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★傾向分析★
2004年 タイム 1'09"9 (不良) 1FAve=11.65 3FAve=34.95
テン33.6-上がり36.3 『前傾』
1着カルストンライトオ・・・ウォーニング×クリスタルグリッターズ=マッチェム×レッドゴッド 〔10-b〕 1-1
2着デュランダル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔11-f〕 16-14
3着ケープオブグッドホープ・・・Inchinor×Clantime=ヘロド×ハイペリオン 〔8-e〕 9-9
2005年 タイム 1'07"3 (良) 1FAve=11.22 3FAve=33.65
テン32.9-上がり34.4 『前傾』
1着サイレントウィットネス・・・El Moxie×Bureaucracy=ミスプロ×ハイペリオン 〔13-a〕3-3
2着デュランダル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔11-f〕 15-14
3着アドマイヤマックス・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-f〕 12-12
2006年 タイム 1'08"1 (良) 1FAve=11.35 3FAve=34.05
テン32.8-上がり35.3 『前傾』
1着テイクオーバーターゲット・・・Celtic Swing×Archregent=ミスプロ×ヴァイスリージェント 〔11-d〕 1-1
2着メイショウボーラー・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔10〕 4-4
3着タガノバスティーユ・・・ブライアンズタイム×サクラユタカオー=ロベルト×プリンスリーギフト 〔10-b〕 14-14
2007年 タイム 1'09"4 (不良) 1FAve=11.57 3FAve=34.70
テン33.1-上がり36.3 『前傾』
1着アストンマーチャン・・・アドマイヤコジーン×Woodman=グレイソヴリン×ミスプロ 〔2-n〕 1-1
2着サンアディユ・・・フレンチデピュティ×Caerleon=ヴァイスリージェント×ニジンスキー 〔22-d〕 2-3
3着アイルラヴァゲイン・・・エルコンドルパサー×Meadowlake=ミスプロ×セントサイモン 〔3-l〕 2-2
2008年 タイム 1'08"0 (良) 1FAve=11.33 3FAve=34.00
テン33.6-上がり34.4 『前傾』
1着スリープレスナイト・・・クロフネ×Nureyev=ヴァイスリージェント×ヌレイエフ 〔7-f〕 5-4
2着キンサシャノキセキ・・・Fuji Kiseki×Pleasant Colony=サンデーサイレンス×リボー 〔14〕 7-7
3着ビービーガルダン・・・チーフベアハート×Westminster=ダンチヒ×ターントゥ 〔1-n〕 3-4
2009年 タイム 1'07"5 (良) 1FAve=11.25 3FAve=33.75
テン32.9-上がり34.6 『前傾』
1着ローレルゲレイロ・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー 〔1-b〕 1-1
2着ビービーガルダン・・・チーフベアハート×Westminster=ダンチヒ×ターントゥ 〔1-n〕 5-2
3着カノヤザクラ・・・サクラバクシンオー×Woodman=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔9-h〕 13-10
2010年 タイム 1'07"4 (良) 1FAve=11.23 3FAve=33.70
テン33.3-上がり34.1 『前傾』
1着ウルトラファンタジー・・・Encosta de Lago×Sir Ivor=ノーザンダンサー×ターントゥ 〔8-f〕 2-1
2着キンシャサノキセキ・・・Fuji Kiseki×Pleasant Colony=サンデーサイレンス×リボー 〔14〕 9-6
3着サンカルロ・・・シンボリクリスエス×Crafty Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔23-b〕 15-12
テンが速く上がりがかかる『前傾』が基本。最後の1Fは中山コースの坂の影響で、ラップががくっとおちる傾向。
連対馬の位置取りから、逃げ・先行と差し馬という組み合わせが多い感じです。
逃げ・先行馬はテンの速さに対応できるダッシュ力が必要で、そのスピードを最後まで持続する必要がある。
夏のローカル1200mシリーズの延長と考えられ(=休み明けより夏を使った馬)、ローカルコースの鉄則はここでも活きる(=好走するのは4コーナー5番手以内が多い)。
その流れはダート適性に通じるものがあり、ダート血統のミスプロ系やヴァイスリージェント系、タイキシャトル、ブライアンズタイムなどはその適性を持っていたと考えます。
差し馬については、高松宮記念で実績を残していたサンデーサイレンス系(=デュランダル、アドマイヤマックスなど)。
牝系の傾向は、No.〔7〕〔10〕〔11〕〔22〕が近年では複数好走馬を出しています。これらに共通することは、スピードの絶対値が高い牝系であること。
