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★傾向分析★
2019年 タイム 1’44”4 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン35.5-中盤34.6-上がり34.3 『加速』
1着ダノンキングリー・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔9〕 10-9
2着アエロリット・・・クロフネ×ネオユニヴァース=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔6-a〕 1-1
3着インディチャンプ・・・ステイゴールド×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕 2-2
2020年 タイム 1’45”5 (稍重) 1FAve=11.72 3FAve=35.17
テン34.5-中盤35.6-上がり35.4 『前傾・中弛み』
1着サリオス・・・ハーツクライ×Lomitas=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 4-4
2着ダイワキャグニー・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔7〕 3-3
3着サンレイポケット・・・ジャングルポケット×ワイルドラッシュ=グレイソヴリン×二アークティック 〔1-l〕 5-5
2021年 タイム 1’44”8 (良) 1FAve=11.64 3FAve=34.93
テン34.8-中盤35.4-上がり34.6 『一貫・中弛み』
1着シュネルマイスター・・・Kingman×Soldier Hollow=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔不明〕 12-10
2着ダノンキングリー・・・ディープインパクト×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔9〕 5-5
3着ポタジェ・・・ディープインパクト×Awsome Again=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔16-d〕 4-4
2022年 タイム 1’44”1 (良) 1FAve=11.57 3FAve=34.70
テン34.5-中盤35.2-上がり34.4 『中弛み』
1着サリオス・・・ハーツクライ×Lomitas=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 6-6
2着ジャスティンカフェ・・・エピファネイア×ワークフォース=ロベルト×キングマンボ 〔8-g〕 9-8
3着ダノンザキッド・・・ジャスタウェイ×Dansili=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔15-a〕 3-3
2023年 タイム 1’45”3 (良) 1FAve=11.70 3FAve=35.10
テン36.0-中盤35.2-上がり34.1 『加速』
1着エルトンバローズ・・・ディープブリランテ×ブライアンズタイム=ディープインパクト×ロベルト 〔9-f〕 4-4
2着ソングライン・・・キズナ×シンボリクリスエス=ディープインパクト×ロベルト 〔B3〕 7-6
3着シュネルマイスター・・・Kingman×Soldier Hollow=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔16-c〕 10-10
基本は『加速』の流れで、徐々にスピードがあがり、残り4Fからの持続勝負。19年・23年は『加速』の流れ、20年は『前傾・中弛み』の流れ、21年は『一貫・中弛み』の流れ、22年は『中弛み』の流れ。『加速』が基本だと3Fの上がり勝負になり、その流れを得意とするサンデーサイレンス系向きの流れに。対して『一貫』や『前傾』の年は、ロングスパートの傾向と考える。
展開は開幕週ということもあり、逃げ・先行馬が有利。ただ東京芝1800mということなので、逃げ残りが難しいようで、好走の可能性が高いのは先行馬。
だが過去の連対馬は差し・追込もいて、馬番は内枠が多いので内枠の差し馬はまだ狙えると思います。
血統の傾向は、スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多く、ディープインパクト、ハーツクライ、マンハッタンカフェなどが好走しています。近年は特にディープインパクト産駒の好走が多い傾向。
またトニービン系も好走が多く、アドマイヤベガやタニノギムレットやハーツクライなどトニービン系の特徴を内包するタイプも好走が多く、欧州型スタミナ血統向きの傾向。欧州型スタミナタイプは持続型に強い特性があり、向いていると考えます。
欧州型スタミナ血統という点では、大系統ノーザンダンサー系(=サドラーズウェルズ系、ノーザンテースト系、ニジンスキー系、リファール系など)も相性良し。
牝系の傾向は、No.〔2〕〔4〕〔16〕の牝系が好走馬が多いです。
No.〔4〕の牝系は、古馬にて本格化するタイプが多く、前走で好走している馬ならなお良し。
No.〔1〕や〔5〕や〔8〕も複数好走馬がいます。
分枝記号は、d・f・h・lが複数好走馬がいます。
また過去に連対した馬は、着順を下げる傾向があります(=エイシンプレストン:01年1着→03年3着、バランスオブゲーム:03年1着→05年4着、テレグノシス:04年1着→05年2着→06年6着、ローエングリン:04年2着→06年3着、ウオッカ:08年2着→09年2着、エイシンアポロン:10年2着→11着4着、12年2着→13年2着ジャスタウェイなど)。そのため老馬の法則は活きると思います。
