メンバー構成を見てみると、先行勢が貧弱なイメージ。

おそらくこのメンバーなら、久しぶりにファストフォースが楽に逃げが打てるのかな？…という感じもするが、近頃はこの馬本来の競馬が出来ていない。
ここのところハイペースの競馬が続いている事と、馬体が減っている事が理由だろう。
520kg前後まで馬体を戻して欲しい。
馬体面にタラ、レバ的要素が強いだけに、強くは推せないが注目はしたい。

逃げ馬なら、むしろシャンデリアムーンが面白い。
テンの加速力は十分だし、スプリント向けのスピードも十分。
こちらも、「前走逃げられなかった逃げ馬」だけに「苦→楽」要素は強い。

メイケイエールは逃げ馬が貧弱なメンバー構成が祟る公算あり、強くは推せない。
このメンバー構成だと、自制利かず自らハナに立つ事も十分に考えられ、そうなると格好の標的となり足元を救われかねない。

ソングラインは、タフな競馬向き。
ちょっと今回はタフさに欠けるレースになりそうなので、一歩足りない競馬になると考える。

一番面白そうなのは、逃げ馬やメイケイエールを見ながらの競馬が出来る馬だろう。

◎ボンボヤージ

父ロードカナロア、母父ディープインパクト

多頭数内枠、レース間隔詰める、「Ｇ３→Ｇ２」格上げ

中間に休養を入れたにも関わらず、前々走までの３走で20kgの馬体減があった。
その期間は、よっぽど体調が悪い状態で使われていたのだろう考える。
そして前走は８kg増での出走。
体調が戻り体力も戻った事で、後方に置かれる近走とは違い、３角７番手と馬群の中段でしっかり流れに乗る事が出来た。
内枠を引き馬ごみのインに入れる競馬で、集中力も上手く生かせた事も大きかった。
今回も再び最内枠を引き当てた。
前走はフロックではなく、体調が戻った事による激走と考えているので、再度好勝負に期待したい。
レース間隔が詰まる事により、集中力が維持しやすいのも良いだろう。
格上げステップでメンバーが強化されるのも、集中力が生かせやすい環境と言えよう。
馬体の大幅変動には注意。

◯シャンデリアムーン

父アドマイヤムーン、母父タイキシャトル

「先行→逃げ」位置取りショック。

重賞２戦目とフレッシュさのある状態。
絶好枠を引き、楽に先手打てそうで。

▲メイケイエール

父ミッキーアイル、母父ハービンジャー

鞍上が毎回馬の闘志の制御に苦労している様子。
今回もおそらくは体力充填後で気力が漲っているタイミングだろう。
昨年のキーンランドＣは、休み明けで20kgの馬体増。
体力充填直後でヤル気満々。
結局掛かって暴走しラストは失速、７着と人気を裏切った。
今年のシルクロードＳも体力充填直後だったが、韋駄天ビアンフェの存在が大きかった。
２ハロン目10.5、３ハロン目10.9というペースで引っ張ッシュくれたお陰で精神コントロールが利き、上手く流れに乗れた。
しかし今回はビアンフェのような存在がおらず、昨年のキーンランドＣの二の舞にならないか？との懸念がある。


△ソングライン

父キズナ、母父シンボリクリスエス

休み明け

ちょっとレース質が軽過ぎるイメージ、本番で。

△ダディーズビビッド

父キズナ、母父フレンチデピュティ

休み明け、

古馬スプリント重賞２戦目とフレッシュさのある状態。
展開向きそうだが、自分の力量通りの競馬を見せるタイプで、トップクラスのメンバーでどこまで…といった感じになりそう。

☆メイケイエールについての補足

キーンランドＣ後のスプリンターズＳは８kgの馬体減で３角７番手と位置取りを落とし、シルクロードＳ後の高松宮記念も４kgの馬体減で３角７番手と位置取りを落としている。
何が言いたいのかと言えば、この馬は体力充填すると気力も漲るので休み明けは全開で競馬をし、その直後は全開で走った分体力を落とし馬体が減り、そして位置取りも落とすという事。
この馬は闘志は強いが集中力は希薄なので、馬群を捌くのは苦手。
位置取りを悪くすると、どうしても外々を回るか、馬群を捌き切れずといった事態に陥りやすい。
スプリンターズＳや高松宮記念はそんな理由から一歩足りない競馬となっている。
Ｇ１奪取を第一に考えるのであれば、実は「休み明けぶっつけ本番」がベストだという事が理解出来る。
Ｇ１のスプリント戦だけに、ペース激化は必至で精神コントロールも利きやすい環境。
そんなレースを、気力も体力も漲っているタイミングで出すのがベストだと考えるが…
09/10 20:23

夏影 予想歴39年 回収率％	予想のベースになっているのは、今井雅宏氏考案の『Ｍの法則』。　総拍手獲得数：1260 過去のベスト予想 　NHKマイルＣ2020 ◎ギルデッドミラー○ラウダシオン 38拍手 19,620円