| 馬連 6-9番
1,030円的中 |
【予想】
◎インペリアルマーチは芝スタートで阪神1400mならまず自分の競馬に持ち込める。テン争いで不気味なサンビームやリボンノキシよりも外枠を引いたので、テンがそこまで早くないこの馬には絶好の枠。これなら行き切れるでしょう。ハイペースを刻んで良さが出る馬なので、楽にハナを切って緩めたりしなければ、まず圏内からは外れないとは思っている。コーラル、ポラリスSともに高いレベルでしっかりと好走できているし、良馬場でも大阪スポーツ杯で1:22.8の持ち時計。ここでは1枚上手。
〇マルカフリートはこの頭数でこの枠ならスムーズに外から追走できるというのは強み。前走は新潟1200mである程度のペースを追走し、12.1 - 12.0 - 12.9の消耗戦で外からジリジリ。1400mでもそれなりに実績があって、京都でプロキオンS7着、1:23.2の持ち時計があり、よりスピード色が強い阪神でインペリアルマーチが引っ張る展開ならば、力は発揮できそう。脚を出し切る展開が望ましいので、この枠で好位ぐらいから多少ロスがあってもスムーズに競馬できれば。終いはかなりしぶとい馬なので。
【展望】
3日間開催の初日は両場ともに重賞は無し。それでもダート1400路線の熱い戦いが待っている。阪神1400mで良質なスピードと持続力が問われやすい舞台。重賞好走、オープン好走クラスの馬が中心となりそうだ。穴馬というか格下の馬が多いので、馬券的妙味という点ではやや難しいところもあるが、上位争いは今年の短距離重賞戦線を賑わしてもおかしくない顔ぶれ。
中心は阪神ダ1400mの鬼、インペリアルマーチ。ポラリスSではメモリアルイヤーが速すぎたが、二の脚でハナを獲りきる形。そのまま11.8 - 11.9 - 11.8 - 12.8の前傾ラップでしっかりと最後まで抵抗する良いスピード持続力を見せていた。コーラルSでは更にハイペースを刻んでも高いスピード能力で3着以下は抑えた。相手もインオラリオやファリダットと言った強敵だったし、これを相手に正攻法で戦えているのだからオープン特別ならどこかで勝てるはず。ここ2走は崩れているが、ダートスタートだとテンの速さが活かせないのであまり気にしなくていいだろう。相手関係も58kgのヒラボクワイルドと2kg差があるわけで、ここなら当然中心視すべき1頭だろう。
相手筆頭にはプロキオンSで4着と徐々に力をつけてきたワールドワイド。プロキオンSではトシキャンディが刻むハイペースを中団やや前で追走し、外からジリジリ伸びてくる競馬。11.7 - 11.9 - 12.0 - 12.6と消耗戦ではあったが、序盤で追走してしっかりと時計を縮めてきたというのは評価したい。相手もファリダットやシルクフォーチュン、テイクアベットと言った実力馬。オープン特別なら当然力上位だろう。基本的には割と平均的な競馬で結果を出してきた馬で、ある程度のスピードと、そこからある程度のトップスピードを持っているという印象。逆に言うと、武器を欠く感じなので、勝ちきるには上手く乗る必要が出てきそう。いずれにせよ地力は最上位の1頭。
3番手にはポラリスS勝ち馬ヒラボクワイルド。ポラリスも強い競馬だったが、むしろイメージ的には5走前のギャラクシーSの方か。前半3F33.9のハイペースを好位で追走、11.8 - 12.0 - 12.3 - 13.1の消耗戦で力強く抜け出し圧勝。アドバンスウェイやシルクフォーチュンを千切っての内容だけにこれは評価しないといけない。スピード持続戦ならばかなり高いパフォーマンスを見せてきている。ただ、オアシスSでは平均ペースで伸びきれずにジリジリ。1600mが長いということもあるだろうが、基本的にはL1落ち込むタフな競馬でこそということだろう。阪神1400なら。
穴どころからはプリンセスペスカ。ここ数走は距離を伸ばしてきているが、しらかばSでは強敵相手に内を立ち回ったとはいえ粘っての3着。12.2 - 12.2 - 12.5 - 12.7のラップでロスなく立ち回った分、L1の落ち込みでしぶとく粘れた。ただ、この馬は1400m実績も持ち時計もそれなりにあって、良馬場で1:23.8はここでもそれなりには戦える範囲、それも本格化前。イメージとしては緩い札幌こそ最内で立ち回れたが、器用な感じはないので外枠からスピードに乗って持続力を活かす形が良いはず。京都1800mの好走内容もL1落ち込むスピード持続戦だったので。相手関係はなかなか強敵ではあるが、適性的には十分圏内に加われるだけのものを見せている。
ポラリスS5着のマルカベンチャーも圏内。この馬の持ち味はトップスピード。道中あまり縦長にならずに、キレ味だけで面倒を見れる舞台が良く、それゆえペースが上がりにくいダートスタートの方が結果が出ている馬。前走も阪神1200で上り3F33.8と芝並のものを見せているが、序盤そこまでペースが上がらないから出せる脚。芝スタートでペースが上がってしまうとこの馬の持ち味は相殺されてしまう。ただし、この馬は本来持続力もある馬なので、前がスピードだけで押し切れないタフな展開になった場合は十分食い込む余地があるので悩ましい。阪神1400mはスピードだけで押し切りやすいコースなので、この馬としては展開が嵌らない限りは、少し苦しい競馬になるのではないかと思っているが。
BSN賞で好走したマルカフリートもどうか。12.1 - 12.0 - 12.9と新潟1200にしてはL2が上がりきらず、L1落ち込んで持久戦にシフトしている形。L1のバテでグンと伸びてきていたように、持続力を活かした競馬での2着とみてよさそう。1200mでこの内容なら、早いペースを追走するスピード力と、そこからしぶとく粘る持続力が必要な阪神1400mに対応できる可能性はそれなりにあると思う。あとは単純に力関係ひとつというところ。
最後に敢えて取り上げるならサンビーム。芝からのダート替わりではあるが、芝スタートの阪神1400奈良という所と、ネオ産駒の芝スタートダート実績は高いという点、最後にスピード持続力に適性を持つエーピーインディを母父に持っているという点で、ちょっと注目してみたい。インペリアルマーチを見る形で競馬ができれば。
http://blog.livedoor.jp/catassan/ 09/15 11:13
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