消し馬は２頭ともこちらの読み通り。だが、勝つ馬が拾えないことには予想も馬券も何も始まりやしない。

　上位３頭は全て差し追込だったように、◎サニーサンデーには流れも向かなかったが、軽ハンデに逃げ先行馬がいた時点で緩みのないペースになりそうなことは事前に気が付いておくべきだった。特に荻野琢の存在を見逃していたのはある種こちらのボーンヘッド。

　優勝したゴールデンダリアはまさに今が旬な印象、過去善戦止まりだった新潟で結果を出した辺りもその証拠。大阪杯もフロックではないことを認識できたが、今回は好調プラス相手が１枚落ちたことで手が届いた重賞勝利といったところか。ＧⅡでも崩れないだろうが、勢いだけでどこまで強敵相手に通用するかある意味で次走が試金石。

　セイクリッドバレーは２着自体はともかく、得意の新潟2000Ｍで勝ち馬にしっかり１馬身後塵を拝してしまったのがあまり感心しない結果。新潟以外に転戦するとこのもどかしさに拍車がかかるケースも想定内で。

　ニホンピロレガーロは末脚が堅実だが、去年の２着と相手関係を比較して考えると、今年で３着では上々というよりは合格点ギリギリ。阪神と新潟で連続好走するパターンも去年と一緒。となると次走この２場以外に出走だとどこかまだアテにはならない様子。

　マイネルスターリーはやはり2000Ｍだと長い直線の追い比べでは最後に甘さが出る。2000Ｍなら脚の使い処で小回り、1800なら直線勝負でもＯＫという扱い方で良いのではないかと。

　伸びあぐねたトリビュートソングは過去に2000Ｍでまともな競馬をしていて８着でも距離不足が敗因ではないと思う。サンシャインＳからメトロポリタンＳまで恥ずかしくないほど目一杯の競馬を続けてきた反動だろう。この後ひと息入れれば、同じ2000Ｍでも変わる余地もあるのでは。

05/11 23:10　回顧アクセス：4015