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近年は有力馬(ジャスタウェイ・ゴールドシップ・ハープスター・オルフェーヴル・キズナ・ヒルノダムール・ナカヤマフェスタ・ヴィクトワールピサなど)の凱旋門参戦でこの天皇賞(秋)の盛り上がりに欠ける。
また、GⅠ(1着賞金1億3200万円)とはいえジャパンカップ(2億5000万円)の前哨戦の様相でもある。
休養明け初戦の有力馬ジェンティルドンナ(宝塚記念9着)・フェノーメノ(天皇賞春1着)・デニムアンドルビー(宝塚記念5着)・エピファネイア(香港QEⅡ4着)。
ここ数年の勝ち馬は2013年は毎日王冠2着・5番人気のジャスタウェイ、2012年は毎日王冠9着・5番人気のエイシンフラッシュ、2011年は札幌記念1着・7番人気のトーセンジョーダンである。
3歳の参戦については距離の関係からこのレースを選択したものだろうが近10年の結果は以下の通りで勝ち馬は出てない。
2012年 3頭出走 2着 フェノーメノ
2010年 5頭出走 2着 ペルーサ
2008年 1頭出走 3着 ディープスカイ
2006年 2頭出走 3着 アドマイヤムーン
2005年 2頭出走 8着 ストーミーカフェ
2004年 3頭出走 2着 ダンスインザムード
前哨戦からは毎日王冠(4頭は上位入着)の5勝、宝塚記念(上位入着)と札幌記念(勝ち馬)の各2勝、京都大賞典(上位入着)の1勝。
この10年で戴冠は8歳のカンパニー以外は4歳5勝と5歳4勝。2着は4歳4回、3歳と5歳ともに3回という結果からも6歳以上は軽視。
以上のことから今年の出走馬ではスピルバーグとディサイファが有力候補となる。
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実績対比【格】:左から重賞(V馬比較)・近走(V馬比較)
1.5(1.0)・2.7(1.5) イスラボニータ
1.5(1.0)・2.6(1.4) エピファネイア
2.2(1.4)・2.3(1.2) フェノーメノ
2.5(1.6)・2.1(1.2) ジェンティルドンナ
※上記4頭は歴代V馬との比較においても基準を上待っており、有力候補である。
0.8(0.4)・1.2(0.7) マイネルラクリア
0.6(0.3)・1.0(0.5) ラブイズブーシェ
0.5(0.3)・1.0(0.5) マーティンボロ
0.8(0.5)・0.8(0.5) サトノノブレス
0.5(0.2)・0.7(0.4) ディサイファ
0.5(0.2)・0.6(0.3) スピルバーグ
上記6頭は実績1.00以下で近走>実績の馬、下記3頭は実績1.00以上で近走<実績の馬
1.3(0.8)・0.9(0.5) デニムアンドルビー
1.8(1.1)・0.7(0.4) トーセンジョーダン
1.5(1.0)・0.7(0.4) カレンブラックヒル
近走重視から以下の馬は候補から外れる。
0.9(0.5)・0.5(0.2) ヒットザターゲット
1.2(0.8)・0.4(0.2) ダークシャドウ
0.8(0.4)・0.4(0.2) フラガラッハ
0.8(0.4)・0.2(0.1) アスカクリチャン
1.0(0.6)・0.2(0.1) ペルーサ
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近3走【3走前・2走前・前走】:左から基準持ちタイム比・基準レコードタイム比
※ただし、距離は前後2F以内、海外・ダートを除き、前走のレース毎。
【毎日王冠】
0.993-0.969 1.013-0.990 1.012-0.989 スピルバーグ
0.995-0.992 0.981-0.979 0.990-0.987 ディサイファ
【オールカマー】
0.983-0.978 0.998-0.984 1.009-0.985 マイネルラクリア
0.970-0.972 0.955-0.958 1.010-0.983 カレンブラックヒル
1.008-0.992 1.024-0.988 1.007-0.982 サトノノブレス
【宝塚記念】:フェノーメノは2走前
0.951-0.979 0.961-0.976 0.930-0.959 フェノーメノ
0.974-0.979 1.021-0.986 0.976-0.971 デニムアンドルビー
0.977-0.977 0.970-0.960 0.977-0.967 ジェンティルドンナ
0.945-0.971 0.972-0.979 0.943-0.960 トーセンジョーダン
【その他のレース】
0.988-0.979 0.992-0.983 1.000-0.992 マーティンボロ 新潟記念
0.996-0.977 1.002-0.983 1.007-0.988 イスラボニータ セントライト記念
0.977-0.982 1.000-0.981 1.002-0.983 ラブイズブーシェ 札幌記念