№.〔7〕〔11〕は、古馬での成長力に優れた牝系で、セカンドステージなどに突入した馬が良く好走している感じです。
No.〔10〕〔22〕は、高速決着に強いタイプがいるスピードに優れた牝系。
分枝記号では、b・d・f記号が好走馬多いです。どの記号も、基本的には鮮度と勢い重視型。
b記号は、鮮度の高さや勢いを活かして好走するパターン。
d記号は、前走の勢いを持続して好走するトライアル好走→本番でも好走のパターン。
f記号は、休養明けを苦にせず叩いて一変が少なく、前走好走の勢いをそのままに好走のパターン。
また過去の連対馬から、アイビスサマーD好走馬は相性が良い傾向と考えます。カルストンライトオ、メジロダーリング、サンアディユなどが連対していて、これはアイビスサマーDが最高スピードとその持続性能を証明するレースから、適性がスプリンターズSに合うと思われます。
ただし最後の坂で止まってしまう可能性はある(=サマースプリントシリーズは平坦コースで行われる)ので、血統から坂を克服できそうか?を判断しなければと考えます。中山実績は良く考えること。
またNHKマイルC3着馬(=04年メイショウボーラー、05年アイルラヴァゲイン、06年キンサシャノキセキ)が好走していて、不思議な傾向あり。
近年のステップとしては、前走キーンランドCの好走馬が好走しやすい傾向。
セントウルSも5着以内の好走馬が好走しやすいです。
★予想★
スプリンターズSのポイントは、
①夏のローカル1200mシリーズの延長と考え(=休み明けより夏を使った馬)、ローカルコースの鉄則はここでも活きる(=好走するのは4コーナー5番手以内が多い)。
②鮮度と勢い重視。
③アイビスサマーD好走血統。ただし中山コースなので、中山実績はよく考えること。
◎ロケットマン・・・Viscount×McGinty=レッドゴッド×グレイソヴリン 〔18〕
前走クランジSA1着(=シンガポールD1200m)。1200m戦は(17-4-0-0)と全連対で、スプリンターとしては世界屈指の馬。近年スプリンターズSで好走の多い豪州産馬でもある。
Viscount産駒はレッドゴッド系で、成長力は豊富な本格派血統。Viscount自身はオーストラリアで芝1400m~1600mのGⅠを3勝。Viscountの父クエストフォーフェイムは、条件戦をなかなか突破できない馬やダートでお茶を濁している馬は多いが100頭に1頭は大物が出るタイプで、その特性が活き本馬は100頭に1頭の大物。大レースに強く底力もあり、強いと思った馬をとことん追いかけても損はない。母父McGintyはグレイソヴリン系で、少し古い血統のため詳細なデータはなし。ただ
グレイソヴリン系は短距離でも好走馬を輩出するような快速血統のコジーン系が存在するし、グレイソヴリン自身は純然たるスプリンター。気性が前向きなためスピードとダッシュ力に優れた血統で、脚質転換で終いを生かす形になるとトニービン系のようなキレ味を使うようになる。本馬はこのスプリンター適性を上手く母父からも補完していると考える。
No.〔18〕の牝系で、活躍馬はナリタトップロードなどがいるが、やや衰退気味の牝系。分枝記号なしなので、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。
○カレンチャン・・・クロフネ×トニービン=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔13-c〕
前走キーンランドS1着(=札幌芝1200m)。近走重賞3連勝中で、勢いのある馬。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。ヴァイスリージェント系のセカンドステージ突入の牝馬は、牡馬混合戦でも互角以上に戦い(=サンアディユ、スリープレスナイトなど)、本馬も牡馬と互角に戦いセカンドステージの充実さを感じさせる。またそのセカンドステージ突入の前述の牝馬2頭は、ともにスプリンターズS好走馬(=07年2着サンアディユ、08年1着スリープレスナイト)で、このレースとは非常に相性は良いと考える。母父トニービンはグレイソヴリン系でスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。この母父の特性にも期待して評価する。
距離が延びて本領発揮型で、キャリアを積み上げながらクラスの壁を越えていくタイプ。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
▲ダッシャーゴーゴー・・・サクラバクシンオー×Miswaki=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔18〕
前走セントウルS3着(=阪神芝1200m:0.1秒差)。10年スプリンターズSでは2位入線も4着降着、11年高松宮記念も4位入線も11着降着とGⅠでは今一つ不運な感じがあるが、日本馬の中ではスプリント王者のキンシャサノキセキが引退したため暫定王者の一頭と思われる。前走は休み明けで、スプリンターズSへの叩き台としては期待できる内容で、叩いた効果を期待して評価する。
