京都芝は中間の降雨の影響で土曜は終日「やや重」発表。前週よりも0.5秒ほど時計を要するが、それでも水準より0.5秒ほど速い馬場状態。若干外差し傾向にシフトしてきている点に注意したい。

【波乱含み】ペース：Ｍ

☆ＳＰ指数比較（当レース水準勝ちタイム＝95）
91ワンカラット
90ナムラミーティア
89アディアフォーン、タニノベローナ、メイクデュース
86イナズマアマリリス
85シルクナデシコ、プレザントブリーズ
…参考…
82ワイドサファイア
80コウエイハート
79ルシュクル
65ツルマルハロー（※ダート）

キャリアの浅い馬の過剰人気。2歳重賞～3歳クラシックでよく散見される事例だが、なかでも上がりの鮮やかさ（だけ）で人気に祀り上げられているケースが最も危険なパターンだろう。前半楽をすればラスト上がりをまとめられるのは当然で、重視すべきは全体のタイム、そして今回予想されるペースへの対応。

ワイドサファイアの前走（新馬）の走破指数を残り３Ｆ地点まで（前半）とラスト３Ｆ（後半）に分解すると
前半+28(2秒8遅い) / 後半-10（1秒速い）。
これを自身の指数算出式にあてはめると
100－（+28）＋（-10）＝82　となり新馬の走破時計としてはまずまず優秀と評価できる（※指数は全てマイル換算）。

そしてファンタジーＳ・過去3年の勝ちタイム、先頭馬の残り３Ｆ通過指数、上がり最速馬のラスト３Ｆ指数は以下の通り。

　　勝ち馬　　　走破指数（前/後） 前半　後半最速
05アルーリングボイス 98（+7/-5）　 -3　 　-5
06アストンマーチャン106（+3/-9）　 -6　　-10
07オディール　　　　 99（+4/-3）　-12　 　-4

今年のメンバーを見渡すとセブンシークィーン、ツルマルハローが先導候補だが、過去のレースから前半-3～-5程度の流れだろう（07年はエイムアットビップが暴発）。

ワイドサファイアが前走同様好位で競馬を進めるとなれば、前半+2～+4程度のペースでの追走となり、前走から約2秒半のペースＵＰを余儀なくされる。それでいて前走のような末脚が発揮できるかは甚だ疑問。ましてや1番人気が予想されるだけにここは疑って妙味。名より実をとって、地味ながら指数面で実績を残す馬を狙いたい。

狙いは91ワンカラット、90ナムラミーティア、89アディアフォーン、89タニノベローナ、89メイクデュースあたり。

中でもナムラミーティアの前走・函館2歳Ｓは好発から敢えて抑えてＨペースを中団追走。Ｇ直前で勝ち馬の強襲に遭ったものの、一旦先頭の内容は地力を感じさせた。控える形もＯＫとなれば今の京都・芝の馬場傾向にもフィット。中心視したい。

☆結論
◎ナムラミーティア
○タニノベローナ
☆ワンカラット
△アディアフォーン・メイクデュース

ワイドサファイアは前述の理由で過剰人気とみて評価は3連単の押さえ（ヒモ）まで。
コウエイハートは大して人気でもないが、前走・小倉２歳Ｓは外差し競馬が進行して外の芝も悪化→馬場全体が悪化した結果コースロスのない最内を終始通れたことが好走の要因。枠順・コース取りで大いに恵まれた感があり2番は利かないとみた。

☆馬券
◎の単複、印各馬への馬連、◎＝○・☆のワイド、
3連単◎→○・☆＝印各馬＋Ｗサファイア（2･3着マルチ、計14点）。
11/09 08:35

九平次 予想歴14年 回収率86％	タイム分析によるスピード指数比較。ラップ分析による適性把握。　総拍手獲得数：151 過去のベスト予想 　皐月賞2008 ◎キャプテントゥーレ○レッツゴーキリシマ 25拍手 1,710円