12.6 - 10.9 - 12.1 - 13.2 - 12.6 - 12.6 - 13.0 - 12.1 - 12.7

だいぶ緩んだペース。３コーナー過ぎからだいぶ各馬鞍上の手が動いていたけど上位３頭以外に見どころを見せた馬はほぼ皆無で、逃げた馬を捕えられなかった馬たちと上位馬の差はハッキリと出たと思う。


１着　ホッコータルマエ
２番人気という立場でもブサイクに出ムチを入れて位置を取りに行く。先行集団の外を進んで直線入り口で早目に抜け出す。最後はナムラビクターに迫られたけどもう１度伸びる感じで押し切る。
予想にも書いたとおりに現在の止まらない新潟ダートを最大限に生かせたし、勝利騎手インタビューで「ちょっと仕掛けが早かったかも」と言うぐらい幸騎手が強気の騎乗。この馬がしぶといということを完全にわかっているからこその大胆騎乗でしょうね。
今後は１回叩いてＪＣダートらしい。馬主も厩舎もレースぶりも非常に地味だけどこういう渋い馬は好みです。個人的には馬券に入れるだろうけど果たしてどこまで通用するのか。まずは１戦みたい。


２着　ナムラビクター
外枠だったものの道中は外を回らずに馬群の中。悠々と走っていた勝ち馬やキングブレイクとは違って敢えて苦しい位置に入れるのは和田騎手らしいというところでしょうか。
直線よく伸びるもわずかに及ばず。ただこれもしぶとく伸びていい競馬でしたね。予想にも書いたとおり渋さは和田騎手とは合っていると思うし馬主のキャラ的にもいかにもナムラっぽい感じが沁み出ている馬だと思う。
まぁしかし現状では調教で全然動きませんね。まだまだよくなる余地はあると思いますしこれからの馬と言う印象。体も大きいけどまだ持て余している感もあって将来が楽しみ。


３着　イジゲン
ゲートの後ろで暴れて暴れてゲートを嫌がる。そして躓き。これでは今の新潟ダートでは致命傷です。もうちょっと大人になってくれないと名前負けします。ただ負けて強しの内容だったことは明らか。府中コースでなら・・・なんていかにもワールドエースの皐月賞後の回顧みたいな感じになったけど・・・そう思わせてくれる能力は秘めているとは思う。


４着　ダノンゴールド
どうしてわざわざ目標にされる逃げの手に出たのか。どうも厩舎の勝負弱さが出ているというか。緩いペースで逃げたとはいえ上位３頭以外は完封しているから悲観することはないけどどうも甘いですよね。


他


６着　キングブレイク
問題はスタートだと思っていたけど無事に出ましたね。ただ何の工夫もない藤岡佑騎手らしい騎乗で普通に回ってきましたね。力はあるはずなんですがねぇ。逃げ馬も交わせないようでは・・・
このところ遠征競馬が続いているから余力がなかったとも考えられるけど調教も動いていたし馬体も悪くなかったし・・・こんなもんなのかな。
次からは『自己条件に戻る』でしょうから古馬とは斤量を生かせますし危険馬にはできませんが、ちょっとがっかりなレース内容だったことは否めないでしょう。


この『自己条件に戻る』は他のほとんどの馬に言えることなのですよね。今のダートの条件戦では３歳馬が狙い目ということはみんなわかっていることですからどうせ人気ですよね。ちょっと買いづらいですし危険馬にもしづらくて今後困りそう。

08/07 11:08　回顧アクセス：3805