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<前書き>
府中の芝は昨年の同時期程度と考えて良いかと思います。高速馬場の域には入っているでしょう。
2400m戦ですが、この頭数でこの馬場ならそこまでスタミナは必要ないかと思います。
今回は将来性を含めて取りあげたい馬が3頭ほどいるので、それらに印を回してみようと思います。
◎ムーンザムーン
前走はウインブライトが反応良く抜け出した後に、ようやく追い込んで3着という競馬。
コーナリングや反応に課題があるのかは分かりませんが、府中に変わるのは好材料でしょう。またこのメンバーの中では比較的キレそうなのが本命にした最大の要因です。
・血統構成
ローエングリン産駒と言えばロゴタイプやヴゼットジョリー、最近だと一部で話題になったイストワールファムでしょうか。まだ産駒の母数が少ないですが、サンデーサイレンスとの相性も悪くなく、これから活躍馬が増えていく種牡馬だと思います。
この種牡馬は何と言っても母カーリングです。
カーリング自身の説明は2016年阪神JFの項で触れているのでそちらを参考にしてもらいたいですが、質の高い欧州系の血を数多く内包しており、いかにその血を活かすかがローエングリン産駒の肝となるでしょう。
その点で言えば、ムーンザムーンの2代母母ファーストクラスはトウショウボーイ×シンボリルドルフの全妹という欧州系主体の馬なので、それがまずまずカーリングの血と呼応できており、9代目まできめの細かい見どころのある配合となっています。
理論に精通したとは言い難いですが、私の見た感じでは2000m近辺が主戦場になる馬だと思われます。血の流れには中々見どころがあり、注目したい一頭です。
○アーザムブルー
前走は上り勝負で差されてしまったものの、2戦目での上昇という意味ではまずまず良い内容だっと思います。府中でどの程度の上りが使えるかは未知数ですが、距離延長は苦にしません。
・血統構成
前走の項で触れたので手短ですが、現役ならゼーヴィントとかなり似通った血統構成をしています。
ただし、母方のPacific Princessが一代前にある点などからゼーヴィントに比べるとやや長距離向きにシフトしているかと思われます。
完成は秋以降ですが、底力を秘めた血統構成です。
▲ウインイクシード
前走は時計の掛かる中山の2200mで、スローの流れを早め先頭からシブトク伸びてしのぎ切りました。最後までしっかり末脚は伸ばしていたと思われます。
府中ではスピードレンジの点から不利だと思われますが、先行して3F脚を使い切る競馬ならば意外としぶとさを発揮するやもしれません。
・血統構成
母は欧米の血が混在し、纏めるのがやや難しい牝馬ですが、それをマンハッタンカフェを配することで中々上手く纏めています。
今回は結果が出なくとも、秋以降に面白くなってくるのではと思います。
他ザモンゴメリー辺りも3着以内ならばといった印象です。ダノンキングダムは私の指数では1位ですが、距離延長は向かないタイプだと思います。 02/02 20:01
しのぶ人
予想歴4年 回収率100% | 西田式スピード指数、I理論による血統分析、ラップタイム的サムシングから買いたい馬を掘り起こします。
調教やパドック、トラックバイアスは客観的データによる判断が難しいので基本的にフラットとします。手に汗握る展開を切望し、そういった決着となった時に当たり馬券を握っていれば幸せです。 総拍手獲得数:121 | |
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