ドリームサンデーは距離不安で待機策。
ドリームフライトも積極的に行かずで、ホクトスルタンがすんなり先手でペースは一気にスローに。
３コーナーでマンハッタンスカイ、ドリームサンデー、エアジパングあたりが上がって行くが、ホクトスルタンもまだ手応えはありそう。
直線に入ると、ドリームサンデーとマンハッタンスカイはやはり距離なのか後退。
一方追えば追うほど伸びるエアジパング。
エアジパングは直線半ばで一杯となったホクトスルタンを交わすと、内からスルスルと伸びてきたブラックアルタイルの強襲を振り切り先頭でゴール。
59kgもなんのそのの完勝だった。

勝ったエアジパングは仕掛けのタイミングがバッチリとはまった。
59kgということで一気に人気を落としていたが、得意コースで前走よりも時計の掛かる馬場だったことも好走要因だろう。
今回は前走よりもメンバーは揃ったが、距離に不安のある馬も多く長距離適正で他馬をねじ伏せたと言うところか。

２着ブラックアルタイルは内からよく伸びてきた。
札幌４戦目、距離延長で連対までこぎつけた。
コースロスなく回ってきた丸田Ｊの騎乗ぶりも好走要因の一つだろう。
ただ、これで札幌開催も閉幕。
時計の早い中央場所に戻ってもまだ好走できるかというと疑問。

３着ナリタキングパワーは連勝中の勢いか、外からよく差してきた。
この馬も他の実績馬よりも長距離適正で上回ったという印象。
あまり早い馬場でなければ自己条件に戻ってもやれそうな雰囲気はある。

４着ホクトスルタンは見せ場は作ったが最後まで粘れなかった。
復帰後のレースの中では一番内容は良かったが、恵まれたといえる展開で押し切れないのだから、本調子を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそう。
焦らずゆっくりと立て直していって欲しい。

５着マイネルアンサーは少々もったいない競馬だった。
道中は後ろから２頭目と後方からの競馬。
向こう上面から動いていくかと思ったが、４コーナーからの仕掛けでは流石に小回り札幌では届かない。
最後はメンバー最速の脚で上がってきているだけに、もっと積極的に動いていればと悔やまれるレースだった。
次走は叩き３戦目で更なる上積みも期待できるだけに、今後はもっと積極的な競馬を期待したい。

09/06 20:17　回顧アクセス：3499