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持つかなと思っていた天気がかなり怪しいようで、これは道悪を覚悟しないといけないなということで急遽予想を変えることに(実はある程度良馬場での予想は決まっていたんだけど、全くではないが結構変えることになってしまった)。まず土曜の岡崎特別が1000万下で34.1-34.6、道中よどみなくで1:08.7…少なくとも昨年の超高速馬場から比べると2段階遅い。マイルでは未勝利で時計も出ていたけど、全愛で見てもやや高速ぐらいだったと思う。そこから降るので恐らくややタフな馬場ぐらいを想定しておけばいいかなと。なので、まあこの面子なら恐らく出せば8秒台半ばぐらいは出るとみているが、コントロールしながらでとなれば9秒台も視野に入ってくる。
ざっくりと言えば、トウショウピストがハナを宣言、ソルヴェイグがコントロールして抑えていくということを示唆しているので、トウショウが内に行き切る、ソルヴェイグも内を取っていくという過程で内ポケットを狙えればそこから控えてトウショウがハナ。外からワンスインナムーンやナックビーナスもトウショウを目標に内に切り込み、恐らくナックはそこからじわっと下げてくる。セイウンコウセイが内からいきたいが、スタートが読みにくいドンキ、ラインスピリット、レッドアリオンがどういう出方をしてくるか。外から内に切り込んでくる馬が主体でレースを作ることと、トウショウピスト自体飛ばしていい馬ではないのと雨の影響もあるので、ワンスインナムーンも含めてちょっとコントロールしてくる可能性が高くなる。イメージ的には34-35ぐらいだが、恐らく3~4角はちょっと緩むんじゃないかなと。あくまでざっくりだが、12.0-10.7-11.3-11.6-11.3-12.1ぐらいのイメージ。3~4角で少し息が入る形でL2の坂の上りでの加速は問われるぐらい。イメージ的にはエアロヴェロシティの時よりはちょっと重いと思うけど、そういう感じで要所の脚を問われる可能性が高いかなと。前を向いて入っていきたい。
◎メラグラーナ
ここは初志貫徹で行く。重馬場でとなるとどうしても京阪杯で崩れたイメージが先に立つと思うんだが、あの時は流石に重馬場というかド不良のレベルだったと思う。その中での適性の高さでネロがぶっちぎっただけで2着でも1:11.0だから相当時計が掛かっていたし消耗戦だった。あそこまでとなると流石に好位でついていくと脚を使ってしまったと思う。ただこの馬自身ハイペース適性がダメなわけではなく前走のオーシャンSではタフな馬場で33.6-34.7と1.1でかなりのハイ、それでも中団外々から11.9 - 10.8 - 10.9 - 11.5 - 11.3 - 11.9とL3での緩みでじわっと取り付いてしっかりとL1まで突き抜ける脚。トップスピードの質の高さを持っていてTS持続も高いレベル。恐らくこのレベルでも瞬間最大の切れ味はトップレベルだと思うがTS持続は恐らくレッドファルクスの方が上で、出し切られたときに差されるリスクがあるとすればレッドだけかなと思う。スノードラゴンが良い状態なら条件的に怖いんだけど、前走を見るとちょっと難しいと思うし、外枠から中団で無理せず入って3~4角で息が入ってくれば労せず取り付いて直線での2F戦に持ち込めると。そうなればフィリピンTでも見せていたように12.2 - 10.7 - 11.2 - 11.3 - 11.1 - 11.4とL2最速、坂加速の地点で外々からグンと伸びてくる競馬ができていたように中京適性はかなり高いとみている。レッドファルクスも状態面の不安があるし、展開が読みにくい中で、多少の道悪なら雨の影響があったセプテンバーSでも強烈な末脚を引き出してきているし本来問題ないはず。前半でオーバーペースになった京阪杯は度外視してもいいかもしれないし、それが尾を引いて人気を落としている感じなので個人的には適度な道悪…8秒台後半ぐらいが出る馬場までなら雨自体は問題ないとみてここは思い切って変えずに行く。当日でズブズブで10秒台ぐらいまでになってくるようだと流石にちょっと変えたいけどね。34で入ると36で超ハイになってしまう、そうなると危ういので馬場は敏感に判断したいが、前日予想としては馬場が悪化しきらないとみて。
