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今週のメインレースは、第50回函館記念である。
第50回函館記念は、一線級が不在であって、またハンデ戦ということもあるため、混戦が予想されている。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第50回函館記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
安田記念組からは、11着のグランデッツァ(石橋脩)が第50回函館記念に出走する。
安田記念におけるグランデッツァの11着という結果は、極悪な馬場状態で能力を発揮できなかったと捉えると度外視が可能と判断できる。
そのため、都大路ステークスで、エプソムカップを制したディサイファに5馬身もの差をつけて楽勝した時のレース内容が際立ってくる。
その点から、第50回函館記念の競馬予想においては、グランデッツァがこのレースで巻き返す可能性は高いと判断すべきである。
一方、エプソムカップ組からは、3着のダークシャドウ(戸崎圭太)及び9着のトーセンジャガーが第50回函館記念に出走する。
エプソムカップにおけるダークシャドウの3着という結果は、直線で前が塞がってしまう不利をうけていたため、不利がなくスムーズな展開ならば上位2頭と差のない競馬ができたと推測できる。
ただし、エプソムカップで勝利したディサイファは、都大路ステークスにおいてグランデッツァに惨敗をしている。
つまり、第50回函館記念の競馬予想においては、復調な気配をうかがわせるダークシャドウにも押さえ程度の評価は必要であるといえる。
一方で、エプソムカップにおけるトーセンジャガーの9着は、見所がないレース内容だったため、第50回函館記念の競馬予想において高い評価は不要と判断できる。
そして、鳴尾記念組からは、2着のアドマイヤタイシ(岩田康誠)、7着のサクラアルディート(幸英明)および9着のトウカイパラダイス(柴山雄一)が第50回函館記念に出走する。
鳴尾記念におけるアドマイヤタイシの2着という結果は、エアソミュールに差されはしたが、自ら勝ちに行く競馬だったため、その点から復調をうかがわせる内容であった。
すなわち、第50回函館記念の競馬予想においては、重賞レースで6回も2着になった実績があるアドマイヤタイシにも高い評価を与えて当然であるといえる。
その一方で、サクラアルディートおよびトウカイパラダイスの第50回函館記念のレース内容は、アドマイヤタイシに見劣りはするものの、鳴尾記念で4着となったカレンミロティックが宝塚記念で2着となり、好走していることから鳴尾記念組はレベルの高い一戦であったと判断できる。
そのことから、第50回函館記念の競馬予想においては、サクラアルディートおよびトウカイパラダイスが、内でロスのない競馬をするといった展開に恵まれる形であれば注意が必要である。
そして、巴賞組からは、2着のセイルラージ(松田大作)、3着のシゲルササグリ(秋山真一郎)、3着のミッキーパンプキン、6着のアンコイルド(勝浦正樹)、7着のゼロス(丸山元気)、8着のメイショウサミット(菱田裕二)および9着のサンディエゴシチー(藤田伸二)が第50回函館記念に出走する。
巴賞組においては、低レベルな一戦であり、またセイルラージおよびミッキーパンプキンの好走は、イン有利の馬場でロスのない競馬をしたため、レース内容としての価値は低いといえる。
そのことから、第50回函館記念の競馬予想においては、巴賞組のセイルラージ、シゲルササグリ、ミッキーパンプキン、アンコイルド、ゼロス、メイショウサミット及びサンディエゴシチーに高い評価は不要である。
なお、巴賞組で多少の注意を必要とするなら、早めの先頭で自ら勝ちにいったシゲルササグリと去年の函館記念において2着馬となったアンコイルドの巻き返しくらいであろう。
そして、目黒記念組からは2着のラブイズブーシェ(古川吉洋)、10着のアスカクリチャン(北村宏司)および11着のサイモントルナーレ(横山和生)が第50回函館記念に出走する。
目黒記念におけるラブイズブーシェの2着という結果は、コースロスのない競馬をさせた古川騎手の好騎乗に恵まれたため、レース内容としてはG2レースにおいて2着ほどの価値はないと判断できる。
そのため、第50回函館記念の競馬予想において、ラブイズブーシェが目黒記念のように再度好走するためには、ロスのない競馬をするとった展開の助けが必要と判断すべきである。
一方で、アスカクリチャンおよびサイモントルナーレは、目黒記念の見所のないレース内容を見る限り、第50回函館記念の競馬予想において高い評価は不要である。
ただし、アスカクリチャンは夏場になると調子を上げるタイプであることを考慮すると、第50回函館記念において一変する可能性もあるため、注意を払うべきである。
そして、オークス組からは3着のバウンスシャッセ(北村宏司)が第50回函館記念に出走する。
オークスにおけるバウンスシャッセの3着という結果は、直線で前が開かない不利をうけたため、レース内容自体は悪くない。
つまり、第50回函館記念の競馬予想においては、51キロの軽ハンデを考慮すると、3歳牝馬ではあるが、バウンシャッセの好走もあり得ると判断すべきである。
そして、天皇賞・春組からは11着のアドマイヤフライト(福永祐一)が出走する。
アドマイヤフライトは、天皇賞・春や日経賞でこそ力負けであったものの、日経新春杯では、イン有利の馬場を外から追い込んだため、負けて強しの2着であった。
そのことから、第50回函館記念の競馬予想においては、アドマイヤフライトにも注意を払う必要がある。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第50回函館記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などを加味して、第50回函館記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第50回函館記念の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の函館記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/hakodatekinen
函館記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
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