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★傾向分析★
2020年 タイム 2’02”9 (重) 1FAve=12.29 3FAve=36.87
テン36.2-中盤50.1(3F換算37.58)-上がり36.6 『中弛み』
1着サトノフラッグ・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7〕 8-2
2着ワーケア・・・ハーツクライ×Oratorio=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔不明〕 6-6
3着オーソリティ・・・オルフェーヴル×シンボリクリスエス=サンデーサイレンス×ロベルト 〔16-a〕 2-2
2021年 タイム 2’02”0 (良) 1FAve=12.02 3FAve=36.06
テン36.7-中盤50.8(3F換算38.10)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着タイトルホルダー・・・ドゥラメンテ×Motivator=キングマンボ×サドラーズウェルズ 〔9-c〕 1-1
2着シュネルマイスター・・・Kingman×Soldier Hollow=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔不明〕 2-2
3着ダノンザキッド・・・ジャスタウェイ×Dansili=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔15-a〕 5-4
2022年 タイム 2’00”5 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.15
テン36.2-中盤49.1(3F換算36.83)-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着アスクビクターモア・・・ディープインパクト×Rainbow Quest=ディープインパクト×レッドゴッド 〔1-l〕 2-2
2着ドウデュース・・・ハーツクライ×Vindication=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔3-d〕 4-5
3着ボーンディスウェイ・・・ハーツクライ×Platini=サンデーサイレンス×ハンプトン 〔9-e〕 4-3
2023年 タイム 2’00”4 (良) 1FAve=12.04 3FAve36.12
テン35.9-中盤49.5(3F換算37.13)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着タスティエーラ・・・サトノクラウン×マンハッタンカフェ=ノーザンダンサー×サンデーサイレンス 〔9〕 3-2
2着トップナイフ・・・デクラレーションオブウォー×スピニングワールド=ダンチヒ×ヌレイエフ 〔4-m〕 3-4
3着ワンダイレクト・・・ハービンジャー×ディープインパクト=ダンチヒ×ディープインパクト 〔1-n〕 5-4
2024年 タイム 1’59”8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.94
テン35.2-中盤49.5(3F換算37.13)-上がり35.1 『中弛み』
1着コスモキュランダ・・・アルアイン×Southem Image=ディープインパクト×ヘイロー 〔1-m〕 2-2
2着シンエンペラー・・・Siyouni×Galileo=ヌレイエフ×サドラーズウェルズ 〔16-h〕 5-5
3着シリウスコルト・・・マクフィ×ゼンノロブロイ=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-f〕 1-1
流れは、過去5年のうち4年で共通している中盤が弛む『中弛み』が流れの基本。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
しかし好走馬の位置取りを考えると先行・差しが多いことがわかる。逃げ・追込は厳しい傾向。
テン→上がりで速くなる『加速』の流れの時には、(ラップ差が大きければ大きいほど)先行した馬が好走。
テン→上がりと遅くなる『前傾』の流れの時には、差しが決まる。
オプションとしての流れ(『加速』か『前傾』)で、好走できる位置取りがあると考える。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系のための重賞という感じです。特に大系統ターントゥ系×大系統ノーザンダンサー系が好走馬が多い。近年は、ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒の好走が多いです。
ロベルト系やグレイソヴリン系など、欧州スタミナ型血統もポイントになっているようで、この時期の中山芝コースがスタミナも問われるということだと思います。
牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔9〕の牝系が複数好走馬を輩出しています。
No.〔1〕や〔9〕の牝系は、仕上がりの早い完成度の高さが活きるものと思います。
No.〔4〕の牝系は、スタミナの要素が問われる中山芝コースの馬場に合い、この時期成長がほかの牝系に追いつくことが好走要因なのでは?と考えます。
また好走している馬はすでにオープンや重賞実績のある馬がほとんど。特に1着馬になる馬は前走で1着の馬が多い(=00年以降例外は02年のバランスオブゲーム、11年サダムパテック、12年コスモオオゾラ、19年メイショウテンゲン、23年タスティエーラ:ただし朝日杯4着や重賞勝ちの実績はあり、重賞でもある程度好走していた馬でないと厳しいということか?、メイショウテンゲンは傾向には合致していないが重馬場だったことが例外となった理由か?、タスティエーラも重賞勝ちはなく前走共同通信杯4着でここが3戦目でまだ底を見せていなかった?)。勢いと実績のレースということと考えます。
