じつは、2011年の選挙前には、
かなり順位の変動があるのではないかと読んでいた。



たとえば、厩舎（芸能プロダクション）間のパワーバランスをみた場合。

前田敦子と大島優子の所属を見てほしい。



そう、ステーブルメイトなのである。



多少AKBや芸能にくわしい人間なら既知の事実なのだが・・・。

そうでない人間は「えっ、あっちゃんと優子って同じ事務所だったの!?」
と驚きの声を上げるであろう。



AKB48の総選挙は、これまで太田プロの独占なのである。

中央競馬のGIが社台の大運動会に過ぎないように・・・。


いくらキモオタどもがyahooニュースのコメント欄(日本三大無用の長物のひとつ)に
アンチあっちゃんの誹謗中傷コメントを投稿し、「そう思う」が10000以上押されようとも、
ふたりの不仲説を騒ぎ立てようとも、


前田敦子＝大島優子＝泣く子も黙る太田プロなのである。

どっちが勝とうが負けようが、お釈迦様の手の中の追っかけっ子なのである。




もう少し鋭い向きになると、
「プロダクションのパワーバランスというなら、
ホリプロやナベプロも力持ってますよね」
などと疑問を抱くかもしれないが、



鋭い。



そろそろ、持ち回りでホリプロの板野友美や、
掲示板を外さない「善戦マン」のこじはる、たかみな、まゆゆを擁する尾木プロが
戴冠するのではないか、、


と目されていたのが2011年の総選挙だったのだ。

新風を吹き込むなら今年しかない、と。



ところが、

結果は、また前田敦子の１位に逆戻り。


ああ、これは、世代交代はしないな、という空気が
急激にわたしのなかで高まっていった。


メディア選抜に選ばれれば選ばれるだけ露出が増える。

露出が増えれば増える分だけ認知度も上がる。

他のメンバーとの差はますます開いてゆく。


「富める者はますます富み、貧しき者は持っている物でさえ取り去られる」


このループに入ったことを痛感させられた2011年の総選挙であった。





前田敦子と大島優子の盤石の二強が健在である以上、
それ以外のメンバーで入れ替えを生じさせ、
活性化を図らなければならない。


そこで起こったのが、ご存じのじゃんけん選抜の結果である。



メンバー最年長の篠田麻里子が期せずして戴冠。初センターに。



カンパニーのGI制覇を思わせる古豪の戴冠で、
めでたく篠田麻里子の卒業が既定路線となったのである。


カンパニーは8歳のオッサンのくせに最後GIを2つもかっさらっていったが、
麻里子様に2曲もセンターの座を与えるほどAKBも駒不足ではないので、
次回総選挙は無難に入着→卒業で間違いないであろう。





しかし、そう遠くない将来、神セブンの１つの椅子が
空席となるとはいえ、

前田敦子と大島優子の二強に割って入ることは至難の業であろう。

この二人こそが”AKBらしさ”であり、人々の抱く”AKBらしさ”が前田敦子・大島優子である。
この路線を正統にドンピシャで継承するメンバーが見当たらないのである。

（もちろん路線変更もアリだが、間違えるとメンバーの卒業と加入を繰り返して弱体化していってしまったモーニング娘。同様の末路をたどることになるため、AKBサイドも慎重だろう）



渡辺麻友はポテンシャルも高いが、若干オタ寄り路線過ぎるので、
もう少しメジャー感・トラッド感を強くしていく方向に矯正しないと
AKBのセンターにははまらない。
馬で言うと「1ハロン長いor短い」感じ。
1400や1800の非根幹距離でばかり強かった
スーパーホーネットやマイネルレーニア的な存在である。
17歳とまだ若く、一応３番手に上げたが・・・。



柏木由紀は３位に飛び込んだが、二強に比べると
・どこか影を慕いている。
・薄幸感が強すぎる。
・暗い目をしている。

上記の理由で、国民的アイドルグループのセンターの椅子は務まらないであろう。
インティライミ的な存在である。
ちなみに私は、最近柏木由紀に乳ビンタされている夢を見た。



小嶋陽菜は・・・
ルックス的には非の打ち所もなく、力はあるのだが、決め手が弱い！
今年のじゃんけん選抜でも往生際悪くベスト16に勝ち残り、

「24thシングルまでの全表題曲に選抜入りする唯一のメンバー」

となったが、競馬ファンとしては逆に選抜入りの連続記録更新は痛々しくて仕方がない。
そういうのって、善戦マンの最たるもの。

色も白いし、まさにホエールキャプチャ的な存在である。
両馬、いや両人とも、下手すると無冠のまま終わる気がしてならない。

あと、この娘が勝てない大きな理由として、馬格が若干ありすぎるのではないだろうか。

下記ページの参考データを見てもらえばわかるように、
日本ではタッパがないほうがアイドルとしては好まれる風土がある。

http://www.les2.net/1557.html

こじはるは164cmとAKBのなかでは麻里子様に次ぐ長身。
アイドルでももっと上を見れば新垣結衣なんて168cmもあるのだが、
比較対象がないのでそれほど目立たない。

ただAKBはたかみなの148cm(下二ケタが48だからオーディションに受かったらしいw)を
筆頭に、やはりアイドルとしてコアゾーンである150cm台のメンバーが多いので、
やはり頭ひとつぶん目立ってしまう。

アイドルファンは自分よりタッパのある女性にどうしてもコンプレックスを
抱いてしまうので、推しメンにはしづらいというのはありますね…。

ちなみに、劇場で見るとステージ上で踊っているメンバーたちはとても大きく見えるが、
ステージから降りるとアレ…？って思うほどちっちゃい。
あのステージの高さは絶妙な計算のもとに設計されてる気がするんだよなあ…。




板野友美は、オサレな女子ウケ狙いの路線が
総選挙では完全に裏目に出ての今年8位であろう。

ヲタは「絶滅黒髪少女」みたいな処女性を崇拝しているので、
板野友美の路線はいわゆる「ビッチ化」したとしか認識されない。

いくら女子の支持を集めても、シングルを大人買いして投票するのが
ドロドロアイドルヲタクである以上、上位は望めない。

AKBというアイドル路線と、
エビちゃんや道端ジェシカに混じって
サマンサタバサのモデルを務めるオサレ路線の両立はなかなか難しい。
モデル路線は馬格がなさすぎる（＝タッパがなさすぎる。154cm）のでガチでは厳しいだろう。

http://chitekizaisan.blog28.fc2.com/blog-entry-2919.html

芝なの？ダートなの？って迷った挙句中央を卒業して地方に行ったものの
やはりダートも厳しい世界だったのでSIIIくらいしか勝てなかった
ユキチャンみたいにならないとよいが・・・。




やべえ、たかみなを忘れてた。
高橋みなみは、小柄な馬体でキャプテンとしての重責を背負い、
ダンスも常に全力ではあるが、センターとなるとさらに重圧が…。

１位にはなってほしいが、それが彼女にとって幸せなことかどうかは
わからないような気がする・・・。

酷量を背負って不良馬場を泥んこになりながらゴール前の急坂を
歯を食いしばりながらピッチ走法で駆け上がってくる小柄な牝馬のイメージ
（あと、ハミ吊りしてる)。

うーん当てはまる馬が思いつかない・・・。近いところでカネヒムロ、、。って古っ。

06/04 01:47