ここでは一応役目は果たしたものの注文を。
今回◎アナザーバージョンは先行してきっちり走ったわけですけど、差されたのではなく逃げ切られたのは不満かなと。これは騎手に対する注文ですけど。
いつものウィリアムズならもう少し前を突いて潰すはずなんでちょっとなあというとこなんです。これは今年のウィリアムズ全般に言える事なんですけど。
「先行馬鹿」という一応の？褒め言葉があるウィリアムズらしくない競馬が今年は多いなと。京都新聞杯のステイインシアトルはまだしも、ＮＨＫマイルカップは期待外れだったし、ヴィクトリアマイルももう少し前を追いかけても良かったかなと。去年のハイペース問答無用で前をクラッシュしに行くウィリアムズからしたらだいぶおしとやかになられたようで（笑）
理由ははっきりわからないですけど、一つとしては、去年秋の来日時にムーアが見せた活躍があるのかなと。ハナから先行するわけではなく、出すべきどころで出す、意表を突く。去年終盤のムーアはそのコツを掴んできていたわけで、もともとムーアと似ているウィリアムズは危機感があるのかなと。今回はちょっとシフトチェンジして引き出しを多くしようとしていますが、逆に詰めの甘さにつながっている現状です。この辺は悲しいかな、欧州と豪州のレベルの違いかなとも感じますが。
こちら側としては、もう以前のウィリアムズの先行クラッシャーのイメージは捨ててもいいかもしれません。シフトチェンジもうまくいってないので、馬の能力で拾っていくべきかと。先行粘り込み以外での腕前は日本人と同等としか評価できないので、後半はこの辺を突いていきたいところです。

05/18 18:49　回顧アクセス：2718