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七夕賞はコース形状などからテンの額面が早い前傾ラップ(→早仕掛けややバテ)にややなりやすく、時計の早さor遅さに合う全体的なスピード上位馬の期待値が高い重賞。
コーナーで加速できる馬(例:福島巧者、米国型の良さが出ている馬)の期待値が高くなりやすいこと、雨による馬場傾向の急速な変化...などに注意。(枠順確定前・木曜現在の予想)
◎ ジナンボー
○ ウインイクシード
▲ マイネルサーパス
馬連:◎○▲
◎ ジナンボー☆(56.0kg)
短評:(七夕賞2020 予想その2)
ワンペース気味の「全体的なスピード・末脚」に優れる中距離馬?
評価を上方修正した理由は、キレ・末脚の重要度が下がる条件替わり。
父:ディープインパクトでも母系の米国色の影響が強く、パワー・全体的なスピードに優れた能力を示しています。このため、キレ(=トップスピードと急加速力)・末脚の重要度が高まると詰めが甘くなっていて、大阪杯2020はキレ負け、小倉大賞典2020は外伸び馬場がそれぞれ敗因のひとつになったと思われます。その点、福島芝2000m×雨の影響が見込まれる馬場なら、キレの重要度は低く、パワー・全体的なスピードを生かしやすい好条件。雨の影響で内外のどちらが有利な馬場傾向になるか、末脚の重要度がどの程度高まるかは分かりませんが、近2走より条件が良くなると見て評価を上げます。
※ 新潟記念2019では長い長い直線で全体的なスピードを生かしつつも、若干のキレ負け。
クレッシェンドラヴ(57.0kg)
※ パフォーマンスが昨年夏以降は伸び悩み~低下している印象あり。 57.0kgでのパフォーマンスも目立たず、福島芝2000mでの好走・好パフォーマンスは54.0kg~55.0kgでのもので、人気に見合う勝率・連対率を疑った馬券から考えてみたいです。
---------- 以下、プレ予想 ----------
七夕賞はコース形状などからテンの額面が早い前傾ラップ(→早仕掛けややバテ)にややなりやすく、時計の早さor遅さに合う全体的なスピード上位馬の期待値が高い重賞。
七夕賞2020の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。
マイネルラクリマ、ジナンボー、±▲クレッシェンドラヴ、○ウインイクシード、エアウィンザー、○マイネルサーパス、ブラヴァス☆、ノーブルマーズまで追加(7/5 19:44)
結果から考える狙い方「七夕賞+福島記念」
[期待値:F~F(甘め)?]
▲+:時計の早さor遅さに合う全体的なスピード上位馬
→ 先行力:E(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:F? 持続力:E-?
(期待値は「先行力≧持続力 > キレ」
→ 好位から長くいい脚を使える馬の期待値が良好。
時計レベル+走破時計で、距離適性による期待値が変化。
→ 高速決着 = 千八巧者などマイル寄りの追走ができるタイプ
時計の掛かる決着 = マクり差しができるスタミナタイプ
→ どちらの決着でも芝2000mベストの馬は期待値は低め。
注目血統:プラスαに米国型、Vice Regent系。
Northern Dancer系のスピード型と
Mr. Prospector系やRoberto系のダート実績のある血を併せ持つ馬)
注:枠順の影響=やや内枠有利↑・やや外枠不利↓?
(馬場の耐久性向上、開催週の前倒し、展開が内有利になりやすいため...などから。
好位や内から抜け出す or 出し抜く人馬に注意)
注:斤量差の影響=±やや小さい?
(連対馬≒55kg以上。前走G1馬など実績上位馬の期待値がやや良好。
前傾度が非常に高く&緩急の小さいペースが基本のため?)
注:向正面が上り坂の競馬場での実績
(福島以外では函館、新潟・京都外回り、展開次第で東京も該当。馬場適性の違いに注意)
コース形状(テン3Fで下り2回、2ブロック3Fは1・2角~向正面の上り、3ブロック2Fはスパイラルカーブの3角から4角中間まで、上がり2Fは下りながら直線を向いて残り200m過ぎから上り坂)などからテンの額面が早い前傾ラップ(→早仕掛けややバテ)にややなりやすく、時計の早さor遅さに合う全体的なスピード上位馬の期待値が高い重賞。
福島巧者などコーナーで加速できる馬の期待値が高くなりやすいこと...などに注意。
マイネルラクリマ
短評:(七夕賞2013 優勝に敬意を表して)
全体的なスピードに優れる千八巧者?
血統(父:Chief Bearhart(加)×母父:SS×母母父:ニホンピロウイナー)のイメージ通りレース前半~全体的なスピードに優れた馬(重賞初制覇がマイル重賞だったほど)で、その能力を生かしやすい福島芝2000mでは重い斤量を背負っても優れた走りを見せてくれました。七夕賞2013(=額面のスピードを問う&中弛みからのロングスパート勝負)を4角先頭で押し切ったマイネルラクリマと柴田大知騎手の格好良さと言ったら!
