12.9 - 11.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 10.9 - 11.0 - 11.7


まあひどいラップ。きさらぎ賞も大概だったと思うけど、このレースも本番には一切繋がらない糞スローということで良いでしょう。１番人気が楽に逃げてるのに誰も競りかけないんだもんね。どうしてもスローにしたいってのが見え見えで、本気で面白くない。正直この時期はクラシックの面白みがないんだよね。ペースが上がって馬脚を現す馬が多すぎ。ま、こんなもん位置取りと仕掛けどころと切れ味だけの勝負ですよ。多分オルフェーヴルでも後方から動かない競馬なら負けてる。社台が強いのは構わないし、他がだらしないのも確かだが、正当な競馬をしてほしいね。ギャンブルにならんよこんなの。あんまり言うとアレだしこの辺で。分析はしっかりしますよ。ディープをどうしても種牡馬として成功させたいんだね、字面だけでも。多分ペース上がってダメになる馬いっぱい出てくるけど。


１着ゴールドシップは五分のスタートからかなり気合をつけて先行争い、ディープブリランテの丁度後ろのポケットを確保。気合を入れた分、少し掛かるそぶりを見せるがすぐに折り合う。ディープとはスペースを空けて３角へ。３角で最内を通し、スペースを開けたまま、４角で前のスペースを活かして仕掛けながら４番手１馬身ほどで直線。序盤で進路を確保したいがタガノに閉められる。前のディープが突き放していたので問題なく追走も２馬身半ほどまで差が開く。Ｌ２で一つ外にだし、鞭が入るとそこからしっかり伸びを見せ、Ｌ１では一完歩ずつ差を詰めて最後はきっちり差し切り捕えて完勝。まあ、良い競馬でしたね。序盤しっかり先行できたこと、直線の反応の鈍さは織り込み済みで、最後の落ち込みでしっかり突き抜ける。この馬の持ち味の持続力を活かした形で瞬発力キレ勝負にも最低限対応してきたという点での評価は出来ますね。やっぱりこの馬は規格外というか、しっかりと競馬に対応しているというか、一つのレースだけで測ってはいけない馬なのかなという気はしますね。ラジニケ杯はハイレベルで間違いないでしょう。こういう競馬に対応出来れば地力はトップクラスなんだから、当然クラシックの中心にいるんでしょう。非社台の星として頑張ってほしいですね。
内田博「スローになると思ったので本命馬の後ろにつけたかった。直線でもたついたが、追えば追うほど伸びる感じ。」
俺「復帰後初重賞お見事」


２着ディープブリランテは五分のスタートからすっとスピードに乗ってハナに立つ。楽に単騎逃げに持ち込めたので抑えにかかるが引っかかる。誰も競りかけないのでペースは超スロー。３角手前でもまだ手綱は引っ張りっきり。３～４角でも抑え込んでいて、１馬身リードで直線。直線入りで軽く仕掛けられるとグンと突き放す。Ｌ２では２馬身半ほどのリードがあったが、Ｌ１で思った以上に失速すると、最後は２着を守るのが精いっぱいとなった。まあ、１番人気、支持率を考えると期待外れという結果ではあると思う。けど、個人的にはこの馬は一流のディープ仔だと思っている。Ｌ１落ち込んだのは引っかかったのと、Ｌ３で急に加速したことと、Ｌ３－２で10.9-11.0と極限の脚を使ったことが大きい。武ウオッカにしてもそうだが、東京1800ｍでこういう逃げをするとどうしてもＬ１落ちて何かに差されるよ。それはともかく、アダムスピークとこの馬が今年の３歳のディープ産駒エースだと思う。リアルインパクトもそうなんだけど、ディープ産駒で本当に一流の馬はとにかく下り坂が無くても反応が良い。トモがしっかりしていて、すっと加速できると勝負所でしっかり切れ味を出し切れる。この馬の競馬を見ても、ゲートはイマイチでも二の脚が速く、すっと前にとりつけ、勝負所ですっと相手を置き去りにする瞬発力。期待していいと思います。が、ペースが上がって良いかはまだわからないので、時計勝負になったときに対応してくれば、ＮＨＫマイルは楽しみかなと。ん～ちょっと2000以上は難しいんじゃないかなあ。
岩田「馬体に余裕があったしテンション高かった。無理に抑える必要はないと思ったが目標に…。もっと良い脚を使える」
俺「いや、無理に抑えてたし、もっと良い脚って10.9-11.0を刻んどいて？何言ってんだ猿」


