| ワイド 2-3番
450円的中 |
まず馬場だが先週までのイメージ通りベースは少し時計がかかる馬場。そのうえで少し渋った状態では始まるだろうと、そこを補正してもせいぜい標準レベルだろう。それほど速いラップを踏むような形にはならないとみる。
展開だが枠的にひとまずトウケイヘイローが行くのは間違いないだろうとみて、その番手に付けそうなのが恐らくキクノソルという形になるだろうと。 内のアウォーディーは芝スタートに替わるので行き脚ももうちょっと良くなりそうだがこれがどのあたりのポジションにつけるか、ミルコのナムラはどうしても出脚が鈍くなるので恐らく序盤は中団ぐらいだろう。外に差し馬が揃っているのでちょっと読みにくいところではあるんだが、馬場も幾らか時計が掛かっている状況を考えるとやはり緩む意識は強くなるだろう。馬場も重いのでナムラのミルコがどのタイミングで動いていくかで多少変わってくるところはあるかな。スローロンスパを想定しておくのがベストかもしれない。その中で多少仕掛けが遅れたりトウケイヘイローが松若君で結構とばしたりといった面で幅を作っていきたい。
◎ナムラビクターはこの条件ならやはり一枚地力が上。この馬は後半勝負ならトップスピード戦でもポテンシャル戦でも強いのでまず信頼できるというのも良いのだが、今の阪神の馬場ならポテンシャル戦になりやすいというのは良い材料。昨年の仁川Sが時計がかかるダートでスローからの12.6 - 12.1 - 12.4 - 12.1 - 12.0 - 13.1とロンスパ戦、L1かなり落とすポテンシャル勝負の中で2列目ぐらいで先行しながら3~4角で外から先頭列に並びかけて楽な手ごたえで勝負に行く。そのままポテンシャル戦での強敵ドコフクカゼや阪神2000巧者マルカプレジを全然問題としないまま千切り棄てている。今回は58kgで斤量差はある程度考える必要があるんだが、それでも少なくとも既存の勢力で考えると阪神2000で高速化しきらず少し時計がかかる馬場なら一枚上。ここ2走は平安Sでもペースそのものがそこそこ速く一瞬中弛みはあったにせよ11.9-11.7-12.0-12.2-12.5と中盤から速いラップを刻んでコーナーで中目を中団から追走しながらだったが京都ということもありラストもそこまで落ち込まず、ジリジリと伸びる程度で4着まで。ただL1での伸びはジリッとでも一番だったし、中盤も中弛みする間もなくすぐにペースアップしていて全体のスピードをある程度要求されている。基礎スピードを要求されていいタイプではないのはアンタレスSからも確かで序盤ゆったりからのポテンシャル勝負ならここで崩れる要素はあまりない。スローロンスパならマルカプレジオ辺りと比較しても2枚抜けていると思っているし、トップスピード戦でも対応できるという点でこの条件なら素直にここから入るのがベターかな。追い切りはいつも最後はやめるからあんなもんだし良くも悪くも当てにならない。58kgはカギだけど昨年のこのレースでも普通に58kg背負って強い競馬をしているし軽い馬場でトップスピード持続戦になった分だけ甘くなっただけ。このメンバー構成でも頑張ってもらいたい。
〇アウォーディーは前走の内容が個人的には目を引いた。正直血統人気しちゃってて狙いづらい感じだったけど(結果的には7人気とはいえ団子で単勝オッズ一ケタだったはず)ジャンポケ産駒で走ってきたなら本物だろうと。前走の内容は49.8-49.8と平均ペースで12.4 - 12.6 - 12.4 - 12.1 - 12.7とあまり淀みない流れ、3~4角で外から楽に動いて最速地点の4角出口~直線序盤でしっかりと先頭列に並びかけ、L1で抜け出しての完勝。かなり時計が掛かっていた良馬場で、外からロスを作って正攻法で競馬をしながらどの地点でもしっかりといい脚を使って伸びてきているしポテンシャル面の高さも見せてきた。序盤ゆったり進めたことで良さが出てきたのと、ダート2走目で内枠、砂をかぶっての不安はあるのでその辺りは課題ではあるが、後半のポテンシャルに関してはナムラを脅かす存在にはなりえそうと。その点を含めてここは期待を込めて対抗まで押し上げたという形。理想を言えば外枠が良かったけどね。
▲キクノソル
とにかくいい枠を引き当てたなと。逃げ馬が恐らくトウケイヘイローで、そこまでの間にこれと言って先行してきそうな存在がいない。普通に陣営のコメント通り最低限積極的に乗って行けば放っておいても番手になるだろうと。仕掛けが待てる立場で要所の一足の鋭さは重賞でも通用するし序盤でゆったり運びたいタイプなのでもちろんだが距離延長で息が入る阪神2000は良い材料。タフで時計がかかる馬場も4走前に重賞で高いレベルで対応してきていて、ややハイから12.3 - 12.6 - 12.7 - 12.5 - 13.0のラップ推移、2列目内目で上手く脚を溜められたにせよ直線序盤で内に切り込んで使って一瞬の脚はなかなか。速いラップを踏める馬というのがポイントで、基礎スピードの幅も広い馬なので距離というよりも上手く展開が嵌るか。逃げ馬トウケイだし前々の馬は割とノーマークになる。その流れの中で上手くコントロールしながら仕掛けを待てる立場なら出し抜いてからの粘りはなかなか侮れない。前走、3走前はポジション差が響いているだけなので、この条件で番手を取れれば怖いしその可能性も高くなる枠だなと。警戒したい一頭。
完全予想はこちら↓ 10/03 12:08
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