| ワイド 2-11番
230円的中 |
現段階で稍重、明日には良馬場には回復するとみていいと思うんだが、馬場が読みにくいという面はある。外回りは須磨特別なんかでもドスローなら10秒台に入ってきていたがそれでもL1は11.7と結構落としている。そのうえで内回りは若葉Sでもそうだが11.6 - 12.3 - 12.0 - 11.7 - 11.9 - 12.5と入りがゆったりからのポテンシャル勝負で12秒前後で2頭がぶっちぎる競馬になっているし、少なくとも明日に一気に高速状態まで入って行く可能性は低くなったかなというところ。
展開だが、これがまた極めて読みにくい。ひとまずカレンミロティックが出していくが基本的には番手の馬だしJCではオーバーペース気味だったとはいえ逃げて沈んだので逃げの手は打ちにくい意識から入ることになる。一方で同じく逃げの手の可能性があるものの理想は番手というタマモベストプレイがバルジューなのでこれが逃げるという可能性もあまり高くないなあという感じはある。もしかしたら明らかに参加賞のストロベリーキングが水口の積極的なハナをという形でレースを作って行くという可能性はあるのかなというところ。橋田アドマイヤ勢はフライトが前にいってデウスはその直後で壁を作って折り合いと要所での進路のアシストはありそうかなと。いずれにせよペース的には最初はゆったりだろう。ただ基本早仕掛けのミルコがトーホウジャッカルに乗るわけなので極端なスローなら極端なロンスパというのもあり得るかも。それと、今開催の超高速阪神のイメージからは流石にちょっと戻すべきだと思うし、土曜の馬場の感じから5~6F戦になればまず11秒後半まででトップスピードはさほど問われないポテンシャル戦になる可能性が高いとみておきたい。
◎シュヴァルグランは先週までの馬場なら人馬込みで重く打つつもりはなかったんだが、今週の雨の度合いと土曜の内回りの馬場の感じから判断してポテンシャル戦になる可能性が濃厚とみて本命に推す。この馬は良くありがちな4歳春にポテンシャル型として覚醒していくハーツクライ産駒の傾向ドンピシャだと思うし、ギュスターヴクライとかフェイムゲーム的な感じの馬になるイメージ。ポテンシャルが勝ったタイプのハーツクライで、元々エリカ賞の時からポテンシャルタイプとしてはベルーフやクルーガーよりは上に行く可能性が高いなと思って注目していた馬ではあるんだが、如何せんトップスピード面では強気になれない。前走日経新春杯は字面上は4F戦だがメイショウカドマツの早仕掛けで単騎、2列目以降は恐らくトップスピード戦に近い競馬で、L2の直線入りでレーヴに明らかにキレ負けしてL1でもばてずに伸びてきていたがキレ負けが響いた形。12.8 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.8 - 11.6のラップ推移でレーヴもL1で11秒前後ぐらいを出しているようななかでと考えるとL1で伸びていたのは評価したい。少なくともばてたのではなくキレ負けである。オリオンSみたいなパターンが理想で12.2 - 11.9 - 11.7 - 12.0 - 12.0 - 11.7 - 12.4とポテンシャル戦の中で後方から楽に捌いて直線トップスピードが要求されない中で楽に突き抜け勝負を決めてL1は流す余裕でポテンシャルタイプの強敵シホウを圧倒してきたしパフォーマンス的には高いレベルと言って良い。アルバートやトゥインクルもだが、この馬もポテンシャルタイプとしては底を見せていないし、アルバートに負けた札幌2000もL1が11.4で最速とこちらがばてているわけではなく加速する余力があったという形。正統派ハーツクライのステイヤー候補になると思うし、この条件で積極的に狙いたい一頭。
〇アドマイヤデウスは今回は長距離適性の真贋を見極めたいところ。ただひとまず同厩舎のアドマイヤフライトを用意してこの馬を使う形で上手く壁をという競馬が狙えるし、3~4角でも内内で前のアドマイヤフライトを外に行かせてこの馬が内内のスペースをという戦略も取れる。そういったことを踏まえたうえで距離適性があるかどうかというところ。まあ春天の惨敗は外枠で出負けして出していってスタンド前の大歓声で諦めて無理に押し上げた形だし、しっかりと内で壁を作ってレースを進められればというところ。それと前走は重馬場の京都記念の舞台で、12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.5とポテンシャル勝負。その中で好位3列目のポケットから4角出口での進路どりに少しミスがあって出口で置かれてから内から中目に出しての盛り返しで3着という内容は評価しないといけないし、タフな馬場でやれたというのは大きい。距離に馬場の不安があればここまで重い印は打ちにくいが、この馬場でのポテンシャル戦に対応してきてヤマカツやタッチング相手に良い競馬ができたならポテンシャル戦でも十分通用するはず。
▲トーホウジャッカル
まあ全然人気しちゃってるんだけど、この位置に埋め込むしかなかったかな。馬券的には取捨に困る一頭なんだが、良い材料はまず前半はスローに落ち着きそう。この馬は小倉2000で完敗しているときも前半が流れているし、前走にしたって58.9-60.1とかなりのハイの中でその流れに乗って3~4角終始外々というのも大きかったと思う。本質的にはステイヤーだとは思っているので、その辺りを考えてもこの距離そのものはプラスに働くはず。状態面はともかくとして、不安材料としてはとにかく馬場なんだよなあ。宝塚の場合は内回りは意外と速いラップを踏んでいた状態だし、宝塚もL3最速11.0でトップスピード面を要求されていた。菊花賞で内内から途中で外に出して突き抜ける競馬ができているしポテンシャル戦でもとは思うんだが神戸新聞杯も含めて正直高速馬場巧者の意味合いも強いと思う。その点でこの雨がどう出るかというところかな。逆に言えば良馬場なら素直に本命に推したい馬でもあった。トップスピード持続戦で順調なら現役でもトップクラスの実力馬だとは思っているんだが、この馬場でポテンシャル戦となると状態も含めて信用はしにくい。後は地力でどこまでというところでその地力を評価して不安材料込みで単穴にしたというところ。
完全予想はこちら↓ 03/20 13:46
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