適性チェック:(2013年夏・5歳・ピーク時の想定評価)
ツナギは長さ普通、細い、角度普通。直飛節。 ツナギ・血統ともマイル~中距離向きで、標準的な芝の1800m前後◎?(芝質不問? マイル・芝2000m○-?) 荒れ馬場・道悪○-? 先行力:D-? 底力(=ハイペース耐性):D? キレ:E-(甘め)? 持続力:E? 総合力:D↑~D?
半兄:シルクアーネスト。 祖母:パイナップルスター(いとこ:ドリームドルチェ、クロフネサプライズ)
4代母:Sunny Swaps(米)から続く一族にトランセンド、サクラサニーオー、 ダンディコマンド
ジナンボー☆(想定56.0kg)
短評:(七夕賞2020 予想)
ワンペース気味の「全体的なスピード・末脚」に優れる中距離馬?
ここでの不安は、レース前半・テン3Fのスピード不足。
芝1800mを先行して「2勝+小倉大賞典2020で3着に好走」していますが、テン>上がりの後傾ラップやテン≒上がりの一貫ラップ(+時計が非常に掛かる外伸び馬場)でのもの。芝2000mでのレース内容や血統からも、福島芝2000m(=テン3Fで下り2回のため、額面のスピードを問われやすい)×前・内有利の傾向が残る馬場ではレース前半・テン3Fのスピード不足からパフォーマンスの低下が心配されます。母系の米国色を弱める父:ディープインパクト、堀宣行厩舎の先輩たちの傾向(=レース後半の能力に優れる馬が多い。 前週のラジオNIKKEI賞2020では出走2頭がいずれも人気以下に苦戦)とも福島芝2000mとは相性が悪いと思われ、人気より厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(誤差&プラス修正に注意。 最終更新:20'大阪杯 57.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い、やや太い、やや立ち。直飛節。 重い芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、重めの芝の2000m◎?(1800m○?) 荒れ馬場・道悪▲+?(血統から少しだけ軽めに修正) 先行力:E-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E-? キレ:F(甘め)? 持続力:F? 総合力:E-↑~E-?相当
母:アパパネ
±▲ クレッシェンドラヴ(想定57.0kg)
短評:(七夕賞2020 予想)
底力・持続力に優れる中長距離~中距離馬?
ここでの不安を強いて挙げるなら、内外の不利や時計レベルの早さ。
欧州色が強い血統(父:ステイゴールド×母父:Sadler's Wells×母母父:Kris)らしい晩成の成長力とスタミナ指向の能力を見せていて、福島記念2019で重賞初制覇。スムーズにマクる競馬ができれば、同コースでの重賞2勝目も可能なはずです。ただ、器用な競馬ができず、芝1800m寄りの追走スピードにも欠けるため、前・内有利の馬場傾向が残ったり、雨の影響が弱かったりすると(福島記念2019、七夕賞2019とも「内有利でない馬場」)、苦戦につながってしまいます。当日の馬場傾向を見て評価を調整したいです。
適性チェック:(晩成? プラス修正に注意。 最終更新:20'中山金杯 57.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通~やや長い、太さ普通(蹄は大きい)、やや寝る。標準飛節。 重めの芝の中距離向き、血統は中距離向き(??)で、重めの芝の2000m~2200m◎? 荒れ馬場○??道悪▲-?? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:F(甘め)? 持続力:E-?? 総合力:E(甘め)?相当
○ ウインイクシード(想定55.0kg)
短評:(七夕賞2020 予想)
全体的なスピードに優れる中距離馬?
ここで狙いたい理由は、末脚の重要度が低い条件での強さ。
血統(父:マンハッタンカフェ×母父:Boston Harbor(米)×母母父:Majestic Light。 母:イクスキューズ)通り全体的なスピードに優れた能力を持っていて、末脚の重要度が高まるとパフォーマンスを落としています。福島芝2000mは全体的なスピードを生かしつつ、末脚の重要度を馬場や展開次第で抑えられる好相性の条件で、少しでも前・内有利の「馬場・展開」になれば重賞初制覇に近づくのでは。上位候補の1頭として評価したいです。
適性チェック:(晩成? プラス修正に注意。 最終更新:20'福島民報杯 56.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通、やや太い、角度普通。標準飛節? 重めの芝のマイル~中距離向き、血統は1800m前後向き(??)で、重めの芝の中距離◎? 荒れ馬場○?道悪▲+?? 先行力:E-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E-? キレ:F(甘め)? 持続力:E-(甘め)? 総合力:E-↑?相当 斤量逆注(キレ不足+重斤量で優勝)
母:イクスキューズ
エアウィンザー(想定57.0kg)
短評:(七夕賞2020 予想)
ワンペース気味の末脚に優れる中距離馬?
