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★傾向分析★
2009年 タイム 1’48”2 (良) 1FAve=12.02 3FAve=36.07
テン36.2-中盤37.6-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着ローズキングダム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-w〕 4-4
2着トーセンファントム・・・ネオユニヴァース×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔16-a〕 11-12
3着レッドスパークル・・・ニューイングランド×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔2-r〕 12-14
2010年 タイム 1’47”3 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.77
テン36.2-中盤35.9-上がり35.2 『加速』
1着サダムパテック・・・フジキセキ×エリシオ=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-h〕 9-8
2着リフトザウイングス・・・ハーツクライ×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-s〕 16-14
3着フェイトフルウォー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔2-n〕 12-11
2011年 タイム 1’52”7 (不良) 1FAve=12.52 3FAve=37.57
テン37.5-中盤39.3-上がり35.9 『加速・中弛み』
1着ディープブリランテ・・・ディープインパクト×Loup Sauvage=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔1-b〕 2-2
2着フジマサエンペラー・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-m〕 3-4
3着マイネルディーン・・・ ダンスインザダーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔21-a〕 7-7
2012年 タイム 1’46”0 (良) 1FAve=11.78 3FAve=35.33
テン35.1-中盤36.4-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着コディーノ・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 4-4
2着レッドレイヴン・・・Smart Strike×Silver Hawk=ミスプロ×ロベルト 〔12-c〕 14-13
3着インプロヴァイズ・・・ウォーエンブレム×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2〕 11-9
2013年 タイム 1’45”9 (良) 1FAve=11.77 3FAve=35.30
テン35.8-中盤35.7-上がり34.4 『加速』
1着イスラボニータ・・・フジキセキ×Cozzene=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔4-n〕 3-3
2着プレイアンドリアル・・・デュランダル×ティンバーカントリー=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔7-f〕 3-3
3着クラリティシチー・・・キングカメハメハ×スペシャルウィーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔2-f〕 10-10
流れは、テンよりも上がりが速い『加速』が基本で、中盤が弛む『中弛み』も複合しやすく、ラスト3Fの上がり勝負の様相。33秒台~34秒台前半の上がりを繰り出せるタイプが、4コーナー5番手以内の好位置につけて好走することが多い。
血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く(=ステイゴールド、ネオユニヴァース、ハーツクライ、ディープインパクト、ダンスインザダーク産駒の好走から)、特にサンデーサイレンス系×欧州スタミナ血統(=リファール系、ノーザンダンサー系、グレイソヴリン系、ロベルト系など)の欧州型のスタミナタイプとの配合馬は好走多し。スタミナと上がりのキレが必要なレースということと思います。
また母父サンデーサイレンスも、欧州型スタミナ血統配合馬が好走。相性は良いと考えます。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔2〕〔4〕の牝系の好走馬が多い。
No.〔1〕の牝系は、クラシック春シーズンでの好走が多い、完成度の早い成長力を有した牝系。東京スポーツ杯2歳S好走馬がクラシック春シーズンでも好走が多いので、好走しやすい傾向も納得。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦の好走も多い仕上がりの早い牝系。その上で、直線の長いコースでの末脚勝負に強いタイプが多く、好走しやすいと考えます。
No.〔4〕の牝系は、この時期はまだ素質のみで走ることが多いが、スタミナに優れた点が嵌るものと思われます。
ステップの傾向は、いちょうSの連対馬(=99年2着トップコマンダー、01年2着マチカネアカツキ、04年1着スム-スバリトン・3着ニシノドコマデモ、07年3着スマイルジャック、09年2着トーセンファントムなど)が好走馬多し。
00年以降で連対した馬の中で前走敗退馬は、04年2着メイショウサムソンと08年2着ブレイクランアウトの2頭だけ。メイショウサムソンは萩S(=オ-プン戦)僅差4着、ブレイクランアウトはいちょうS僅差4着だったことから、オープン戦での僅差負けなら良いが、条件戦以下なら連対をはずしているようなら消しが良いのかもしれません。
★予想★
東京スポーツ杯2歳Sのポイントは、
①流れは、『加速』が基本で、『中弛み』も複合しやすい。そのため上がり勝負になりやすい。これまで上がり33秒台を繰り出している馬には注目。
②4コーナー5番手以内につけられる馬にも注目。
③スタミナ型サンデーサイレンス系が中心。欧州スタミナ型血統×母父サンデーサイレンスにも注意。
④No.〔1〕〔2〕〔4〕の牝系の好走が多い。
⑤いちょうS好走馬は特注。1着馬なら堅軸。
⑥前走1着馬を重視。前走敗退馬は、オープン戦や重賞で僅差なら反撃可能だが、条件戦敗退馬はその時点で軽視すべし。
◎グリュイエール・・・ディープインパクト×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔2-r〕
前走未勝利戦1着(=京都芝2000m)。東京芝コースは初で、芝1800m戦も初。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
○アヴニールマルシェ・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔7-d〕
前走新潟2歳S2着(=新潟芝1600m:0.0秒差)。東京芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲ジャストドゥイング・・・ゼンノロブロイ×フレンチデピュティ=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔8-f〕
前走芙蓉S1着(=新潟芝1800m)。東京芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(2-0-0-0)。
ゼンノロブロイ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、脚を溜めて鋭くキレるタイプが多いサンデーサイレンス系の中で、速いペースを追いかけて前で展開し踏ん張る競馬もこなせる適性の広さが持ち味。フジキセキ+マンハッタンカフェ的な特徴を有し、万能型のイメージ。人気馬がしっかり好走する比較的堅実なタイプが多い。産駒は中山芝コースでの好走が多く、東京芝コースでは3着になることが多いのが特徴で、コーナーワークが上手いということで小回りのローカルコースにも向くと考える。また産駒は道悪で馬場が悪くなっても好走可能なタイプが多く、馬場が渋って距離延長なら好走しやすい特徴を有している。体力は豊富で、リフレッシュ効果が大きく、鮮度の活かせる休み明けで立ち直る馬が多い傾向もある。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△クラージュシチー・・・ハービンジャー×サンデーサイレンス=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔3-l〕
前走未勝利戦1着(=阪神芝2000m)。東京芝コースは初で、芝1800m戦も初。
ハービンジャー産駒はダンチヒ系で、今年の産駒が初年度産駒。まだ傾向は読めないが、中距離前後を得意とし、とことん強いか、洋芝2600mを仕事場にするジリな産駒に分かれそうな予感。ディンヒルを経由しているため、きっかけを掴むと急激に成長し、一気に頂点まで上り詰める産駒も出ると思われるが、頻度は少ない。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。 11/24 10:47
軍神マルス
予想歴16年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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