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芝はてんで想定通りにはいかず、お手上げぐらいの時計が出ていたんだがダートもそこそこ想定外。ここまで超高速馬場になるとは思ってなかった。まあバンズーム田辺はその中で上手くよく乗ってくれました、満足。こういう馬は川田より田辺の方がいい。
さて、日曜もまた厄介。ひとまず雨がちょろっと降りそうなのと土曜の馬場の傾向を加味すればかなり高速状態に近いと考えておくべきだろうと。1000万下で9秒台の決着に2頭入ってきて10秒台前半がぞろりだからね。高速馬場適性はかなり問われる。そのうえで前掛かりの意識は当然強くなるメンバー構成。シゲルカガやカジキといったところに内からもカーティスバローズやサウンドガガ、そしてなによりエーシントップである。エーシンが主張する以上馬場も含めて33秒前後は覚悟しておく必要があるし、ハイペースに対応できてなおかつ高速馬場巧者。これを重視すべきだろうと。
◎サトノタイガーはまあいつもの馬場でもある程度の印はと思っていたけど、ここまで超高速だと事情が変わってくる。まあこのサトノに限らず、戦前の想定から少なからず印を弄ることになったわけだけど、このサトノタイガーはインパクトとしてはやはり昨年の盛岡超高速JBCスプリントでの大活躍は忘れちゃいかんと。これまた超高速ダート巧者のドリームバレンチノやその当時の強敵ノーザンリバーも撃破している。走破時計が1:09.0、ペースバランスで見れば33.5-35.5(逆算して算出)になる。この超高速決着の中で3番枠からスッと先行策、3~4角でもタイセイレジェンドとドリームバレンチノの間で先頭列に並びかけて直線。ドリームバレンチノとの競り合いに最後まで喰らいついて2着を確保したという内容。高速決着の中でダートスタートでいい位置を確保できたというのはあるにせよこの内容はインパクトが大きかったし、元々が芝馬というだけあってドリームバレンチノともども絶対的なスピード勝負への適性の高さを見せたと。もちろん昨年のカペラSもハイペースを外々追走してL1までしぶとく伸びて来ての2着でこれも評価の対象だが恐らく今の馬場状態なら9秒前後の時計になってきても驚けん。しかもハイペースになる可能性がある中でしっかりと対応できる馬となるとこの馬しか思い浮かばなかったので素直に本命にという感じ。人気はほとんど見ずに決めたが、まあ穴人気は覚悟の上。芝スタートは下手だし内で下げながらになるぐらいなら外から動ける方がいい。
〇マルカフリートは正直前走は失態というか、まあ戻っていると判断すべきだったかなという感じでちょっとミスった。狙わんと、という馬だったと思う。後追いになるし、中山1200向きじゃないなとは思っていたんだが事情が変わって超高速化ならやはり話は別。この馬は過去ではあるが阪神1400の重馬場で強い2着があって、天保山S。34.1-35.8とハイペースの流れで11.5 - 11.6 - 11.7 - 11.5 - 12.6と淀みなく進めてL1減速という競馬。好位の3列目ポケットで上手く立ち回って直線最後までジリジリと伸び続けての2着確保。単純計算だが、この時のこの馬の走破が1:21.7、単純すぎるがレースラップのL1の12.6を引けば1200通過は概ね1:09.1になる。もちろん上り坂地点を省いているわけであくまで目安…実際はL1で詰めているのでもちろん1200通過はその分だけちょっと遅くなる。だが少なくとも9秒台の高速決着に対応できる馬なのは間違いない。中山1200のジャニュアリーSの内容も1年ぶりの休養明けでやむを得ない。今回は馬場もこの馬向きだし、JFもなかなか難解だがこちらも負けず劣らずの大混戦模様だ。エルムSだけではまだ懐疑的だったが前走でスランプ脱出というか本調子になったと見たいし、高速ダートで34-35.5ぐらいのイメージで走れる馬というのはやはり魅力的。追切が良くなかったのは気がかりなんだが、元々チップでバリバリに動く方ではないし、CWは時計が掛かっていたのもあった。意外と人気もしていないようなのでここは狙ってみたい。
▲タイセイファントム
これは更に大穴になるが、結局今回の大前提は大混戦であると。昨年のレベルで考えてもそうだがメイショウノーベルやダッシャーワンといった芝スタート1200OP上位レベルが軒並み出てきていないし、昨年の中ではサトノタイガーぐらいしかいない。この馬は恐らくここ2走で超絶に評価を落とす形となっていると思うんだが、2走前は東京1400で良馬場、ペースが速く淀みない中で11.4 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 12.4とコーナーでも11秒台を外々追走して甘くなった形。前走は京都ダ1400m戦で12.0 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 12.1とコーナーでじわっと加速する流れを2列目のポケットで進めながら直線序盤で伸び切れずにジリジリ、L1までジリジリも結局キレ負けしてしまった感じ。基本的にスピード色が強い馬で、4走前なんかは後に重賞で高いレベルのパフォーマンスを見せている馬を相手にスピード勝負で2列目ポケットからしぶとく粘り込んでいる。このレースはかなりのハイレベル戦だった。これだけではちょっと足りないところもあるが、今回は加えて道悪の超高速ダートである。この馬は一度重馬場の京都1400すばるSでワイドバッハには先着していて、勝ち馬もベストウォーリア。11.8 - 11.6 - 11.7 - 12.1と11秒台を続けながらの競馬を中団馬群の内から捌くのに手こずって外に出してからL1でグンと伸びて来ていて外のワイドバッハと遜色なし。この感じからも道悪でのスピード勝負は歓迎できるはず。中山1200は実績的には微妙なんだがそれでもOP特別勝ちはあるし、今回は高速ダート。これまでの実績からもここは大穴として狙っておきたい。今年の低調なメンバーなら適性で何とかなりそう。
完全予想はこちら↓ 12/13 14:04
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