階段を昇るように力をつけてきた④レイカーラに期待した。休み休み使われながらも、馬体は数字でも分かるように着実に成長。ハイレベルなメンバーが揃っていた前走の東京新聞杯(GⅢ)でも、代替開催の影響を感じさせない走りで、2着のエキストラエンドにわずか0秒1差の6着。直線ではかなりスムーズさを欠いた競馬になってしまったが、休み明けの重賞初挑戦で、強豪牡馬を相手にこれだけやれれば十分と言える。福島は初めてになるが、コース形態が似ている中山コースで<3100>の好成績を挙げており、1800mも3勝している得意距離。相手が格段に楽になるここは勝機十分。

相手本線は①ウインプリメーラ。昇級してから⑨⑭着と見せ場なく敗れているが、2走前は輸送による馬体減で、前走は先行勢が軒並み馬群に沈んでいるように展開不向きだった。強いと言われる現4歳牝馬世代の1頭で、チューリップ賞(GⅢ)2着、ローズS(GⅡ)5着と能力の高さを示している。清水S(1600万下)での好時計勝ちからも、素軽いスピードを生かせる今の良好な馬場なら、一変あっても不思議はない。この馬も初コースになるが、スッと好位に行ける器用さを備えているだけに、輸送さえこなせばチャンスは大きい。

②アロマティコが三番手。出遅れた上に直線でのゴチャつきと、苦しい競馬を強いられた前走の中山牝馬S(GⅢ)でも4着に追い込んでいるように、牝馬同士の一戦なら地力上位は明らか。道悪実績もあるにはあるが、やはり現役屈指の瞬発力を発揮するには、良馬場が合っている。一瞬の切れはいかにも小回り向きで、直線が平坦に替わる今回は前進必至。

近3走で③④③着と復調ムードが顕著な⑮ミッドサマーフェアも外せない。牡馬が相手だった前走の東風S(OP)では、前有利のスローペースの中を、4角12番手からグイッと伸びて3着に好走。圧倒的に不利と言われる中山芝1600mの大外枠だったことを踏まえれば、その価値はさらに高くなる。脚質的に小回り向きではないが、前に行きたい馬が揃った分、展開利でカバーできそう。

以下
△⑦キャトルフィーユ
△③クラウンロゼ

【無料競馬予想 ベストアン馬サダー(田村浩翔)】
04/25 17:17

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