ハンデが１キロは重いと調教師が不満げに話していたこと、調教で時計が出過ぎてしまったことで松若騎手が本番では結果を出しますので・・とコメントしたこと、前走は道悪が敗因だった・・などなど週中の予想をする段階では個人的にはけっこう注目をしていた馬だった。

予想オッズから美味しいのはこの馬かなと漠然と思っていたところ、土曜日の札幌で大好きだったペルーサが５年ぶりの勝利を聞いた時、小倉記念はゼンノロブロイ繋がり！のこの馬でと直感した。

だが日曜日の人気の落ち方がどうも気に入らなかった。当初は4,5人気だったのが結果的には6人気まで下がっていった。当日に人気が下がりすぎてしまうことがどうも嫌な感じがしたので、あえて嫌ってしまった。

結果的には考えすぎだったようで、強力なメンバーではなかったとはいえ見事なレースぶりだった。ただ次走以降あまり人気を背負うようなら嫌ってみたいし、逆に伏兵の立場なら狙ってみたい。次にどのレースに出てくるかによって評価が変わってきてしまいそうだが、あくまで伏兵ならという感じなので、とりあえず次の危険馬としてあげておく。（ほかに狙い馬・危険馬もいないので・・・）

松若騎手も19歳にしてテン乗りの馬で重賞制覇なので立派だと思うし、今後も頑張ってもらいたいが、ちょっとしたことで干されてしまうことがある怖い世界なので、言動には十分に気をつけて欲しいと思う。

◎べルーフは休み明けでプラス16キロだったことを考えると、よく走ったと思う。中山をこなしていたことから小倉の小回りも十分にいけると思ったのだが、コーナーリングで先頭に立とうという勢いだったのが直線の伸びが案外だったのは休み明け、重め残りが原因だったのかな。結果２着を確保するのが精一杯だったし、京成杯のイメージの荒々しい伸び脚は見られず個人的にはちょっと期待はずれだった。この走りからではこの馬の適性は掴みきれないので、危険な馬というほどではないが次走はちょっと様子を見たほうがいい気がする。

2着～6着は0.2差で入選するハンデ戦らしいゴール前の接戦だった。ちょっとしたことで着順が入れ替わることもあったであろう差なので、次走この中で人気を落とすような馬がいたら狙ってみたいと思う。


それにしても鳴尾記念組の活躍がほんとに顕著だ。

１着　ラブリーデイ　　　（次走　　宝塚記念　１着）
３着　アズマシャトル　　（次次走　小倉記念　１着）
４着　エアソミュール　　（次走　　函館記念　４着）
５着　グランデッツァ　　（次走　　七夕賞　　１着）

2歳や3歳のレースならいざ知らず、古馬のレースでこんなのも珍しい気がする。


来週は２着だったマジェスティーハーツが関屋記念に出走予定。去年は人気で惨敗してしまったが新潟も好走しているし夏も得意なので、森騎手がこの若手の勢いに続けるか人馬とも注目してみたい。

08/09 23:00　回顧アクセス：3865