サクラバクシンオー産駒はプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。サクラバクシンオー産駒は得意重賞があるのだが(=アイビスサマーD、セントウルS、ファルコンS、函館2歳S、小倉2歳Sなど)、今回はスプリンターズSだが09年3着カノヤザクラ、10年本馬が2位入線なら好走したと考えて期待して良い相性の良いレースと考える。母父Miswakiはミスプロ系で、やや中距離適性に優れ、成長力もある。先行させるとしぶとく、脚を溜めると末脚もしっかりしている。また大レース向きの血統。
No.〔18〕の牝系で、活躍馬はナリタトップロードなどがいるが、やや衰退気味の牝系。分枝記号なしなので、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。
△ラッキーナイン・・・Dubawi×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕
前走セントウルS2着(=阪神芝1200m:0.0秒差)。前走は59kgを背負っての好走だったが、今回は57kgへと斤量が軽くなる点はプラス要因。芝1200m戦は(3-2-1-2)と好走が多く得意としているが、同じ香港馬グリーンバーディーをものさしにロケットマンと比較するとやや評価を下げなければと考え、連下候補と考える。
Dubawi産駒はミスプロ系だが、全体的に底力や勝負強さをもつ血統が入り、スピードの優れた単なるマイラー血統ではない。種牡馬併用開始年に急死してしまい産駒は一世代のみだが、本馬も含め世界で活躍する産駒を輩出し、能力は高い。母父Green Desertはダンチヒ系で、ダンチヒのスピードをそのまま受け継いだスプリンター血統。早い時期からオープン入りし、途中で壁にぶつかっても、レースで揉まれながら力をつけ、古馬になって一皮むけ、成長力はある。時計のかかる馬場は上手い。ダートは割引。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
△サンカルロ・・・シンボリクリスエス×Crafuty Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔23-b〕
前走セントウルS4着(=阪神芝1200m:0.2秒差)。10年スプリンターズS3着馬で11年高松宮記念2着馬でもあり、芝1200m戦は(0-1-1-2)。中山芝コースは(0-1-3-2)と好走も多い。ダッシャーゴーゴー同様にキンサシャノキセキ引退後のスプリント路線の暫定王者の一頭。前走からの叩いた効果は期待できると考えるが、突き抜けるイメージが沸かないので、連下候補と評価する。
シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳になりたての時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。特にレコード決着など時計が速くなる厳しい流れで覚醒する。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。母父Crafty Prospectorはミスプロ系で、基本はマイル血統だが外れが少なく、どの産駒もコンスタントに走りGⅢまでならクラスの壁を感じさせずに人気で好走することも多い。仕上がりは早く2歳時から走る。母父としては粘っこいスピードを伝える。
No.〔23〕の牝系は、タップダンスシチーやセイウンスカイなどと同系でスタミナとスピードに優れた牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
△フィフスペトル・・・キングカメハメハ×Bahri=ミスプロ×ネヴァーベンド 〔19-b〕
前走京成杯AH1着(=中山芝1600m)。中山芝コースは(3-1-1-2)と好走が多く小回りコース向きのタイプで、芝1200m戦は(2-0-0-0)で2歳戦以降久しぶりの出走となるが、前走好走の勢いからも怖い存在。ただしいきなりスプリント戦に挑戦し突き抜けるイメージは沸かないため、連下候補として評価する。
キングカメハメハはキングマンボ系で、ミスプロ系ながらも欧州型の要素を兼ね備えた凱旋門賞血統。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性を有している。母父Bahriは芝向きの中距離血統で、成長力もあり、高齢まで力の衰えが少ない。マイルで勝ち負けできるスピードを有し、スタミナも兼ね備えている。またタメると一気に突き抜ける末脚繰り出せるリヴァーマン系の特徴もよく受け継いでいる。
No.〔19〕の牝系は、淡々と流れる厳しい流れにに強いタフな牝系。分枝記号bは、基本的に晩成傾向で使い減りしないタイプが多く、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強く、重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率が高い。前走好走のため勢いはあり、久しぶりの芝1200m戦としての鮮度にも期待する。 10/02 12:26
軍神マルス
予想歴13年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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