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馬場は先週は雨の影響もあったが今開催通して良でもかなり時計が出ているので、高速ダート想定でいいだろうと。
展開が結構難しいところがある。まず前走逃げて失速したニホンピロアワーズ、これは基本的には番手がベストの馬なので、内枠にいる中で内のエノラブエナ、アスカノロマン辺りが行ってくれればというような感じでじわっと出していきそう。クリノスターオーはどう出るかは読めないところがあり、今回はアジアが外になったのと自身も外枠なので様子を見ながら逃げ馬を見ての番手ができればいいがという感じでちょっと探り探り。アジアは前走逃げて目標にされた、今回は外枠で逃げる必要がなくなったので逃げない可能性が高い。エノラブエナも前走差し切っての勝利だが前々での競馬もできる馬。逃げ番手勢の動静が非常に掴みにくい枠順かなと思う。この中でアスカノロマンが枠もあるし行かせてくれるなら思い切ってハナを叩くかもという感じ。いずれにせよ展開決め打ちは危険かなというところ、ペースが上がらず中弛みでという可能性もあるし、逃げアスカ、番手ニホンピロでスローだと2列目あたりは凝縮する可能性もある。この辺りを読みつつどういう展開でも対応できる馬を上位に、馬群の中でも中弛みに対応できるトップスピードタイプや前々でコントロールして良さが出そうな馬を狙いたい。
◎ナムラビクターは内枠を引けたのが大きいのと前の隊列が読みにくく序盤の先行争いは意外と楽なんじゃないかなと。この馬はダートスタートだとやや出が微妙でかつスタートが下手なミルコなのでこの辺りがマイナス材料だったんだけど、意外と隊列見るとダートスタートでの出が悪いインカンだし、エノラブエナ、アスカ辺りは前を狙いそうなのでちょうど真ん中の3列目~中団ぐらいは取れそうかなと。前走のアンタレスSは淀みない48.1-49.5と明確なハイペースで1800でも基礎スピードを高く要求された。チャンピオンズCの2着はやはり新たな一面を見せたと考えるべきで、中京1800でも50.4-48.7と緩い流れから12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4とL2最速、4角の下りの段階ではまだ緩い流れで直線で加速するギアチェンジ戦で前を向けない好位から外に出して直線入りでスッと反応してて、前走のアンタレスSもペースが早かった中でロスなく立ち回ったとはいえ内内の競馬に対応してきた。馬群の中で動かずに直線でしっかりと反応できるので、これなら京都で3~4角インで立ち回る形になれば中弛みからのコーナー加速戦になりやすい京都1900は合うはず。昨年は中弛みからコーナーでペースを引き上げ12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 12.7と早いラップを要求される中で3~4角ジェベルムーサと一緒に外から上げていく競馬で脚を使った感じ。昨年のアンタレスS勝ちを見てもシリウスSの内容を見ても要所の脚は鋭いが、L1では甘くなりつつあるのでコーナーで溜めて直線で脚を使う形は良い。この距離なら息も入るし溜めながら競馬ができるいい条件、良い枠に難儀な展開予想を考えると軸はこの馬かな。追い切りも時計はアレだがいつものこと、動きは良く見えた。ミルコ頼むから出負けすんなよ。
〇マイネルクロップは大外枠がどうかなと一瞬思ったんだけど、今回の並びを見ると逆に外でどんな展開でも対応しつつスローからのトップスピード持続力が高い、京都で外から動いていって要所で鋭く伸びるというのは合うんじゃないかなと。京都1900なので中弛みになりやすい、まして今回は展開が読みにくいので前中盤をフラットに乗れそうな馬を狙いたい、基本消極競馬の丹内だしこの枠で無理に前を狙うこともないだろうというのと、クリノスターオーやアジアエクスプレスといったところの1~2列後ろから動き出しに合わせてコーナーでロスなくという競馬も可能。京都の場合3~4角でペースが上がった時に大外から押し上げるとしんどいので、その点でも自身より前に動いていきそうな馬がいるというのは好材料。この馬の場合マーチSは辛勝だったがペース的に49.6-50.8とハイペースで基礎スピードが問われてのポテンシャル勝負。高速ダート適性高く、初夢賞のように12.3 - 12.3 - 11.8 - 12.3 - 12.0とL3最速戦でうまく立ち回ったとはいえ3列目から直線序盤でスルッと抜け出しL1で再加速のラップで千切っているように軽いダートでトップスピード面をある程度要求される競馬は良い。中弛みしそうだし、後半勝負になる可能性が高く、内でも外でも立ち回れるし外目で前目に目標があるということから考えても、人気的にも全然今回なさそうなので積極的に狙いたい。今回は個人的には買い材料が多い。外枠なのでどうしてもコーナーで脚を使うとは思うしその分はナムラビクターより難しい材料。まあこのメンバーでこのコースで完全な一貫ペースになったら諦めるし、コーナー加速していく流れでもついていける、そこから質の良いトップスピードを長く使えるという点でもここは十分勝負になると思う。前走は苦手な展開で勝ち切ったんだから力はつけてきている。開花したと見たい。
▲サウンドトゥルー
この馬は結構面白い存在で、トップスピードに乗せてからの持続力に関しては未知数。特に個人的には2走前を評価していて東京ダ1600m戦でペースそのものは48.1-49.0とややハイ、12.6 - 12.8 - 12.2 - 11.8 - 12.1と中弛みからの再加速の流れなのだが、ここで最後方列馬群の中で前を向けない状況だった。直線L2辺りでようやく進路確保という感じだったがそこからぐんと伸びてきて最後までしっかり保って前を楽にとらえたのが印象的。このレースでは緩んでいるから取り付けたしそこから前を向けなくても脚を引き出せたという感じ。前走は同じくマイル戦でも状況が違い、47.2-48.7と明確にハイで12.1 - 12.2 - 12.1 - 11.9 - 12.5とほとんど緩んでいない。この中でほぼ最後方から直線じりじり、最後まで伸びてきたが結局のところ基礎スピード負けしている。こういう馬なので、ペースが淀みなく進むレースよりどこかで緩んだ方が良いだろうというのと、そこからのトップスピード勝負ではどの地点でもいい脚を使っているというのは強み。京都1900なら息が入るし3角の下りからのペースアップになる可能性が非常に高いレースだけに、内からでも対応しながら競馬ができるのは良いし何よりナムラビクターやインカンテーションを目標にしながら進められるチャンス。マイネルクロップも思ったより人気薄かなという感じだけど、一発あるならこれかなと。
完全予想はこちら↓ 05/23 13:55
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