニンエルブ、など)。新潟芝中距離で好走してきた1000万条件戦好走馬には要注目。
★予想★
セントライト記念のポイントは、
①流れはコース形態からも、厳しい持続型になりやすい。
②好走ポイントは4コーナー5番手以内。小回りを先行できる馬。
③大系統ターントゥ系(サンデーサイレンス系・ロベルト系)×大系統ノーザンダンサー系の好走多し。
④ラジオNIKKEI賞好走馬が好走しやすい。特に先行しての場合は適性高し。
⑤休み明けの春の実績馬より、夏に使っていた馬を上位に考えること。
◎ショウナンバーズ・・・Tigar Hill×Acatenango=ダンチヒ×ハンプトン 〔2-e〕
前走佐渡特別2着(=新潟芝2200m:0.1秒差)。中山芝コースは(0-0-0-1)だが、芝2200mは(0-1-0-0)。芝2200m以上の近走は安定していて、また近年新潟芝2000mや2200mの古馬混合1000万下条件戦好走馬がよく好走している傾向から、本馬は持続型のスタミナを活かせる条件で好走しやすいタイプと考えて期待して評価する。
Tigar Hill産駒はダンチヒ系で、中長距離での消耗戦は望むところのスタミナ血統。使われながら力をつけてくる。またTigar hillはディンヒルを経るダンチヒ系で、この父系は本格化すると連勝街道を走り、一気に登り詰める爆発力と勢いを持つ。この特性にも期待する。母父Acatenangoはハンプトン系で、ドイツの主流父系であり、2400mは得意で、ベンツのような重厚さとポルシェのようなスピード性の両方を併せ持つ。本格化はやや遅いが成長力に富み、中距離以上で本領を発揮する。上がりの速い展開には不安が残るが、厳しい流れになると台頭する。重馬場も得意。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
○トウシンイーグル・・・ハーツクライ×Seattle Slew=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔2-d〕
前走阿賀野川特別2着(=新潟芝2200m:0.0秒差)。中山芝コースは(0-0-0-1)だが、芝2200mは(0-1-0-0)で、◎ショウナンバーズ同様に芝2200m以上で成績が安定している馬。そのため近年新潟芝2000mや2200mの古馬混合1000万下条件戦好走馬がよく好走している傾向から、本馬は持続型のスタミナを活かせる条件で好走しやすいタイプと考えて期待して評価する。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンのかかる器用なタイプよりは、助走をつけて末脚が全開になり長く良い脚を繰り出すタイプが本質。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。母父Seattle Slewはボールドルーラー系で、芝向きの中距離血統。先行流れ込みや一瞬の脚を持っている。母父としてもスピードと斬れ、ボールドルーラー系のタフさを伝えている。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。
▲サダムパテック・・・フジキセキ×エリシオ=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-h〕
前走東京優駿7着(=東京芝2400m:2.3秒差)。中山芝コースは(1-0-0-1)で、約3ヶ月半の休み明けとなるが皐月賞2着など能力は高く、好走に期待する。
フジキセキ産駒はスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っていて、この器用さは2~3歳のこの時期では大きな武器となる。母父エリシオはノーザンダンサー系で、2~3歳の早い時期に好走する仕上がりの早い馬もいるが、総じて本格化するなら古馬で、中距離以上で活躍するスタミナを秘めている。 芝は軽い馬場のスピード勝負より、時計のかかる馬場での消耗戦で能力を発揮する。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには駆けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。
△ベルシャザール・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-e〕
前走東京優駿3着(=東京芝2400m:1.4秒差)。中山芝コースは(1-0-0-0)。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入る。道悪も得意で、大一番に強い。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。今回は約3ヵ月半の休み明けとなるが、前走GⅠ3着好走にて勢いはあると考えて期待する。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。この時期は成長力で他の牝系よりも完成度は高い。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
△ユニバーサルバンク・・・ネオユニヴァース×ドクターデヴィアス=サンデーサイレンス×ヘロド 〔2-u〕
前走東京優駿10着(=東京芝2400m:2.5秒差)。中山芝コースは初だが、芝2200mは(0-1-0-0)で11年京都新聞杯2着(=京都芝2200m:0.0秒差)好走歴あり。
ネオユニヴァース産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、09年ダービー1着馬ロジユニヴァースを輩出しているダービー好走血統。しかし基本的には中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多く(=アンライバルド、ミクロコスモス、ヴィクトワールピサなど)、本馬も34秒台前半の上がりを近走で繰り出し上昇中。この点もネオユニヴァース産駒は要注目で、速い上がりを使えるタイプには大物が多い。母父ドクターデヴィアスはヘロド系で、短距離~マイルで活躍する産駒が多いが、距離適性に幅のあるトワルビヨン系でもあるため中距離までは対応可能。異系のトワルビヨン系だけでなく底力のリボー系も内在するので、母系で存在感を現し底力を与える。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強い。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。 09/18 10:51
軍神マルス
予想歴13年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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