ステップの傾向は、前走朝日杯FS好走馬はここでもよく好走する(=03年1着エイシンチャンプ、04年2着メイショウボーラー、05年3着マイネルレコルト、07年3着ドリームジャーニー、10年2着エイシンアポロン、13年3着コディーノ、16年2着リオンディーズ、16年3着エアスピネル、18年1着ダノンプレミアムなど)。これは皐月賞は厳しい流れになりやすいが、弥生賞は中盤弛むためマイラーでも好走できるということ。特にマイラーの先行馬が好走多いように感じます。
また同コース・同距離の重賞の京成杯好走馬も好走しやすいように思います(=01年ボーンキング、02年ローマンエンパイア、05年2着アドマイヤジャパン、08年1着マイネルチャールズ、11年3着デボネア、14年3着アデイインザライフなど)。14年より、ホープフルSが中山芝2000m重賞として格上げされているので、ホープフルS好走馬も期待できるのでは?と考える。ホープフルS好走からのステップでは、18年3着ジャンダルム、20年2着ワーケア、21年3着ダノンザキッド、23年2着トップナイフが好走。
また内枠の馬の好走が多い傾向。外枠は先行できる馬の方が良いですが、やや割引は必要かも。
★予想★
弥生賞のポイントは、
①『中弛み』が基本の流れ。4コーナー5番手以内に好走馬が多い。
②内枠の先行馬の好走が多い。
③サンデーサイレンス系が中心。欧州型スタミナ血統の要素があると好走しやすい。
④ダート型の持続適性に優れた血統にも注意が必要。
⑤オープンや重賞好走実績のある馬か、近走好調な馬。重賞好走実績は要注目。
⑥京成杯上位好走馬は好走が多い。
⑦札幌2歳S好走馬にも注目。
⑧No.〔4〕〔9〕の牝系の好走が多い。
◎ミュージアムマイル・・・リオンディーズ×ハーツクライ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-d〕
前走朝日杯FS2着(=京都芝1600m:0.4秒差)。中山芝コースは初で、芝2000m戦は(1-0-0-0)。
リオンディーズ産駒はキングマンボ系で、かなりのスタミナを持ち、長めの距離適性を持つ。牡馬は1200〜2400mまで、牝馬は1000〜2000mまでバラつき、ダート馬も含めて多様。逃げ切りにの一発も多いため、先行力のある馬は特に注意が必要。気性のうるささはあるようで、折り合いに難のある馬はスピード競馬を突っ走らせたほうが良い。人気になっていなくても、デビュー戦から走り、穴も多い。激走のほとんどは距離変化で、5番人気以下の勝利は「距離延長」か「距離短縮」のどちらかが多く、距離変化の刺激は有効。他にもダートを挟んだ後の芝戻りや、芝を挟んだ後のダート戻りなど、刺激を好む。母父ハーツクライはサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
◯ジュタ・・・ドゥラメンテ×ストリートセンス=キングマンボ×ミスプロ 〔12-d〕
前走若駒S1着(=中京芝2000m)。中山芝コースは(0-0-0-1)、芝2000m戦は(1-0-0-1)。
ドゥラメンテ産駒はキングマンボ系で、芝1800mの人気馬は安定している一方、芝1200mの勝ち鞍は少なく、短距離向きの速さと俊敏さはいまいち。ゆったりした流れで折り合い、末脚を使う競馬に向く。道悪での勝利も多く、いろいろな条件に融通が利く万能性がある。母父ストリートセンスはミスプロ系で、芝、ダートともこなすマイル〜中距離血統。間隔を空けて時や2戦目の勝ち上がり率が良い反面、使い込むと成績を落とす。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
▲ファウストラーゼン・・・モズアスコット×スペシャルウィーク=サドラーズウェルズ×サンデーサイレンス 〔8-i〕
前走ホープフルS3着(=中山芝2000m:0.5秒差)。中山芝コースは(0-0-1-0)、芝2000m戦は(1-0-1-0)。
モズアスコット産駒はサドラーズウェルズ系で、フランケルの後継らしいスピードを見せ、距離適性は母系によって1200mから2000mの間で幅があり、ダートも走る。芝とダートの兼用血統だから、鋭い切れ味を求められる芝コースより、先行して押し切れるコースに向く。洋芝や小回りを先行押し切り型。母父スペシャルウィークはスタミナ型サンデーサイレンス系で、長い末脚を使い、嵌った時の強さは破壊力十分で、カミソリというよりはナタの切れ味。その分、小回りコースでの取りこぼしやスピード競馬での不安定さがある。一方で2歳戦に強い早熟性も有するが、古馬での成長力は豊富。
No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号iは、かなり一本調子なタイプで器用な脚に欠けるが小回りコースなら開幕週などが狙い目のタイプ。
△クラウディアイ・・・サートゥルナーリア×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔5-g〕
前走ホープフルS5着(=中山芝2000m:0.9秒差)。中山芝コースは(0-0-0-1)、芝2000m戦は(1-0-1-1)。
サートゥルナーリア産駒はキングマンボ系で、ロードカナロアのように短距離を勝ちまくるのではなく、中距離を中心にマイラーも出るだろうし、2400mの得意な馬を出るだろうと推測するが、とにかく牡馬は芝2000m、牝馬は芝1600mを基準に、あとは母系の良さを引き出すので母系で調整すれば良い。折り合いに苦労する馬は少なめで、気象の難しさは感じない。きっちり人気に応えるタイプ。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔5〕の牝系は、緩いペースよりも厳しいペースで真価を発揮するタイプが多く、人気よりも人気薄で好走することの多い穴タイプの馬が多い。直線の長い芝コースでの好走が多い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。 03/09 09:04
軍神マルス

予想歴27年 回収率137% | 過去のレースからラップ・血統・ステップなどの傾向を考えて、好走しそうな馬を狙い撃つ!! 総拍手獲得数:3797 | |
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