0.975-0.985 0.978-0.987 0.982-0.972 エピファネイア 大阪杯
※基準レコード対比の全体比較では新潟記念マーティンボロの0.992を筆頭に毎日王冠の2頭、セントライト記念のイスラボニータ、オールカマーの3頭、札幌記念のラブイズブーシェまでの8頭がレベル上位。
※その8頭の各馬毎の昇降リズム(基準持ちタイムの比較値と脚質・明け何走目・クラス・着順などの関連から判断)は以下の通り。
マーティンボロはこの天皇賞が明け3走目、この馬としては明け初戦の小倉記念4着で高いレベルを示し、更に前走では基準持ちタイムをたたき出して昇降リズムが上昇である。
スピルバーグは一言で言えば成長が著しい、もしくは潜在能力の開化であろう。前走の基準持ちタイム比較値1.012は直線の不利が無ければメイS時よりも大幅に更新していただろう。
ディサイファの前走は若干の太目も有りこのレースへの叩き台だったのだろう。0.990はまだまだ良くなる余地を残していると見るべきだろう。
イスラボニータの前走はダービー2着時(1.002)をも上回り、更に成長を窺わせるものである。
マイネルラクリマは重賞経験の積み重ねと2000から2200ぐらいの距離が合っているのだろう。いずれにしても休養前を上回るほどの上昇から晩成的な好調と言える。
カレンブラックヒルは一昨年の秋天は番手追走で5着。以降、殆んどマイル路線で1勝のみ。久しぶりの中距離で7着も大きく負けておらず、条件さえ合えばという期待感を持たせるような内容である。
サトノノブレスの前走16着は明け初戦の小倉記念1着が頑張りすぎた(1.024)結果であり、今回は上昇に転ずる番である。また前記の馬よりも先行力においてはかなり上回っている。渋れば特に侮れない1頭である。
ラブイズブーシェは近3走とも重賞で好走している。特にこの2戦は内容も良く、ピーク(1.000と1.002)を窺わせるものである。しかし、2か月程度のリフレッシュとは言え、血統背景からも厳しいレースに対応できるとは思えない。
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展開【位置取り】:左から発馬2F-タイム・中間-推進度・直線-上直タイム・推定タイム
※馬番決定後および当日の馬場状況により変更します。
【過去10年の内、早いタイム6年分の平均値は前3F35.1 中間46.9 上3F35.2 1.57.1】
以下、良馬場を前提。
【先行勢】
①24.4 ①1.01 ①30.8 1.57.3 サトノノブレス
②24.1 ⑤1.00 ②32.3 1.58.6 カレンブラックヒル
③24.8 ③1.00 ⑨29.9 1.56.8 ディサイファ
④24.3 ②1.00 ⑤30.7 1.57.6 マイネルラクリマ
⑤25.1 ⑥1.01 ⑧30.3 1.57.6 ダークシャドウ
【中団勢】
⑥24.7 ④1.00 ⑥30.6 1.57.5 イスラボニータ
⑦25.0 ⑦1.02 ③31.2 1.57.9 ラブイズブーシェ
⑧25.0 ⑪0.99 ⑫30.6 1.58.9 フラガラッハ
⑨25.6 ⑬1.00 ⑪29.9 1.58.1 デニムアンドルビー
⑩25.5 ⑩1.00 ⑬29.4 1.57.4 スピルバーグ
⑪25.8 ⑰0.99 ⑯30.6 1.59.5 ジェンティルドンナ
⑫25.7 ⑫1.01 ⑩30.0 1.57.8 エピファネイア
【後方勢】
⑬25.2 ⑧1.01 ⑦30.2 1.57.5 マーティンボロ
⑭25.1 ⑨1.01 ④30.8 1.57.9 アスカクリチャン
⑮25.8 ⑯1.00 ⑮30.7 1.59.1 フェノーメノ
⑯25.4 ⑭0.99 ⑭30.8 1.59.0 トーセンジョーダン
⑰26.4 ⑱1.00 ⑱30.1 1.59.1 ヒットザターゲット
⑱25.7 ⑮0.99 ⑰29.8 1.58.4 ペルーサ
※展開において重視することは中間の推進維持力と推定タイムで上位は先行のディサイファ・サトノノブレス、中団のスピルバーグ。次位に中団のマーティンボロと先行のイスラボニータの5頭。
※実績馬の短評:ジェンティルドンナはピークが過ぎて下降中。フェノーメノは距離が短い。ペルーサは切れの衰え。エピファネイアは微妙なところ。デニムアンドルビーはフェノーメノ・ジェンティルと同様にJC狙い。
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一旦、評価を変えましたが良馬場になりそうなので元に戻しました。
土曜日の午後から雨予報、日曜日は曇り。なんとか良馬場で開催できそうな雲行きになってきた。 11/01 00:41
夜明けのばぁた
予想歴10年 回収率13% | 勝手気儘な仮説だらけの自己レベル。 情報の数値化(道楽シート)による目安。 結果として嵌ることへの願望予想。 総拍手獲得数:353 | |
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