３着スピルバーグは五分のスタートから様子を見ながら中団で競馬。道中やや手を動かされる程度で追走。折り合い問題なく３角へ。３角で中目、じわっと追走、４角で徐々に手を動かし、出口で仕掛けて７番手３馬身ほどで直線。序盤で追われるがここでは伸びずに外に持ち出す。Ｌ２でもやや反応鈍く、ポジションは押し上げられない。Ｌ１でようやく伸びを見せるとディープに急追して２着争いに加わっての３着。ん～まあ凡馬かなと。４角でかなり手を動かして押し上げていて、瞬発力が問われる競馬の中では早い段階でスムーズに加速できていたにもかかわらず直線の最速地点でキレなかったので、キレがないんでしょう。ついでに反応が悪い。上にも書いたけど、一流のディープの仔は反応が良い。スピードに乗ればなだれ込めるけど、そこまでに置いて行かれるのはこのレースのまんま。この辺が解消されないとね。ついでにちょっと追走力不足も感じた。距離延長した方が良いんじゃないかな。スローで団子だから良かったけど。春にムーニーバレーＲＣ賞あたりを勝ってそうなイメージかなｗとりあえず一流ではないと思います。
北村宏「ゲートを出ていいリズム。前も射程圏と思ったが外に押されて引き離されたのが…何とか２着欲しかった」


４着ストローハットはまずまずのスタートから少し下げて好位で競馬。ゴールドシップを見るような形で進めるが、道中の緩みで少しブレーキをかけるような感じ。３角で内目、ゴールドシップを内に見ながら追走、４角で馬なりじわっと追走し、外に持ち出して５番手２馬身ほどで直線。序盤で外から一気に仕掛けられると、ジリジリ伸びて３番手をうかがう勢い。Ｌ２－１でコスモオオゾラを突き放して３番手を確保かという所に外のスピルバーグに交わされての４着完敗となった。ん～キレで負けたという感じはないけど、Ｌ１の落ち込みで伸びきれなかった分かな。ディープが物差しならそんなに悪い内容ではない。ただまあ取り立てて強調できるわけでもないが。小足が足りないのは確かなので、緩いペースよりも平均ペース向きだろうし、この時期なら緩みにくいマイル路線に向かった方が良いんじゃないかな。スローでもよく対応できたと思うし、騎手もよく乗った方。
クウィリー「道中は掛かったけど制御できる範囲内。子供っぽさが残ってて、ふらふらして迷惑かけた。距離は合っている」


５着コスモオオゾラは五分のスタートから押して押して先行争い、３～４番手の外で競馬。道中もしっかり折り合って進める。３角で中目追走、４角でも中目を馬なりで進め、徐々に押し上げる感じで２番手１馬身差で直線。序盤で中目から勢いをつけて伸びたいが、ディープに突き放される。Ｌ２でやや脚色鈍らせると圏内から脱落。Ｌ１で各馬に差されての５着完敗となった。ん～まあキレ負けでしょうね。こういう競馬ではキレを持続させる能力に乏しかったということでしょう。ロージズの仔だしもう少し平均的な競馬で少し脚を使うような競馬になってくれる方が良かったかな。まあ、見せ場はあったし騎乗もよかったと思います。序盤良い位置につけるのにこのペース、メンツでも手こずった印象で、ロージズの仔の割には序盤の小器用さはないかな。2000ｍぐらいが良いと思います。血統的には中山1800ｍ辺りが良さそうだなあ。ロージズ×コマンダーなんてシブい血統…。
柴田大「良い位置で折り合いはついたしスムーズな競馬。良い脚は使ったが相手がそれ以上。距離は伸びてもOK」


６着エネアドは五分のスタートから無理せず後方からの競馬になる。道中少し行きたがるようなそぶりを見せる。３角で内目を追走、４角でも内目を追走し後方集団で直線。序盤で最内に切り込んで差を詰めてくる。Ｌ２で前と比べても伸びが足りず。Ｌ１でジリジリ脚色鈍らせての６着完敗。ん～力負けでしょう。徐々にしかギアを切り替えられないけど、気性は前向きというディープ産駒の弱点がもろに出た感じ。スローで折り合いに苦労しちゃったかな。出が悪いのと、少しポジションを取りに行きたいと押して抑えて掛かるのコンボは３流ディープのお家芸だなあ。蛯名はまだゆったりと無理せず流れに乗せようとしたのにそれでも気が勝っちゃう感じ。力が気持ちについていってないと思います。現状ではまだまだ足りない所が多いですね。
蛯名「内目の枠なら違った競馬が出来たと思う。どうしても一生懸命走ってしまうので…。気持ちに余裕が欲しい」


競馬をやって何が悪いもよろしくお願いします。
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02/16 22:49　回顧アクセス：4476