| ワイド 8-10番
540円的中 |
土曜を見ていると思っていたよりは軽いかなという馬場状態。クイーンCが思っていたより走破時計が早かったので、先週までの馬場から少しはイメージを変えるべきかなとは思う。ただTS持続力型が結構突っ込めるというのは変わっていない印象ではある。
展開はマイネルコスモが作る。内からマイネルサクセサーが主張、外からコスモナインボールがこれを見ながらハナをというところまであるかなという感じで、コスモが行ってマイネルサクセサーが下げてコスモ単騎逃げでマイネルが実質的にややスローぐらいの流れを作るのかなという感じ。ゲートに難を抱えている馬も多いので、読みにくいところもあるが、ある程度縦長の展開にはなるかなという感じ。ポケットの位置を取れそうだがリアルスティール辺りが早めにポジションを内ポケットで嵌ってしまったときにマイネル辺りが下がってきてアンビシャス辺りが外から押し上げながらで内が渋滞する可能性はある。基本的には外からエンジンをかけやすい馬を狙う方が良いかな。
◎ドゥラメンテはこの枠だし素直に。もうちょっと時計がかかる馬場ならより良かったと思うけど、まあ外差しが利きやすい傾向そのものはそんなに変わってないし取りこぼさないとみる。前走セントポーリア賞が圧巻で、46.7-48.1とハイペース、少し離れていた集団で進んでいたこの馬としては3~4角の緩みで合わせずにフラットに進めながら直線まででに逃げ馬との差をハッキリ詰めていて、そこから11.6 - 12.1 - 12.6 - 12.5 - 11.2 - 11.8のラップでL2最速地点で一気にぶっこ抜いている。この馬のいいところは厳しい流れでもトップスピードを引き出すだけの基礎スピードを持っていて、かつそこからのトップスピードの持続力が凄まじいということ。質は一流とは思わないが、TS持続力は恐らく世代でも抜けている超一流の域にある。エンジンさえかかってしまえば相手になる馬はそうそう出てこないだろうと。今回はコスモナインボールがある程度のペースで逃げるし単騎逃げになったとしてもこれを目標に2列目以降の仕掛けはどうしても早くなるのでこの馬としてはエンジンをかけやすい展開はありがたい。ドスローでのギアチェンジが問われるケースだと新馬戦の要所の反応の悪さから不安はあるが、ある程度流れてくれればまず大丈夫だと思う。ここはどんな勝ち方をしてくれるかに注目しているが、相手関係で面白い馬も何頭かいるので、まずはきっちり勝ってほしいなと思う。
〇アヴニールマルシェは東スポ杯ではなく新潟2歳Sの方を評価している。このレースでは新潟芝外1600m戦でペースが47.1-46.3とややスローという程度で11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.0 - 12.0と極端に緩まない高いレベルでの総合力勝負。やや出負けしながらも後方、緩みもなく縦長のまま後方で直線を向く。直線序盤で追い出されるが前も加速する流れでなかなか差はつまらない。それでもL2最速地点ではしっかりと伸びて差を詰め、L1で抜け出したミュゼスルタンにしっかりと強襲するという競馬を見せた。ポジションは悪かったがそれを除けば後半全ての要素を高くクリアしてきた。前半の総合力の差でミュゼスルタンには敗れたが、これは距離延長である程度解消できるはず。前走は距離延長は良かったしゲートも幾らか解消してきたが12.5 - 12.7 - 12.3 - 11.0 - 11.6とゆるすぎる流れで仕掛けも遅くL2最速にしてもL3が12.3と急激なギアチェンジを要求される競馬。それでも2列目で前を向けないところから後手を踏みながらもL2で追い出されて反応して伸びてきていたというのは非常に高く評価するポイント。ただ、対応できたとはいえL1で甘くなったところはギアチェンジで脚を使ってしまった感じはある。この馬としてはある程度流れたうえでのTS持続戦が良さそうだし、ゆったりと進めればTS持続力はまだ底を見せていない。ドゥラメンテを破るという観点で見ればこの馬が対抗馬。
▲アンビシャス
もう一頭チャンスがあるとすればこれ。この馬は新馬戦を評価していて、高速京都芝内1600m戦。ペースそのものも47.2-47.7とややハイ気味の平均ペース。これを2列目のポケットで楽に進めて直線で進路確保してから反応良くグンと突き抜けるのだが、12.2 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 11.5とこの平均的な流れの中でそこからL1最速戦で加速してレースを終えているということ。これは高い基礎スピードを持っているという可能性が高いのと、それをコントロールしながら要所で動けるというワンペースではないという証明ともいえる。あとはトップスピード戦でどうかだが、それは前走で一定以上のパフォーマンスでクリア。阪神芝外1600m戦でドスローから12.9 - 12.5 - 11.8 - 10.9 - 11.9とL2最速、後半の総合力を問われた形で掛かりながら4角で外に出すと楽な手ごたえで一気に押し上げていけたしすぐに先頭に立てた。トップスピードの質そのものの高さも見せたし、L1やや詰められた分TS持続力という観点では少し微妙だがそれでも最速地点での脚は素晴らしかった。この馬は基礎スピードが高いと思うので溜めるよりは前々でペースをある程度引き上げながら仕掛けを遅らせて一足で出し抜く競馬が理想だと思う。その点で今回恐らくコスモがある程度引っ張るという形の中で、それを外からじわっと押し上げながら単騎の番手ぐらいで競馬ができればチャンスは十分あるかなと思う。前半の基礎スピードの高さをしっかりと活かしての総合力勝負ならドゥラメンテを破るチャンスはある。 02/15 14:13
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