| ワイド 4-9番
830円的中 |
土曜はやっぱり嫌な予感が的中で、馬場悪化しないですなあれだけ降っても。びっくりするぐらい影響が小さく、午前中から午後まで徐々に速いラップを刻みながらメインで8秒を突破してきた。金曜は20~30mmぐらい降っていたわけなので、これが土曜一日だけで回復しきるわけがないし、天気も良い明日にかけて猶更馬場が良化していく感覚でいるべきだろうと。
展開だが逃げ番手馬が非常に多くなったうえで各人飛ばす意識をなかなか持ちにくい状況でここにきた。メイショウカドマツはもう少し馬場がソフトならというところにこの馬場なので中距離馬が多いここで絶対的なスピードで先行できるかどうかという不安がある。内のセキショウは前走距離をこなしたことと最内枠なのでとりあえず出していくしかないしこれがまずはベース。これを見ながらマイネルミラノは距離の加減もあるし前走ほど楽な先行メンバーではないのでまずはセキショウの横に付けながら様子を窺う。外から積極策で行きたいのがタマモベストプレイだが津村は番手なら突けるが逃げの手になるとペースを作るのは下手。メイショウナルトは前走でオーバーペース控えるという心理はどうしても出てくる。ミトラもハナを切る意識まではないだろう。2列目~積極的でも番手まで。意外と内のセキショウ、ミラノで落ち着く可能性もあるし、タマモベストプレイがハナを取り切ってスローに落としてくる可能性もある。あまり決めつけない方がいいが、馬場は恐らく明日先週から比べると劇的に高速化してくるのと騎手がそれに対応しきれるとも思えない。スロー気味で仕掛けも遅い流れにコントロールされる可能性は高井かなと。ドスローになってしまうとロンスパにシフトする可能性も高くややこしいのでなるべく決めつけないように幅広く対応できる馬を狙うのが理想かな。コーナーで速いラップを刻まれる可能性も高いし、仕掛けが遅れてL2最速の可能性も高い。色んなケースが想定される厄介なレースになりそう。ただ馬場が軽くなれば幾らか予想はしやすくなるかな。
◎ミトラはいろいろ考えた結果、土曜の馬場からの日曜の馬場を想定した結果、この馬が一番信頼できるかなとみた。この馬はマイルでは明らかに基礎スピード不足だった馬で、それが距離延長で基礎スピードが武器になるようになり、そのうえでコントロールしながら出し抜きの競馬で最高のパフォーマンスを見せてきた。特に福島記念の印象が強く、59.4-58.7と平均ペースの範囲内、12.3 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.2 - 11.8と若干コントロールしながらL2最速で一気に2列目から4角最速地点で抜け出してメイショウナルトに並びかける。そのままL1まで差を広げてフラアンジェリコの強襲も問題とせずの完勝だった。基礎スピードをある程度要求されながら後半一脚を使うという典型的な中距離総合力タイプの競馬をしての完勝だったわけで高速福島で良さが出るのは非常にわかりやすい内容だったなと。そして個人的にはAJCCはもう一つの意味で大きな材料。中山芝外2200m戦で63.0-58.7とドスローから13.2 - 12.1 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 12.0と2段階加速でのL2最速戦。後半だけ切り取れば近いが違うのは前半63秒ペースを楽に進めるペースコントロールの高さ。そしてドスローから段階的な加速についていき、しっかりと一足を使ってきたという競馬は評価したい。またこの時クリールカイザーは動いていく中で最内を完璧に動いたことでこの馬はクリール、逃げ馬の2頭分外から動くことになった。それでもL1までくらい付けていたのは大きい。中日新聞杯は61.6-59.6とかなりのスローで4F勝負、コーナーで速いラップを要求される中で好位外々ロスがあったし、前受したいのを後ろから仕掛ける形になったが最後までなだれ込む競馬はできた。まああの位置では良さが出ないのでしっかりとポジションをとって行けるかがカギになる。それに速いラップを踏んだ方がいいタイプでラップの変動が激しい方がより総合力を活かせる。早仕掛けの展開だと厳しいが、前である程度のペースを造りながら要所でスッとトップスピードに乗せてくれば持続力も含めて高いレベルだし、それを前でやれる。仕掛けを待ってスッとという展開になればAJCCや福島記念からもここでも十分好勝負できるはず。ロゴタイプよりも前、内で勝負を進めたい。