〇セイウンコウセイ
まあここもちょっと悩んだけど対抗まで押し上げたのは雨の影響を考慮に入れてというところ。まず本来1400の馬なので時計が掛かってくること自体はそう悪くないし、3走前の渡月橋Sなんかはズブズブの重馬場で36.8-36.1とややスローで進めて12.3 - 12.2 - 12.2 - 11.5 - 12.4とL2最速でスッと出し抜く逃げ切り勝ちができている。道悪の中でしっかりとペースをコントロールしながら一脚を使ってきたという形。1200戦線をみてもここ2走の様に平均~ややスローぐらいの流れの中でしっかりと要所で動く脚を見せているので総合力タイプになると思う。シルクロードSはソルヴェイグが甘くなったのはあるにせよ、強敵相手に33.9-33.9と平均ペース、11.9 - 10.9 - 11.1 - 11.3 - 11.1 - 11.5とL2最速の流れの中でしっかりと一旦先頭に立つ脚を見せていた。いずれにせよ平均ペースのセカンドテーブルに鑑賞できるかどうかは結構尺度としては高いレベルでのクリアと言って良いし、1200でも上がり切らなければというところ。そのうえに馬場の影響もあって恐らくどこかで前も息を入れたくなってくる。その辺りは適性的に噛み合うと思うし、道悪適性は3走前で見せてきた。この条件で外枠ならいうことなかったんだけど、内枠で包まれるリスクはあるメンバー構成・枠の並びなので、外から取り付いてきたメラグラーナ辺りに勢いをつけられると動けるといっても厄介になる。上手く2列目を取ってほしいが、2~3列目から立ち回って進路確保できる位置にいれば。
▲クリスマス
重馬場ということで急浮上したのがこの馬。この馬は純粋な1200の馬とは思っていなくて、1200で狙うときは少しトリッキーな展開、馬場であることが望ましいと。札幌・函館で強いのも結局洋芝である程度時計が掛かるパワー型、というのが1200の基礎スピード不足を解消しているわけなので、適度馬場が悪いのは歓迎できるはず。ところが京阪杯で完敗を喫したので陣営としては道悪?というところなんだろうが、あれは馬場ではなく位置取りの差。出負けして最後方付近からになってしまったし、あれで34秒台の脚を出すのはまず無理な馬場なのでその状況でそもそも勝負になってない。それでも厳しい流れを出負けから追走してリカバーしながら直線序盤で一瞬は脚を使った。この馬はどういう展開でも一瞬は脚を使うので、それができていたなら馬場は問題じゃなく結局上がり切ってしまう展開で出負けして位置取りが悪すぎたこと。この馬はペースが適度に上がって仕掛けが遅い展開になれば怖いと思っていて、特に平均ペースで重賞で勝負になる物差しとしているエポワス相手に完勝したUHB賞なんかは適度に時計が掛かる中で33.4-34.6と前がかなりのハイで引っ張るも離れた3列目ぐらいから取り付いて自身は34-34と完全なフラットのペースで入って突き抜けている。ここで抜け出したときの脚は素晴らしく、ある程度の流れから一瞬良い脚を使える馬で、この時の3着セカンドテーブルに0.3差ならセイウンコウセイ比較で勝負になる。前走のオーシャンSではメラグラーナに取り付かれる形になったが、それでも好位の外々からの競馬でL2再加速の中で一瞬は良い脚を使っていた。通用するはずの馬で、後は馬場が渋った中で展開が適度に紛れてくれれば器用さ、坂の上りで待たされながらも動けていて中京実績もある馬なので一発狙ってもいいと思う。少なくともオッズを見ると自分の評価との乖離が大きい馬ではあると思っている。 03/26 13:55
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