ここでの不安は、レース前半のスピード不足。
条件戦から重賞初制覇まで上位の上がりで好走してきた+主流血統かつ日本型優勢の血統通り、小回りコースでも脚を溜められる&上がりの早さが生きる条件でのパフォーマンスが高く、福島芝2000m向きの適性・能力は示していません。近走の走りに目をつむったとしても、厳しい評価から考えたいです。
適性チェック:(マイナス修正に注意。 最終更新:20'鳴尾記念 56.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(胴は長さ普通、後脚はやや長い)、太さ普通、角度普通。標準飛節? 標準的な芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、標準的な芝の中距離◎?(1800m○?) 荒れ馬場・道悪▲?? 先行力:F-(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め↓)? キレ:F(甘め↓)? 持続力:E-(甘め↓)? 総合力:E(甘め)~E-↓?相当
母:エアメサイア(全兄:エアスピネル)。 祖母:エアデジャヴー(おじ:エアシェイディ、いとこ:エアアンセム)
○ マイネルサーパス(想定56.0kg)
挙動:(福島民報杯2020 回顧)
5枠10番/16頭。 ゲート普通、中団から。 1・2角中団(前2頭が3番手以下を少し離した逃げ)、内から3・4頭分? 向正面、半分以上の人馬が内を避ける。 3・4角中団→好位、内から4・5頭分→5・6頭分? 直線、大外から終いまでしぶとく伸びる。
短評:(福島民報杯2020 回顧)
前後有利?タフな道悪馬場×展開と適性(馬場+能力)が完全に一致? タフな馬場・展開になったことで、父:馬力型の米国血統×母系:昭和のスタミナ血統(父:I'll Have Another(米)×母父:タマモクロス×母母父:ナイスダンサー)からくる能力・適性の全開が叶ったと思われます。次走は七夕賞2020とのことですが、同じようなタフな馬場×展開(雨の影響がある外伸び馬場×ハイペース:○)になるかどうか、休み明け(叩き2戦目以降:○)かどうか...などが鍵になりそう。
マイネル軍団や高木登厩舎の先輩たちと似たイメージで、芝指向のキレ(=トップスピードと急加速力)の重要度が低い条件、例えば実績のある福島や雨を含む馬場の函館などでは近走の着順に関係なく巻き返すシーンに注意。
適性チェック:(未知数の大きさ&プラス修正に注意。 最終更新:20'福島民報杯 56.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通、やや太い、やや寝る。標準飛節。 重めの芝のマイル~中距離向き、血統はマイル~中距離向き(??)で、重めの芝の中距離◎? 荒れ馬場・道悪○?(レース内容から道悪に大きくプラス修正) 先行力:F(甘め)? 底力(=ハイペース耐性):E(甘め)? キレ:F(甘め)? 持続力:E-? 総合力:E(甘め)?相当 祖母:ヒカルダンサー
ブラヴァス☆
挙動:(但馬ステークス2020 回顧)
ゲート普通、3番枠からほぼ馬なりで好位・内へ。 1・2角好位(折り合いを付けながら)、内から1.5頭分? 3・4角好位(少し追っ付ける)、内から1.5頭分? 直線、内目→馬場の真ん中に出すと終いまでしぶとく伸びる。
短評:(但馬ステークス2020 回顧)
内外かなり有利(馬場×展開)、展開と能力適性が完全に一致? 血統(父:キングカメハメハ×母父:ディープインパクト×母母父:Machiavellian。 母:ヴィルシーナ)のイメージ通り、芝2000m前後でやや持続力優位の総合力の高さを示しています。
適性チェック:(未知数の大きさ&プラス修正に注意。 最終更新:20'但馬S 57.0kg)
(誤差注)ツナギは長さ普通(後脚やや長い?)、太さ普通~やや太い、角度普通(蹄は寝る)。標準飛節。 標準的な芝の中距離向き、血統はマイル~中距離向き(?)で、標準的な芝の2000m~2200m◎? 荒れ馬場▲+?道悪▲-? 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):E-? キレ:F? 持続力:E-(甘め)? 総合力:E-?相当
母:ヴィルシーナ(おじ:シュヴァルグラン、おば:ヴィブロス)
ノーブルマーズ
適性チェック:(マイナスに注意。 最終更新:20'目黒記念 56.0kg)
(誤差注)ツナギはやや長い、太さ普通、角度普通(蹄は寝る)。標準飛節? 標準的な芝の中距離向き、血統は中距離向き(??)で、標準的な芝の2200m前後◎? 荒れ馬場▲?道悪▲-? 先行力:F-? 底力(=ハイペース耐性):E~E(甘め)? キレ:F-? 持続力:E-? 総合力:E(甘め)?相当 07/09 21:59
あみー
予想歴12年 回収率114% | 総拍手獲得数:742 | |
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