〇ヌーヴォレコルトはまあこの馬場ならこの馬の総合力の高さはしっかりと引き出せるんじゃないかなと。ただ、TS持続力はそこまで高いレベルにはないのでポジショニングが重要になってくる。特に今回内にセキショウがいてマイネルミラノら番手勢がどういう競馬をしてくるかで結構変わってくるところがある。下げながら3~4列目で中団ぐらいとなってしまうと要所でのギアチェンジやトップスピードの質は非凡でもそれを押し上げるところで使ってしまって抜け出す前に減速に入ってくるという懸念が少しあったかなと。まあ能力的には最上位の一頭だし、中山記念ではロゴタイプを普通に楽に撃破できている。高速馬場そのものの対応もできる馬だし、基礎スピードに関してもペースがそこまで上がり切ることは少ない中山2200なら不安は小さい。前走の宝塚記念は前述のTS持続力で甘くなってショウナンに敗れた形だが、ドスロー団子の好位外、12.7 - 12.5 - 11.7 - 11.0 - 11.6 - 12.4のラップ推移でL3の3~4角の中間地点が最速、ここで外々を回されてしまって苦しくなったという形。ショウナンはここでインでロスなく立ち回れていたのも大きい。今回はこちらも内枠だしポジションはショウナンよりは取れる。ペース的にも読みにくい中でどんな展開でも一定レベル対応でき、そこからの一足は中山記念で12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 12.2のラップ推移、2列目ポケットからロゴが抜け出した最内を突いてしぶとくとらえている、エリ女でL1落ちないラップを出し抜いて刻んでいるように高速馬場も問題ない。馬場適性の幅も広い、展開の幅も広く極端な競馬にならなければ力は出し切れるはずなので、このメンバー構成なら積極的に狙いたいなと。
▲マイネルフロスト
この馬は枠が良くなかったので正直どう狙おうか悩んだんだが、それでもやっぱり4走前を評価したいのと、この馬はハッキリとトップスピードを踏んだ方が良くて、そのうえでのTS持続力で勝負で食い込んでくるのがこの馬の良いところ。その4走前もドスローで11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 12.0とL2最速の流れを前が出し抜く形。中団馬群の中で上手く立ち回って直線で進路どりも完璧ではあったにせよそれでもL1までしぶとく伸びてエアソミュールやディサイファ相手に見劣らず食い込んできたのは評価したい材料。結構ハイレベル戦だったはずで、その中でL1で良い脚を使えていたようにTS持続力は高いレベルにある。2走前は厳しい流れで基礎スピードの幅、ポテンシャル面を見せてはきたが基本的にはトップスピードが要求されてのL1バテ差し。重賞を勝った時も阪神芝外1800で12.3 - 12.0 - 11.9 - 10.7 - 12.4のラップ推移、好位の最内で進めながら4角ちょっと下げつつ、直線序盤の最速地点ではジリジリ伸びあぐねてL1でばて差した格好。ここでもハイレベル戦だった中でTS持続力で良さを見せた。この辺が持ち味なので、外から動いていったとしても前の仕掛けが遅れてくれれば面白いというのと、鞍上も今回はある程度積極的にポジションを取っていくかなと。近走もある程度ポジションを取ってきているし、まあもちろん先行してもらっては困るが、先行列がある程度雁行状態になる可能性もあるので、その後ろぐらいで進められれば面白い。ペースが上がらずトップスピード面がある程度問われるとみているのでその点も含めて。内枠を引いていたらもっと重い印を打っても良かったんだが、この枠だと最大限に評価して単穴評価までかな。
完全予想はこちら↓ 09/27 12:52
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