土曜の六甲アイランドSが馬群が大きく広がって外差し決着。
じゃあ外差し馬場でしょうかというと、恐らくそうではなく、【34.1-36.6】という超前傾ラップが原因だったかと。
外回りの千両賞では、4角で上手く内を掬った馬が1着3着、勝ったシュミノー騎手は完璧でしたね。
2着馬は後方2番目の位置から差していていますが、コーナリングはできるだけ内を回してバラけた馬群の間から伸びてきていました。
内有利とは言いませんが、ロス覚悟で外に出して差せる馬場でもないと見ています。

展開予想としては、ミッキーアイルの逃げは恐らく確実。
2歳時に勝っているとはいえ、距離延長のシュウジはテンで余り力を使いたくないでしょう。
スプリンターズSを大外枠からハナを切れるミッキーアイル相手には、絡んでも自滅するだけです。

エイシンスパルタンもいますが、前走は大外枠で逃げられなかったのは仕方がないですが、追っつけて4番手集団の一角。
インコースに拘る岩田騎手ですが、スプリント路線のトップレベルにいる上記2頭相手にテンで争うのは不利だと思うかと。

結論としては、ミッキーアイル・シュウジ・エイシンスパルタンは、ある程度妥協してミドルペース程度になると考えます。
馬場も合わせて考えると、4角時点である程度の位置にいるか、外に出さず馬群を縫って差して来れそうな馬から。



◎ミッキーアイル

マイルG1を2勝した馬に言うのもなんですが、帯に短し襷に長しと申しますか、スプリントは短く、マイルだと長いのかなと。
内回りコースの阪神1400は、間違いなくこの馬にとって最適な舞台だと思います。
先行集団がやり合って乱ペースになっても、高松宮記念のように3番手からの競馬もできる今なら、どんなペースでも惨敗はないかと。



○エイシンスパルタン

前走京阪杯は、大外枠で余分に走らされた距離はそのまま着差として出ただけではないですかね。
ネロに劣ったものではないと思います。
スワンSも差し決着で逃げ粘っていますし、こんなに人気がないのは少し驚きました。

京王杯SCはスローの切れ味勝負になったのが敗因かと。
同じ東京1400でも、晩春Sは【34.4-34.4】のミドルペースでしたので。

阪神1400も1勝2着1回の相性の良い舞台。
敗けた心斎橋Sは、大外枠から外々の競馬で、内で溜めた差し馬にイン突きされるという奇襲のような敗け方でのもの。

成績通り、安定した結果を出してくれるかと。



▲シュウジ

距離延長ですが、2歳時を考えれば1400内回りなら全然問題ないと思っていますが、まあ実際走ってみないとわからないですかね。
惨敗したファルコンSは、さすがに馬場が悪すぎて参考にならないでしょう。
タフな馬場の阪神と言われますが、結構乾いてきてそうですし、あれほど酷くはないです。

スプリンターズSは逃げたミッキーアイル、その後ろで経済コースを通ったソルヴェイグが2着3着。
この馬は終始その外側を走らされていたので、その分の差もあったかなと。
スプリント路線のトップグループに位置していると言えると思います。

調教も猛時計を出して、調子も良いようですね。
ミッキーアイルを見ながら経済コースの競馬ができそうで、こちらを○にしようかは随分悩んだんですが、直線岩田騎手に蓋をされて、ミッキーアイルの後ろに閉じ込められそうに思えたので。



△ダンスディレクター

ずっと乗っていた浜中騎手をミッキーアイルに取られてしまいました。
気性に問題がある馬ですが、内枠で武豊騎手に乗り替わりなら良い方向に行きそうな気がします。
強い馬が多いので、武豊騎手なら外に出さずにイン差しをしてくるのでは。
昨年を考えても、勝ち馬よりダンスディレクターの方がロスの多い競馬でした。

ロサギガンティアは、昨年のペースが【34.8-34.8】で、多分似たようなペース・馬場になるんじゃないかなと予想しているので、馬券からは外せないないかなと思いましたが、思い切って無印に。
昨年並のペースでも、今年の先行3騎は潰れないと思ってのこの印です。
昨年よりスローになってしまえば、当然先行勢を捕まえられないでしょう。
そしてハイペースになればダンスディレクターに差されると見る。

イスラボニータも怖いですが、マイルCSではミッキーアイルの大斜行で唯一不利を受けなかった馬なので、得をした部分もあります。（もちろん、一番得したのはミッキーアイルですが）
マイルでも広いコースしか走っていないですし、内回り1400は少し忙しいのではと。
12/24 13:52

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