ダンビュライト（１着）
このレース全体としてまず、マイネルミラノの手応えの悪さに全体が戸惑いすぎてしまった感じ。猛烈に押しているけどテンの３Ｆは３６．３だし、そこから突き放している区間でも１２秒を切っていない。マイネルミラノのズブさがトリッキーな展開になった・・・という上でダンビュライトの評価としては、最序盤が全てと言っていいいかな。この馬にとってもややスローでベストとはいえない展開なんだけど、トミケンスラーヴァを制して展開の実質的な主導権を握れたのが全て。もう少しペースを引き上げてもやれる馬だし、展開に恵まれたとはいえ賞金を詰めたのは大きい。

ミッキースワロー（２着）
薄々スローと感じてはいた位置取りだったし、いつでも仕掛けられる場所にいたのはまあいい判断だったかな。ただ、スローに振れた、しかも段階的なロンスパになった事でここまで差し込めたかなという感じで、恵まれた２着ではある。賞金を詰めたのはプラスだし、馬場がタフになりやすい宝塚記念よりかは大阪杯で注目したい１頭。

マイネルミラノ（３着）
ズブくなっているというのが一言。それが柴田大知との相性の悪さを解消してしまっている内容かな。あれだけ押してもテンは速くないし、ダンビュライトに突かれて早仕掛け・・の様に見えるけどペースを上げきれてない。むしろ平均ラップでこの馬が強い時のベストラップを刻んでいるので展開は実は最高の形。これで３着なのでピンポイントじゃないと狙えないかなあ。テンが遅くなっているのは明らかだし注意したい。

ディサイファ（４着）
まあこの馬にとってベストの形とは言え４着に来れるレースレベルというところ。ミッキースワローに呼応した仕掛けでタフな馬場でのスローロンスパというベストの形。そりゃ走るわなと。

トーセンビクトリー（５着）
まあ玉突き事故に巻き込まれた印象。すぐ内のマイネルミラノがあれだけしごいて前に行ってるわけだしハイペースを警戒してしまうし抑えるのは仕方ない。そして前は突き放しているけどペースは落ちてないから、あれで自力で動いていくのは後ろの馬ほど難しい。乗り方は上手くいかなかったけどこれは擁護できる内容。

ショウナンバッハ（６着）
この隊列を巻き起こしている共犯者の１頭なんだよね。外回りに入ってから前の３頭以外の第集団の逃げ馬みたいな形になったし、そこで主体的にレースを作っていかない戸崎ならこうなるわなという内容。

レジェンドセラー（７着）
まあこの流れで押し上げる騎手ならルメールはもっとＧＩ勝ってる。以上。

ゴールドアクター（１１着）
騎手というより陣営はもうちょい腹を括った方がいいと思うよ。ラジオで述べたけど一回テンから我慢して後ろから競馬した方がいい。スタート押していったのは正攻法でという暗黙の注文だったし、そこで下げてドスローでは効率の良くない乗り方になってしまった。先行を絶対とする馬じゃないんだし、その流れを変えられる乗り替わりなんだけどなあと。騎手のミスというより陣営のミス。

01/21 18:09　回顧アクセス：3361