レースレベル４･･･
圧倒的１番人気となったトゥザワールドが何とか勝ったもののほぼ同着に近い２着馬が関東のベテラン横山典騎乗の騎手未固定の馬であるのはことクラシック戦線としては減点となるため「４」とする。

○…トゥザワールド
ヒヤリとしたものの４連勝は並みの馬ではない証拠。
今回のレベル相手なら今後も好走できると推測できるからにはこの中では次走期待馬の一番手になるだろう。

○…ワンアンドオンリー
今回の好走には正直驚かされたものの３着に戸崎乗り変わりのアデイインザライフが入り、その同馬に前走乗っていた横山典がここで微差の２着だったことには大いに納得できる結果。
したがって、本来なら太目の馬体で好走できた今回の結果だけ見れば次走期待馬の筆頭に挙げても良いのだが、同馬の不安点は鞍上が名前の通った騎手でないと不安定であること。よってトゥザワールドに次ぐ次走期待馬までと判断する。

Ｘ…アズマシャトル
騎手が固定している点はワンアンドオンリーより利点と言えるのだが、如何せんワンアンドオンリーが好走しているのにも関わらず今回の６着という結果はあきらかに鞍上未熟の表れで、まだまだ同馬の特徴を把握してないのが見受けられた。よって次走危険馬と評価せざるを得ない。

Ｘ…キングスオブザサン
こちらも５着という結果は物足りない。ただ唯一の救いは今回は鞍上が勝負所の３・４コーナーで後方待機競馬をしたにも関わらず相応の伸びを見せていたこと。
それでもアズマシャトルと同じく【＝追って勝ち負けできる腕を持ってない騎手】の未熟さによる結果は否めないので皐月賞では一か撥かの先行競馬しか活路は見出せないと判断して次点の危険馬とする。

※やはりハープスターで挑戦して欲しい…
勝ったトゥザワールドがデビュー戦で和田のバンドワゴンに千切られていることもあり、今回の微差勝利を見る限り『やはりハープスターでの牡馬クラシック挑戦の方が何倍も面白い＝勝ち負けできそう』に思えてならない。
なぜなら、現状ではきさらぎ賞でバンドワゴンを捕まえたトーセンスターダムが牡馬戦線のトップにいると見られるから･･･
ただし【これは私見ながら】昨年ダービーを勝っている武豊が今春の牡馬戦線、特にダービーの最有力であることは正直とても心配でならない。もしも今年もダービーを勝ってしまうと２度目のダービー連覇となり、それはあまりに大偉業過ぎると思えるから。
別に騎手の勝ち負けが順番であるとは思わないが、そこまで武豊に記録を作らせるほど他の騎手が低レベルだとは考えられない現状もあることは誰もが認識できるはず。【＝福永息子がリーディングを獲ったりしてること】
だが、今回のトゥザワールドで川田くんが皐月賞やダービーを勝てるかと考えた場合、正直難しいとしか思えない。
だからこそ、ハープスターでダービーに挑戦して欲しいと考える次第。
おまけに、昨年のジャパンＣが内国産の牝馬による１・２着、それも２冠牝馬メイショウマンボに負けた馬がジェンティルドンナに肉薄するというある意味“強豪牝馬時代”と呼べる古馬世代にあるからには、今年の強力牝馬たちが牡馬を打ち負かして古馬牝馬のトップクラスと雌雄を決するレースを見たいと思うのも当然だろう。
いずれにしても、今年は川田くんにとって牡牝クラシック共に馬に恵まれた最高の年であるからには、過去に菅原泰が果たした大偉業【＝春の３才牡牝４クラシック制覇】をさらに上回る偉業を狙って欲しいと願うばかりである。
「ハープスターによる桜花賞→日本ダービー制覇」･･･あのウオッカですら成し遂げられなかった牝馬の偉業達成を願ってやまない！

03/10 06:09　回顧アクセス：3158