逆に以前に毎日王冠で負けた馬が、本格化で巻き返すことはありますが、好走した翌年は着順は下げています(ダイワメジャー:05年5着→06年1着→07年3着)。
それから近年はマイルGⅠ好走馬の好走が多く、安田記念やマイルCSや朝日杯FSや桜花賞などいろいろなマイルGⅠ好走歴のある馬が好走しやすい傾向。このレースは中距離型の馬も好走しますが、ややマイラー寄りの適性があるとなお良いと思われます。
ステップの傾向としては、前走安田記念からの休み明けでの好走が多い。特に上位好走馬でマイルGⅠ好走歴があるような馬なら要注意。
前走宝塚記念からのステップ馬なら、5着前後からの好走が多いようです。
近年は3歳馬の好走も多く、NHKマイルCやダービーで負けた馬でも好走しています。好走馬の共通点は、NHKマイルCやダービーまでに芝1600mや芝1800mの重賞で好走していること(=10年1着アリゼオ:スプリングS1着、10年2着エイシンアポロン:朝日杯FS2着、11年2着リアルインパクト:朝日杯FS2着、12年1着カレンブラックヒル:NZT1着、12年2着ジャスタウェイ:アーリントンC1着、18年2着ステルヴィオ:朝日杯FS2着・スプリングS1着、19年1着ダノンキングリー:共同通信杯1着など)。
★予想★
毎日王冠のポイントは、
①開幕週の馬場にて、前に位置する馬の好走が多い。しかし直線の長い東京芝コースなので、逃げ馬は厳しい傾向。中心は内枠の先行馬。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統もポイント。トニービン系や大系統ノーザンダンサー系にも注目。
④芝1600mや芝1800m重賞好走歴のある3歳馬は特注。特にマイルGⅠ好走馬なら信頼性が高い。
⑤古馬もマイルGⅠ好走歴のある馬に注目。
⑥安田記念好走馬は、休み明けでも好走する。
⑦宝塚記念からのステップ馬は5着前後の馬の好走が多い。
⑧新潟記念好走馬にも注目。
⑨エプソムC好走馬にも注目。東京芝コース巧者なら期待大。また東京芝1800m巧者なら、休み明けでも好走可能で要注目。
⑩老馬の法則が活きる。前年好走馬は着順を下げることが多い。
◎ローシャムパーク・・・ハービンジャー×キングカメハメハ=ダンチヒ×キングマンボ 〔8-f〕
前走宝塚記念5着(=阪神芝2200m:0.9秒差)。東京芝コースは(2-1-0-0)、芝1800m戦は(2-0-0-1)。
ハービンジャー産駒はダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
◯シックスペンス・・・キズナ×Twirling Candy=ディープインパクト×ミスプロ 〔17-b〕
前走ダービー9着(=東京芝2400m:1.0秒差)。東京芝コースは(0-0-0-1)、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父Twirling Candyはミスプロ系で、詳細は不明。Twirling Candyの母父Candy Rideはリボー、エルバジェ、ブラッシンググルームといった底力のある血統を持ち、ダート中心ながらも、芝もこなす。使われながら強くなり、本格化はやや遅い。
No.〔17〕の牝系は、好調期に連続好走しやすい特性を秘めた短距離~マイル向きの牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
▲ヨーホーレイク・・・ディープインパクト×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔4-n〕
前走鳴尾記念1着(=京都芝2000m)。東京芝コースは(0-0-0-1)、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
ディープインパクト産駒はディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳のこの時期はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
△ダノンエアズロック・・・モーリス×Fastnet Rock=ロベルト×ダンチヒ 〔6-e〕
前走ダービー14着(=東京芝2400m:1.3秒差)。東京芝コースは(3-0-0-1)、芝1800m戦は(2-0-0-0)。
モーリス産駒はロベルト系で、現状では2着や3着が多く、良血の評判馬も新馬戦で2着や3着に敗れるケースが見受けられる。もともと仕上がりの早い父系ではなく、忙しい距離に向く血統ではない。2着が多いのは、切れ味がないのではなく、一瞬の加速が得意ではないため。緩急のある流れより、ワンペースや締まった流れのほうが能力を発揮できる。その意味で1600mは向く。距離延長で良化し、力のいる洋芝が合う。母父Fastnet Rockはダンチヒ系で、仕上がりは早く、優れたスピードを有する。一度勝ち味を憶えると、上のクラスに行って即通用する上昇力がある。勝ち距離は1400m以下が多いが、マイルまでなら問題なく、芝でこその血統。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すしたが、と復活が難しく、調子のピークが短い。 10/06 12:23
軍神マルス
予想歴26年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3788 | |
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