◎エーシンブイムードは前半の流れが思ったより落ち着いた時点で既に悪い予感がよぎった。それとここ２走でどうも前半の追走でフワフワする傾向も見えてきた。直線は外に出して脚を使っているがこの展開では万事休す。芝ダート兼用だが、前半でフワフワする癖が次走ダートになった場合に解消されるかどうか、もう１走見極めてみたいところ。

　キョウワマグナムは近走とは一転しての逃げ切り勝ち。虚を突いた前残りという感じもあるが、７秒台の勝ち時計と人気を背負っての完勝は評価したい。小倉で３連勝、小倉巧者あるいは滞在競馬巧者いう域をまだ脱してないかもしれないが、昇級で軽い芝の短距離なら無視はできない。

　ようやく常識にかかってきたハッピープレゼントは２番手から勝ち馬に肉薄するも届かず２着。脚質も自在のいま、レース内容にケチを付ける点もないが、あえて辛口に徹するなら前半の緩いペースなら差し切っても良さそうだった。この辺りがこの馬のリミットだとすると、次走であまり過信するのもどうか。

　ホシシャトルは外目の枠と早仕掛けが奏功して激走に。この１走だけで評価を上げるのは無理を感じるが、次走ダート短距離なら悪くないかも。

　その他では６着ヒカルジョディーに脚の使いどころの難しさを再認識。末脚が評価されて人気にはなるが、白河特別２着のように動くと甘くなるのか、差し馬でも割と展開に依存しやすいタイプとみた。前崩れが前提と考えば、現級勝ちの実績があるとはいえ案外信頼できない面がある。

09/12 09:54　回顧アクセス：3580