本命に推したトライアンフマーチは２着。
前々走で１４００ｍの阪急杯を使った影響か岩田騎手の手綱は道中引きっぱなしでやや掛かっていたように思えたが、直線ではインを突き鋭く伸びてきた。
ペースも前半４Ｆ45,9とスローにならなかった事が、中団後方からの競馬をしていたこの馬に味方した。
ダービー卿ＣＴは展開不向きだったと割り切れば、マイル路線では安定しているので一流マイラーを目指し更なる成長を期待したい。

１着リーチザクラウン
皮肉にも去年秋の神戸新聞杯で好走してしまった事が、マイル路線への転向が遅れてしまった。
今回も道中も掛かっているように見えたが、直線ではしぶとく脚を伸ばして差し切ってしまった。
２４００ｍでも折り合える精神力があれば通用すると思うが、今日のレースを見る限り能力だけで押し切れる距離はマイルまでなのだろう。
マイルまでなら今のままでも通用するだろうが、本当の強さを得るにはもう少し精神面の成長が必須条件だろう。

３着キャプテントゥーレ
２０００ｍの皐月賞、朝日ＣＣに勝っているが本質的にはスピードがあるタイプなのでマイルがベスト条件かも。
今回は好位追走で上がり３Ｆは勝ったリーチザクラウンと同タイムだったので、位置取りがもう少し前ならもっと際どい勝負になっていたはず。
最後の直線も２０００以上の距離とは違って力強さを感じたので、今後もマイルでは軽視は禁物な馬。

気になった馬はセイウンワンダー。
直線では前に馬がいて抜け出すのに苦労していたが、前が開けてからの脚は際立っていた。
レースでは負けたが、休み明け、直線の不利を考えれば次第点。
叩かれた次走は要注意。

04/19 20:45　回顧アクセス：4625